ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

中央アルプス 木曽駒ヶ岳から空木岳 2008年9月 その2

2008-09-21 07:00:14 | 中央アルプス・御嶽山
9月12日 車で駒ヶ根へ

しらび平へのバスに乗り換える。
バス停脇の木は、黄色く色づいていました。




千畳敷は、本当に久しぶり。
宝剣岳が青空の下、変わらぬ姿で迎えてくれます。

あまりにも定番の写真ですが・・・




千畳敷は、気軽に訪れることができる雲上の庭園。
振り返れば伊那の谷の向こうに甲斐駒から白根三山、富士山




強い日差しの下、乗越浄土を目指し登り始めます。




左右の岩を見上げつつ登ると、乗越にたどりつく。



今日は宝剣小屋どまり。
荷物を小屋に置き、
この周辺をのんびりと周遊。
まずは久しぶりの木曽駒ヶ岳に。

中岳に登ると木曽駒ケ岳を正面に迎える。
彼方には、白い雲を頭上に御嶽が望めます。

白籏史朗さんは、写真集「百一名山」の中で、
写真になりにくい木曽駒ケ岳と、写真的な宝剣岳と記述されています。

確かに平凡な山容ながら、
周囲に岩峰、池、カール、沢を従え
山脈の最高峰として悠々たる包容力を備えた木曽駒ヶ岳。

一方で、標高こそ駒ケ岳に及ばぬものの、
他と妥協することなく鋭く天を突き
どこからもそれとわかる姿で聳え立つ宝剣岳。

対照的な二つの峰が隣接している妙味。






伊那前岳の向こうに赤石山脈




宝剣岳の先には空木岳の堂々たる姿
この先の縦走に心が逸ります



主脈から外れたところで、どっしりと存在感を示す三ノ沢岳
その右彼方にみえるのは恵那山でしょうか



明るく開けた鞍部をこえて、やがて木曽駒ヶ岳山頂へ

中ノ岳を振り返る




ゆったりとした頂上でコーヒーを味わう。

青い空、白い雲の下、
風化した花崗岩がまぶしい。




小屋への帰路は中ノ岳の巻道を辿る。
奇岩とハイマツの日本庭園。



小屋から、伊那前岳へ
宝剣岳を横から眺める
カールの下へすっぱりと切れ落ちた崖



そして宝剣岳山頂に向けて岩に取り付きます。
頂上直下は滑川にむけて切れ落ちた高度感ある鎖場です。
深い谷間の川面が西日にきらめくのを見下ろす。



そして狭い山頂
背後の木曽駒ヶ岳にガスが流れてきました。



あとは小屋に戻り、ビールを飲むだけ。

明日の行程を頭に描きつつ眠りにつきました。