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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

クソーッ悔しい・・・

2025-07-05 | 小人閑居して憮然

 水見回りを兼ねて植え付けた幼樹の様子を見て回った。なっなんと、順調に育っていたハンノキの姿が1本無いのだ。植え付け場所を確認すると根元から折れているではないか。もうこの時点で食害による倒伏だと明らかだった。折れた部分に侵入穴があってテッポウムシの仕業であるのは明白だ。

 フイールド内には実生で発芽して来た幼樹や幼木は多数あるものの意外に被害を受ける樹は少ないと言って良いだろう。被害が顕著だと認識しているのはクサギだが、この花には吸蜜にやって来る昆虫が多いので大切にしているものの大方、若木に成る間にテッポウムシの被害で枯れ死してしまう事が多いのである。それでも日照の確保できる明るい場所によく芽生えてくれるから何とか数は保っているのだった。

 さて、ハンノキも食害に合う確率が高い樹種で当初、植え付けたヤマハンノキは10年もたずに食害で枯れ果てている。侵入され糞の蓋が発見できれば薬剤注入して来たけれどそうそう鵜の目鷹の目孤爺の乱視では限度もあるから結局のところはこまめに巡視して薬剤注入しかないのである。数年前に植えた3本は侵入穴の大きな傷跡を残しながら今期は開花するまでになったのだが、それでも侵入著しく、春の頃には薬剤注入した綿花を押し込み、ガムテープで押さえて置いたりもした。これはこれで効果があったようだけれど、ほぼ幼木の幹の径に等しいテッポウムシでは樹勢を保つことは出来ないのである。

 今回は手当の準備がないから幹ごと折り取り内部の幼虫を草原引き回しのうえ、林道上踵潰しの刑で断じた。ホントもう、「クソー!」であるのだ。折り取ってしまってから失敗に気が付いた。上部の葉は枯れてはいないので幼虫を駆除し支柱を添えれば自立出来たのである。しかし頭に血が上っている状態では最適化の判断まで行かず大失敗だ。しかし根元から健全な若枝が出ていたので、これを新しい幹に仕立てよう。

 


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