ゆっくりと山登り

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八ヶ岳 2008年5月 その4

2008-10-06 12:44:08 | 八ヶ岳
八ヶ岳、続き

硫黄岳を越えて、少し下った所に今夜の宿、硫黄岳山荘があります。
稜線の東側、まだ雪にうずもれています。




高見石の単独さんも同時に到着。
宿泊の手続きをすませ、早速ビールで乾杯。
この日の晩は、他に男性の単独さん一人と、ご夫婦、私も含め5人。

さすがに八ヶ岳の小屋、夕食は豊富な種類のおかずが出て満腹です。
あとはストーブを囲んでの山談義。
ベテランのご夫婦は、旦那さんはかつて大学山岳部で鳴らしたクライマー、
奥さまは最近山を始めたそうですが、とてもアクティブで、
ご夫婦でのモンブラン登頂を目指して、訓練中とのこと。
皆さんのこれまで登った山の数々、旅行の話などで
時間を忘れて話し込んでしまいました。

天気は下り坂、風かかなり強くなってきました。


翌朝、降ってはいないものの、
やはり小屋の周りはガスの中。

同宿の皆さん、このあとは赤岳を目指しておられたようですが、
明日は赤岩の頭経由で下山されるとのこと。
私も、車を置いてきた麦草峠に帰ります。
昨晩のお礼の言葉をかけ、出発。

ガスの中の横岳。



それでも硫黄岳に上がると、早いガスの流れがいったん途切れ
展望が開けました。





八ヶ岳の広いすそ野の先、なだらかな山並みの向こうに穂高が遠望されます。



昨日の道を、あとは忠実に戻るだけ。
車で来て、こんなところにまでピストンするというのは
我ながら変な計画を立てたものです。

天狗岳の山頂にたった頃は、周囲は真っ白。
とにかく稜線を外れぬようにトレースをたどりながら下っていましたが・・・
やってしまいました。途中道を外していることに気づきます。
たぶん黒百合ヒュッテへのトレースに入り込んでしまったのだろうと、
コンパスを確認しつつ先に進む。
案の定、しばらくすると小屋が見えてきました。
小屋の前で、コーヒーを沸かし休憩。
同じく小屋の周りに何名か休んでいる人がいましたが
聞いてみると、やっぱり中山峠に行くつもりが
こっちに降りてきてしまったとのこと。
ミスったのは自分だけじゃなくてよかった・・・なんて。
中山峠へはすぐに復帰、あとは森の中のトレースもはっきりしており、
迷うことなく高見石小屋へ。


せっかくですから、白駒池も見ておこうと
そちらの道へ。

白駒池、思ったより人気も少ない。

凍りついた水面の上を霧が流れてゆきます。
見え隠れする森、とても静かな時間が流れてゆきます。





麦草峠に戻り、車で裾野の渋川温泉保科館へ。
露天風呂でゆっくりと山旅を振り返りました。


八ヶ岳 2008年5月:完了


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
白駒池が真っ白 (tenkuu)
2008-10-06 20:04:04
5月とはいえ本当に雪深い年でしたね
道迷いは雪道の中、本当に恐いです
よく冷静に行動できますね
私はとてもとても~
八ヶ岳の魅力堪能させて頂きました
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頭も真っ白 (trekker-k)
2008-10-06 22:06:49

いえいえ、自分も道を外れてると気づいたときは
結構あせりましたよ。トレースがはっきりしていたので、かえって油断があったのだと思います。深く反省。
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