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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

排砂バルブの操作で・・・

2025-04-24 | 水辺環境の保全

 前日、取水部を整えたものの断水の理由は判明せず「送水管内部に砂泥が詰まった」のではないかと推測して排砂バルブの開放を行った。3月28日に新品のバルブに交換してからまだ一月も経っていないのだ。バルブ交換が今回のトラブルの誘因になったかどうかまでは断定できないけれどバルブ開放で排砂出来れば復旧する。ところが30分待っても落ちて来る水量はお小水程度のままだった。これで翌日までバルブ開放のまま自然通水を期待する事にした。エンジンポンプによる強制送水を行なえばほどなく改善するのであるが取水升の送水管口は水面下1mほどになった現在、手が届かずホースの挿入が出来ないのである。

 で、やむなく排砂バルブを開けたまま一晩経過させ通水を期待する事にした。翌日、ほぼ24時間経過後に排砂バルブを見に行ったが落ちている水量は殆ど不変だった。写真にある通り、水域の池はそれぞれの環境に応じて水位が下がっている。「干上がり」とは言えないものの干上がり寸前である事は疑いも無く絶滅危惧種のニホンアカガエルのオタマジャクシ全滅の危機でもある。取水升を掘り当てて、排砂バルブも交換出来て、曲がりなりにも維持管理の見通しがついたばかりなのにこんな手太楽に直面である。何時も喜びや幸せなどとは束の間なのであって「平穏無事」こそが望みたい自転車操業・水商売の孤爺の人生。姥捨て山でも下向きの日々なのだがさすがにこうでは上を向いて歩きたい・・・。

 排砂出来ない ➡  30分後 ➡ 24時間後

 さてさて何よりも送水量復活が急がれるのだがエンジンポンプは使えない環境になっているから現実的に可能な対応は送水管1本40m毎にある継手を外しながら詰まった管部を探り排砂作業を行う事である。しかしこの作業はエンジンポンプを導入してから10年ほど行ってはいない。結果的に送水管が埋もれているだろうし、そもそも管路に添って通れるように雑木や笹刈も行っていないのである。継手を外すのは簡単だが連結する時は張力が必要で、かってに嵌合面が合わさってくれる訳も無い。引っ張り合わせてナットを回すのは独力では難儀の作業になるだろう。下手をすれば外した継手同士が届かなくなる事態も経験値としてある。

 一方のエンジンポンプを使える様にして一発通水を狙うには取水升部の水深を下げねばならない。そのためには排水路を少なくとも深さ30cm×距離10mを掘る必要がある。トレンチ状に掘ると両壁が崩れ落ちて来るから両側面は斜面で形成しなければならず概算掘削量は現在の両側を含めて掘り広げねばならないから孤老には誰も守ってくれないハラスメントである。まあ、伏魔殿でなくとも災の河原であるから当たり前田の苦労ッカーだ。今回の断水は「待った無し!」なのだが打つ手も「全く無し!」である。水域の底が見え始めているが翌日降雨の予報なので少しだけ期待したが結果は60mmほどで形ばかりの「ホッ」である。

 


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