トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

河床安定化作業 九日目(取水部段差工の復旧)

2024-03-21 | 今日は真面目に

 この日、未明までの24時間雨量が90mm超だったから作業地の河床は何らかの影響を受けているはず、と経験則から思案していた通りで上流部の平滑化段差工の底抜け、取水升の埋没とまずは手当てをしなければならなくなった。

 それもようやく終わり、この日のメイン作業は取水升水平線より河床を下げないための段差工の設えである。長くて据えきれなかった丸太を切断し据え、埋もれて抜き取れなかった丸太の先端を切断排除して漸く杭打ち作業が終わったのだが、まだ番線で括る作業は後回しである。段差工は設えたものの埋め戻しまでは出来ていないし、埋め戻すには爺力非力で孤軍奮闘せねばならず、腰や膝の状態を鑑みるに「先送り」が妥当と思える。

 24時間雨量で200mmから300mmほど降れば段差工の上部からの越流水が発生するはずで、この水流に混じり砂礫が沈下して埋めてくれるのを期待したいけれど、現実は底抜けして河床の流出につながる公算が大なのである。だからこそ玉石を運び各段を補強しておく必要があるのだけれど蟻ん子みたいに一個一個運び据え置く作業は思っただけでも唖然茫然愕然悄然だわい。しかしながらこの段差工部を突破され河床流出が水平面で取水升より低下すれば取水不可能で、そうなると孤爺の0,2馬力程度では撤退するしかないので、やはり「千里の堤防も孤爺の石一個から」と言われるように古人の知恵に従うしかないのだろう。


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