ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

聖岳・赤石岳・荒川岳 2009年9月 その3

2009-09-27 17:29:11 | 南アルプス
9月20日 聖岳へ

今日は聖岳、兎岳と縦走し百間洞の山小屋までです。
まずは聖平から聖岳の山頂まで、標高差約750mを上がります。

テントを畳んで、聖平小屋の裏から主稜線へ
申し分のない快晴。
未明の薄暗い中、草地の木道を進んで行きます。









やがて射してきた朝日に、目指す聖岳が染まってきました。





薊畑の分岐までは草地と林のミックス
着々と高度を上げます。





薊畑は南に展望が開けています。
谷間の向こうに光岳が聳えています。





それにしても朝の秋空、澄みわたって気持のよいこと。





聖沢の谷間の向こう、朝日が昇ってきたその下には富士のシルエット









やがて森林限界を超え、小聖岳へ。
標高差にしておよそ半分。
ここから山頂へのガレ場の急登に備え一服。
連休の百名山とあって、次々とパーティーが登ってきます。

ここからの聖岳、西側の険しい崖と東側の緑の斜面、
登高意欲をそそる立派な山容です。




小聖を出て間もなく、聖岳南面のガレ場の斜面が始まります。
ここはマイペースで着実に足を進めていくだけ。
時折振り返れば上河内岳、光岳といった南部の山々の展望が慰めてくれます。




上河内岳2803mを越えてきました。




光岳もどっしりと構えています。




小聖岳を見下ろす。
だいぶ高度を稼いだようです。




単調なジグザグ道がゆるんだころ、本山行の第一のピーク聖岳に到着です。
山頂の向こう側には期待通りの展望が開けていました。





まずは明日の目的地、赤石岳。
大地に大きく根を張った堂々たる姿です。






御嶽、中央アルプス、さらには北アルプス




中央アルプスの峰々、木曽駒、宝剣、檜尾、空木、南駒、越百、一つひとつ見分けられるほどにくっきりと見えています。




北アルプスも槍穂から後立山まで全貌を見せています。




槍穂連峰から立山、剱まで





そして北部、遠く白馬岳まで





富士山





赤石岳の左には仙丈ヶ岳、右遠方には奥秩父の山々が見渡せます。




聖岳山頂に荷物を置いて、山上の小庭園、奥聖に足をのばしてみます。

続く