ポットから鉢に移し育成していたメドハギが定植可能な大きさにまで育った。自宅に置いていても朝に散水しても夕方には乾いてしまうので枯らさないように気を使いつつ熱中症警戒アラートが出続ける日々を送っていたが、降雨が無くフイールドも乾燥気味でも鉢の中の水分量より安定しているだろうからとフイールドに定植した。その準備として定植場所に浚渫土を一輪車で運び土壌の改良と厚みを試みておいたのだが翌日には威之志士様の跋扈蹂躙に見舞われている。威之志士様にとっては食料調達が厳しい時期でもあるから掘り返しも激しくなる。
メドハギはツマキチョウやスジグロシロチョウの幼虫のための食草として用意したのだが駐車場に生えているのは刈り払われるし車両などに踏みつけられるしで産卵されても生き延びる術がない。そこで生物生産緑地としての管理区域に株を用意する事にしたのだ。リスク管理のために一カ所に定植はせず数鉢づつ離れた場所への定植である。自宅前での様に水やりが容易でも無いのだが土壌湿度は鉢内よりは安定しているだろうから水決めで定植し枯草で表土を覆っておけば一週間程度は持つはずである。数日おきにせよ見回りを行い萎れの程度を確認する心算なので生き残れるだろう。
心配は「植え付けすれば掘り返される」威之志士様の跋扈蹂躙であるが、今回、お線香を細かく折って客土した部分に振りまいて置いた。忌避効果がどの程度あるか無いかは未知数だが香料臭が強いから野生動物に不審に思われる事はあっても誘因になるとは思っていない。まあ、憤る孤爺、線香を撒く・・・そんなところ。