トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやく水源地谷止め工1 「丸太を曳き据える」

2019-06-02 | 今日は真面目に
 林接する池の造成は漏水が激しくとりあえず先延ばしとした。法面を叩き板で固めても漏水は防げず、更に池の周囲1尺ほど拡幅してこの土を取り除いた部分に胴突きで固めながら堤を形成しなくては漏水防止は無理なので急いでもしょうがない。

 水源地の谷止め工は最近では最大の難事であるけれど先送りも出来ない。河床の安定化を急がないと手遅れになりかねない。五月中頃の出水後の後始末に行ったおり、作業の段取りを想定したのだが、段差工に使う丸太材は伐採運搬をしなくても間に合いそうなのでやってみる事にした。
 下流部に倒れている風倒木と最初の頃に河床を下げないように敷設した丸太材を再利用するのである。

 10年ほど前になるが取水堰の上下部で斜面崩壊があり、これで取水堰が破壊された。流路も押し出された土砂で移動し取水升に流れない。これを復旧するために段差工を施しつつ崩落した土砂の流出を待っていたのである。故に当初の段差工は仮の設えで、想定河床より高めに設えてあった。折々に修正手入れを加えつつ、ようやく崩落土砂が侵食され見込んだ河床斜面が見えてきたから、言わば最終決戦である。

 取水升の方に増水しても水流が寄る様に河床に斜めに丸太を置き固定してあるのを増設する。度重なる出水で取水升とは反対側の浸食があるけれど、ここは丸太を据えてから玉石で塞ぎ流入する土砂で埋まる算段を取ろう。徒労に終わらねば良いけれど「ケセラセラなる様に成る」のだ。
 この日の作業で3本の丸太を曳き出し据えた。五月は池の掘削から休みなしだったせいかエネルギー残量零みたいにくたびれてしまった。

 再利用の1本  ➡   チルホールで曳く  ➡   据えた

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