富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

富山という幸福村(校正済)

2017年06月24日 | Weblog

TMA講師代表:富山新聞文化センターに属して、富山マネジメント・アカデミーを始めて良かった。広徳館論語講座を土台に、知ることと行うこととの二輪車を考えた、一輪は、今後も、広徳館論語を読み解く知の作業である。もう一輪は、富山マネジメント・アカデミーという行動の組織である。

僕は、今、富山は幸福村の域にあると思う。多くの兼業農家が、世界的にも知られる日本製品の生産の部分最適を担っている。全国水準で70%の賃金でも、住宅は先祖伝来、100坪。車はひとり1台、駐車場は、自宅敷地。そこに、兼業農家として、近隣に頒布できる程度の小農生産。農産物のおすそ分け。

日本の村は、豊臣秀吉の時代から、経営組織であった。いくつかの家族が、村運営の「村仲間の株」を持っていた。それと、加賀藩の改作法が、経営組織としての村の機能を高めた。このような村が存続するには、流出した若者を共同経営者として迎え入れる仕組みである。

大都市の通勤地獄、この苦しみから逃れ、日本が必要とする一流のモノづくりに参加できるだけでも、富山は幸福村である。大都会に田舎が競り合っても勝てない。勝てるのは、「富山という幸福村」という、回り舞台の装置である。大都会でも、心のよりどころとなる「幸福村」を探している。富山には、実像として、それが存在するだけである。


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富山県の高校再編は、教員頭脳と、議員体質の臨界点

2017年06月24日 | Weblog

TMA講師代表:富山の教育は、全国ブランドである。特に、小、中、高の教育には、教員頭脳が生かされ、事実として、そこに一貫教育のサブ回路が働いている。このうち、高等学校は全国に向けて売れる人口増のための「商材」である。

売れるのは、高岡高校、中部高校、富山高校、砺波高校である。どのように売るのか?全国から県外生を受け入れることである。その役割は、片山学園が担ったが、「片山」が全国ブランドではない。富山四高校が、全国から寄宿制による生徒募集に踏み切るべきである。富山で3年間、お預かりする仕組みと、古い村のコミュニティの空き家、広い屋敷を利用した寄宿制を活用する。高校のまわりに塾を創る。

もう一つ売れるのは、都会のビルのジャングルに疲弊した若者を、南砺市が積極的に受け入れ、旧の町村に残るコミュニティーで、日本文化の地域伝承に務めることが可能である。富山県立の高校は、他府県に向けて売れる要素は、実業系の高校にもある。空き家を利用し、都市部の中学生に、富山という幸福村に寄宿する、富山人がみんな教師となって、日本人としての学びを助ける。

こうした未来像を描かないで、高校再編を論じても無駄である。富山では、観光の人材は、頭脳が弱い。教育の人材は、無駄に頭が良すぎる、それを活かし、3年間、富山でお預かりする。これに気づいたのが、富山国際大学、高岡法科大学の非常勤講師としての体験である。

第二の故郷として、教育県富山をそのまま商材とし、商財にする。狙いは、全国の中学3年生の高校進学市場にある。こっそり教えますが、医学進学に繋がる特進は、砺波高校が適している。40名、全国から招きいれる。空き家を利用した「星雲塾」というような寄宿型の塾をベースに、砺波高校を活性化させることもできる。


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