ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

甲州高尾山・棚横手 2011年4月

2011-04-20 21:39:17 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
2011年4月17日

中央線沿線にあって、それまで気に留めていなかったこの山を
最初に強く認識したのは2009年4月のこと




茅ヶ岳に登った後、桃の花が咲き誇る甲府盆地の風景を楽しみ、
丘の上から周囲の山々を見回していたとき、
盆地を囲む山の一角から煙が上がっているのが見えたのです。

それは帰りに中央高速を走っているときにも見えていました。
帰宅後のニュースで山火事があったことを知りました。

それ以来、勝沼インター付近を通るたびに禿げ上がった山の斜面を見ては
火事のことを思い出しました。




一度その山に登ってみようと思い立ち
昭文社の地図を見れば、きちんとハイキングコースが紹介されておりました。
ということで、出かけた日曜日です。



山火事の痕は、いたるところに痛々しく













それでも少しずつ植林された幼木が育ちつつあり、
4月の強い日差しの中で、緑の芽を伸ばしていました。









日曜日の朝、勝沼インターを降りて直ぐの大善寺の駐車場に車を停めました。
(参観料という名目で500円/人かかります)





そこから隣の神社を通って山道に入ります。
周囲の桜がまさに見頃





背景は春霞でうすぼんやりとしてますが、かすかに南アルプスが望めます。














最初に森の中を通りますが、まもなくそれも途切れて
稜線の端にある柏尾山まで日差しを浴びながら登っていきます。
ときどき背後の甲府盆地を見下ろしながら。
一面に桃の花のピンクが広がっているのですが
こちらもかすんでますね。












道端の灌木には若々しい芽
いきいきとした色合いに囲まれて歩くのがうれしい。




























このように開けた斜面が続いていきます。






続く