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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

我が家にもおいでなすった…

2015-10-16 | 小父のお隣さん
 待ちかねていた来客がようやく訪れたという思いで眺めていた。玄関を開け外に出た瞬間に気がついて、慌ててケータイをだして撮影する。二頭飛来していたが産卵してくれたのかどうかは確かめていない。そこはそれ、キジョランに穴が開けば分かる。
 庭に「おもてなし」用にフジバカマを植えこんであるのだが市街地の中の1株2株を見いだせるものだと関心もする。でもさすがに野生種で接近を容易に許してはくれない。飛翔は緩やかに見えるが意外と機敏で敏捷性がある。言わば「五条大橋の牛若丸」と表現するべきだろう。そうすると小生は「武蔵坊弁慶」ならぬ「むさくる爺弁慶」か…。
 それはともかく、ポーの小説の台詞「紐よ、紐。斑の紐!」と言う段があったと思うが、小生は「シロマダラ」で使ってしまった。アサギマダラの胴体は「紐」とは表現しにくいが、ここまで見る人は多いのか少ないのか。まあ、どうでも良い範疇なんだけれど斑の胴体は好まない。
 
 最初の一枚   少し接近   これが限界

柿は何故残るのか…

2015-10-15 | 感じるままの回り道
 現在のフイールドに通うようになって10年、着果しても収穫前にヒヨドリやカラスのスイーツになって1果すら口に出来なかった甘柿が今年は残っているのが奇跡に近い不思議だ。隣接している渋柿さえ収穫できずにいたのだから会友と「何とも不可解!」と思案投げ首なのである。
 全く食害を受けない訳ではないから周辺の鳥たちは十分承知しているはずなのだが寄り付かない理由が分からない。鳥類に限らず勢力図は年々変わるのだろうけれど熟した柿を餌にしないのは摩訶不思議と言わざるを得ないが、今まで食害していた鳥類が激減しているのかどうか、今のところは謎である。

*新涼

2015-10-14 | 感じるままの回り道
          新涼に目覚めて閉める寝屋の窓

          新涼を受けた日まなこ山を追う

          新涼は哀しトンボは日向ぼこ

          新涼に夏バテの身生き返り

アサギマダラ初見

2015-10-13 | 小父のお隣さん
 拠点への入り口で蝶が突然舞い上がったが、アサギマダラだった。はっきりと断定できたのは今季初めてである。当市では9月に飛来が観測されていたが、小生はアサギマダラが飛翔する環境にはおらず、今月は思わぬ帯状疱疹の攻勢に負け蟄居を余儀なくされて蝶どころでは無かった。
 まあ、今日ようやく姿を見て撮影も出来たが沢筋の向こうとこっちではケータイの解像度ではギリギリだ。それはともかく、山の入り口まで足を運べるようになっただけでも「良し」とせねばなるまい。疱疹が足裏にまで出来たので室内でも動きに差支えたのが外出出来たのだから…。

ルリタテハの蛹

2015-10-13 | 小父のお隣さん
 自宅周りのホトトギス、ルリタテハの幼虫が多数居ついていたのだが葉を食べ残したまま消えた。
 それほど移動せず蛹化するのは体験済みだったからホトトギス本体はもちろん、近くの植物体を仔細に探したらヤブランの葉に二頭ぶら下がっていた。何時みても思うのは「枯葉が丸まってぶら下がっている」としか思えない。これからは蟻の活動も低下する季節になるとはいえ、地上5㎝程度で蛹化するなんて危機意識が足りない。
 昨年、玄関脇の基礎で蛹化したジャコウアゲハ、春先には食害されてしまった。この二体はどうなるやら…。
 あとからの訂正付けたしになったが「ルリタテハ」と「アオスジアゲハ」を混同してしまった。成虫を見て混同はしないのだけれどイメージだけだと容易に間違う。これが素人と通の違いかも。今度は混同しません。

今日のトンボ「ネキトンボの産卵」

2015-10-12 | 小父のお隣さん
 トンボ池でネキトンボが連結して産卵していた。ケータイで撮影出来るかと思いながらシャッターを押したが、まあ何とか分かる写真になった。ホバリング状態で産卵せず移動が激しいからどうしても画面の隅に寄ってしまう。この程度の写真では恥を覚えなければならないのだろうが、飛翔中の写真は初めてだからアップする。
 生態としてどうなんだかまで知る由もないが、翅端斑のあるトンボ、リスアカネかノシメかは同定できなかったけれど、どうも群れて産卵する種もいるように思える。今日のトンボも何時もは見られない個体数だった。
 トンボにも合コンや集団結婚まであるとすれば隅に置けない。「隅に置いてごめんなさい」である…。

**原子炉

2015-10-11 | 大震災
 高き屋に昇る日の丸かきろいに原子の釜戸にぎわい始む
     高き屋に登りて見れば煙立つ民のかまどはにぎはひにけり     仁徳天皇
  
 稼働せば溜まるものとは知りながら今使いたい孫子への付け
     明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな  藤原道信

 瓦解炉に風は吹きしく秋の浜固着の出来ぬ塵ぞ散りける
     白露に風の吹きしく秋の野は貫きとめぬ玉ぞ散りける         文屋朝康

 原子炉の張り裂け崩れ瓦解なる三炉の沖に出でし月かも
     天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも      阿倍仲麻呂

 大丈夫と思えた我ら自らの砂城の上で汚染拭はむ
     丈夫と思へるわれや水茎の水城の上に涙拭はむ           大伴旅人

ウイルスルンルン

2015-10-10 | 小人閑居して憮然
 今期はインフルエンザの流行が早いという報道があったが山と自宅の往復だけの身では実感が無い。とは言えカビルンルンは自宅風呂場の目地で遭遇しているもののウイルスルンルンにも大当たりしてしまった。
 皮肉な事にアンパンマンのキャラクターのひとつ「カビルンルン」を試作途中の出来事で、皮肉とも取れるし的を得た登場とも言えよう。木製の動く玩具を幾つか想定して、その一つなのだが祭りが一か月後に迫っているのに大幅な中断になってしまった。振り返ってみれば、そのさし迫った状況がウイルスルンルンを成立させてしまったのであるから「因果は巡る」のであり「爺、身中の虫」は明白だ。
 大きな要因のひとつが「水系の危機」にあったのは間違いない。「水干そう環境」と奮闘しながら通常のフイールド作業もでは破綻はすぐそこにあったと言わざるを得まい。結果「水疱瘡ウイルスの進出」を許してしまった。
 まあ、年甲斐もなくフイールドの作業を手早く済ませ午後は自宅で工作三昧、なんて贅沢三昧の結果が疲労困憊を招いたのであって。診察一番に皮膚科のドクターから「大変、お疲れになっているようですね」と言われるまでもなく重々承知、十二分に自覚はしていたのだが、祭りを前にして「後の祭り」とは…。

        疲れ果て退場放心家事放るウイルスルンルンおいらグタグタ

今日のトンボ「赤い縁紋」

2015-10-09 | 小父のお隣さん
 種類が判然としないのはいつも通りで、正面からみて眉斑があればマユタテアカネと分かるのだが見つめ合う事は叶わなかった。
 それはともかく、時折は赤い縁紋をもつ個体がいる。一種類に限った事では無いようなのだけれど、赤い縁紋が出現する理由は「個体差」という便利な表現でしか表せない。でも赤い縁紋の個体を見つけると何故か得をした気分になってしまうのは小生だけか…。
 このトンボの後、上の池で珍しいなと思ったトンボがいた。腹部の先端が穂先の様に流線型で胸のシルエットが角ばっている。大きさから「サナエ」の仲間と思ってみていたが図鑑対照では同様の形態はなく「ハネビロエゾトンボ」が近い。先日にS先生と確認しているから、きっとハネビロエゾトンボなのだろう。翅を休めず撮影させてくれなかった。

**せみ時雨

2015-10-08 | 感じるままの回り道
     ミンミンと鳴く山降りて町入ればクマとアブラで喧噪の午後

     ヒグラシの遠く聞こゆる森下でその日暮らしの夕の草刈り

     遠くより法師声明聞きながら独り草刈る水を飲み飲み

     明けぬれどヒグラシ聞こゆ朝刊と先争うか今日も暑そう

流下魚を戻す

2015-10-07 | 小父のお隣さん
 息絶え絶えで維持している小さな水系だけれど、それなりに生物は住み着いている。昨年10月に水源地が崩壊し断水の非常事態になった時は「放棄か…」とも思ったが、何とか干乾びさせずに来た。
 冬の渇水期を前にして、少しでも湛水量に余裕のある上の池へ流下魚を戻すためにヌカビンを仕掛けた。流下するのは勝手だけれど途中で流れが途切れているし、運よく降雨出水があったとしても流木や枯葉の厚いフイルターを通過しなければならないから現実的に主川到着は不可能だ。
 水路の落ち込み部、ほとんどが半畳程の面積だが、そのうち4カ所にヌカビンを仕掛けた。マドジョウ、メダカ、カニ、ホトケドジョウなどが捕獲できたが、前回に比較すると圧倒的にホトケドジョウが多かった。出水の度に流下体があって失われる個体も多いと思が、今回の捕獲体には小さいながらサイズが揃っていたから繁殖環境が良くなったのだろうとニンマリしてしまった。
 実際に現実を確認してしまうと「抜けられない」感覚が強まるのだが、人生、自由なようで自由闊達にはできにくいし不自由でも達者ならしょうがない…と直ぐ妥協する意気地なしだから足を洗えないでいる。
 そんなこんな欲張り過ぎていたのか帯状疱疹が出てしまった。医者は「疲労で免疫系も弱ります」と言ってくれたが「後悔先に立たず」。
   一回目        二回目ほとんどがホトケドジョウ

久しぶりの刈り払い

2015-10-06 | 今日は真面目に
 送水量が細いなあと気にはなっているが、刈り払いも滞っているから久しぶりに刈り払いに入る。拠点下の平地でフユイチゴの群落を、植樹するまでの間は維持しようとしている場所だ。初夏に一回刈り払っただけなのでヌスビトハギと葛で覆われてしまった。歩けば蔓に足を取られるし引っ付き虫が大量についてしまう大変な場所になってしまった。
 ともかく刈り払いを続ける事、燃料タンク2回分。ようやく1面が終わる。下の段3面があるが明日以降に回した。最高気温27℃ともなると、この時期では暑く感じ汗びっしょりだ。
                 ➡      

赤い芋虫

2015-10-06 | 小父のお隣さん
 種類が多すぎて検索する気にも詮索する気にもならないスズメガ類の幼虫。庭のツバキの下にいたのだが赤い色が目立つので撮影した。食草は三つ葉なのかホトトギスなのかツバキなのかツワブキなのか周辺のどれかを食べて育ったのだろうが、蛹化すれば来春までそのままの越冬体になるのかどうか…。
 家の基礎になっているコンクリートの壁面にはジャコウアゲハのお菊虫が既に張り付いているが、これは時期的に越冬体しかありえないだろう。

部材の切り出し

2015-10-05 | 今日は真面目に
 試作段階の単品程度では手挽きで部材をとるのは当然だとしても、まとまった数になるとそうはいかない。特に今回は角柱の対角線に沿って立て挽きで二分割し三角柱になった部材を2㎝幅でスライスして切り出さねばならなかった。これを手挽きでの多数の部材取りはお手上げである。
 そして何よりも障害になるのは切断面が平坦にならない。これでは突き合わせて接着させた時に隙間ができ不良品である。そこで大工をしていたY氏に切断をお願いした。さすがに職人で手持ちの道具で角材を三角柱にし、それを瞬く間にスライスして「1丁上がり」ならぬ「多数終了」となった。
 作業を見ていると「技能」は必須だが、それを助ける「道具」の存在も必須である事が分かる。良い結果を出すためには道具の役割も大きく「弘法は筆を選ばず」とはいかない。
              ➡     
 

**溜息怒息

2015-10-05 | 小人閑居して憮然
 クスノキの切り屑集め猪除けに定植幼樹の根元覆えり

 棘刺せば痛い痛いのノイバラを猪除けとして幼樹を覆う

 とうがらし狼の尿クレゾール何を用えど何時も猪勝つ

 猪除けに里の農地は囲われて山で蹂躙根っこを跋扈