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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

絞り水流路の付け替え

2025-06-21 | 水辺環境の保全

 上の池の泥浚い続きを始めたもののどうにも気乗りがしない。連日、単調な作業続きでは浮気のひとつでもやりたくなるのは極めて自然な発露である。浮気と言っても孤爺の他には人間様のいない姥捨て山では色恋は逆立ちしても願掛けしても無理な注文と言うものであって、作業の種類を変えるか遁走する位の選択肢しかない。そこでこの日は絞り水の流路を付け替える事にした。泥浚い作業を始めたばかりでスコップしか手元になく道具小屋まで鳶口、掛矢、杭などを取りに行って準備完了。

 敢て付け替えを行う理由は堤の幅が狭く泥上げする場所が無い事と、幅が狭くて堤の土が泥土である事から流量が増え圧力が高まると底抜けして直接池に泥流が入ってしまう欠点を補正するためなのである。まずは草地に放置していた材木を曳いて護岸する距離を確認する。水勾配も大丈夫のようなので不足の護岸材は現在、使っているのを流用して間に合わせる算段だ。

 水路を掘り進めていると昔々に設置した丸太が出てきて、結局は十分使用に耐える品質なので流用する事にした。これで護岸用の材は十分に確保できた。あとは護岸材を据えて水路の幅が用をなすだけの寸法で掘削し水勾配を確認して護岸材を据えれば一件落着である。作業の中身も手を変え品を変えつつ行わねばならないから「スコップで砂州浚い」よりは楽しい。刻々と完成に近づく現場は「掘り取っても掘り取っても続く砂州」の作業よりは面白いのは当たり前だが、楽しい一時は瞬く間に終わり、明日からは否が応でも砂州の掘り取りをしなければならん。

 結局は仕事を「増やしただけ!」でホントお粗末な日々である。我が人生は労力を注ぎ込んでもおっつけ・早晩、崩壊する設えで成り立っておる…。これが苦労・苦役と言うもので自転車操業・水商売の真髄で始まりはあっても終わりは無い、だわい。


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