だいぶブログをお留守にしてしまいました。
周回遅れ?で先週の苗場山の続きです。
6月19日日曜日
登りついた山上にはガスがかかっていました。
それでもどこまでも続いているかのようなスケールの大きな
湿原の様子がうかがえます。
山頂付近、一面の雪に覆われていました。
さて今夜の宿、自然体験交流センターに到着
荷物を置いてまずは山頂の標識へ
宿に戻って夕食
そのあと小屋の裏手にある展望台へ
天気が良ければ、佐渡島まで見えるということですが
流石に今日は無理ですね。
それでも霧が晴れて目の前に広がる風景、
沈みゆく夕日に刻一刻と色合いを変える風景
日帰り可能なこのコースでわざわざ山の上で一泊すること
それはこの朝夕の山の表情が見たいからに他なりません。
2011年6月20日月曜日
そしてあくる朝・・・
日ノ出を見ようと早起きするつもりでしたが
4時に起きて窓の外を見ると
深い霧にかすんでいます。
これは望み薄かな~と
とろとろしていると・・・
なんだかガスが薄らいで空がほんのりと赤く染まって来ています。
あわててカメラと三脚を持って小屋を飛び出し
東側の展望が開けるところまで
雪の上で思うように走れないのがもどかしい
日ノ出の瞬間には間に合わなかったけど
かろうじて撮影した一枚
このあと太陽は雲の中に隠れてしまいました。
しかし東側を覆う雲の縁に朝日が当たって
不思議な光の帯ができてました。
この後再び西から流れてきたガスに覆われてゆきます。
小屋のそばの池
湿原はまだ雪解け直後
苗場山の名の由来、ミヤマホタルイの苗
小さな小さな水芭蕉
ワタスゲもまだ地味な花をつけています。
いったん小屋に戻って朝ご飯
そうこうしているうちにガスが晴れて来ました。
梅雨時ではありますが、
山上の庭園を散策するには申し分のない天気になってきました。
赤沢コース側に、下降点近くまで歩いてみます。
池の向こう、遠くに見える雲をかぶった山は浅間山。
こちらは南側
白砂山の方向です
小屋の近くの岩の上に
役行者の象
すっくりと立って見守る石像に手を合わせる。
濃淡を繰り返すガスの中に岩菅山や横手山をはじめとする志賀の山々が浮かび上がってきます。
大きく広がる山上の湿原
その向こうにどっかりとそびえるのは佐武流山
いつかあの山に向けて縦走路をたどってみたいものです。
夏では入ることのできない湿原ですが
残雪の季節は雪に覆われた個所をたどっていくことができます。
雪田の端まで来てみました。
雪が解けた地面に最初に頭をもたげるショウジョウバカマの花
岩菅山
進むにつれ雪が薄くなってゆきます。
あとは木道をだどって
遠くにうっすらと北アルプス
槍穂連峰が見えました。
日が昇るにつれガスは晴れて青空が広がってきました。
西のかなたにくっきりと妙高・火打の山が浮かんでいます。
もうしばらくすると
この山上の庭園にもたくさんの花が咲き誇るのでしょう。
標高2000mにこれだけの広大な平原
本当に不思議な不思議な風景です。
真っ青な空を見上げながら来た道を引き返してゆきます。
月曜日、人気の百名山も静かなものです。
実にぜいたくなひと時を過ごしました。
名残はつきねど下山にかかります。
続く
豪雪地帯だけあってたっぷりの残雪。
花咲き乱れる湿原も良いですが、今頃の雪が残っていて、動き出す直前の湿原も好きな風景ですね。
自分も行きたくなりました。
夕焼けも朝もやもいい感じです。
素晴らしい景色ですね~♪
本当に息飲むようでした。。。
夕暮れと朝方の空の色、本当に綺麗ですね~♪
広大な平原の写真も素敵ですね。
お聞きしたいのですが、夕暮れと朝方などはホワイトバランスを変えてあるのでしょうか?
この雄大さが堪らんですね。
秋には何回か脚を運んでますが今の時季はないんです。
行ってみたくなってきました。
今回の夕暮れの写真はコンデジでとりまして、ホワイトバランスはオートです。割と赤が強調される設定かもしれません。