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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

流下魚を戻す

2015-10-07 | 小父のお隣さん
 息絶え絶えで維持している小さな水系だけれど、それなりに生物は住み着いている。昨年10月に水源地が崩壊し断水の非常事態になった時は「放棄か…」とも思ったが、何とか干乾びさせずに来た。
 冬の渇水期を前にして、少しでも湛水量に余裕のある上の池へ流下魚を戻すためにヌカビンを仕掛けた。流下するのは勝手だけれど途中で流れが途切れているし、運よく降雨出水があったとしても流木や枯葉の厚いフイルターを通過しなければならないから現実的に主川到着は不可能だ。
 水路の落ち込み部、ほとんどが半畳程の面積だが、そのうち4カ所にヌカビンを仕掛けた。マドジョウ、メダカ、カニ、ホトケドジョウなどが捕獲できたが、前回に比較すると圧倒的にホトケドジョウが多かった。出水の度に流下体があって失われる個体も多いと思が、今回の捕獲体には小さいながらサイズが揃っていたから繁殖環境が良くなったのだろうとニンマリしてしまった。
 実際に現実を確認してしまうと「抜けられない」感覚が強まるのだが、人生、自由なようで自由闊達にはできにくいし不自由でも達者ならしょうがない…と直ぐ妥協する意気地なしだから足を洗えないでいる。
 そんなこんな欲張り過ぎていたのか帯状疱疹が出てしまった。医者は「疲労で免疫系も弱ります」と言ってくれたが「後悔先に立たず」。
   一回目        二回目ほとんどがホトケドジョウ