沢の中で下ばかり注意しつつ作業を続けていたから山桜の開花にも気が付かなかった作業を終え日陰の駐車場で乗車するばかりの折り「今日も寒かった・・・」と山の端を見上げたら山桜の輝く色彩が飛び込んできたのだ。各地、花だよりも聞かれるようになり、新たに作出された園芸種の桜も枚挙にいとまもなく売りにしている地も増えているけれど小生的にはヤマザクラが一番である。開花に先立ち真っ赤な新芽を萌えだして開花に至る様相は「頑張ろう今期も!」と花と葉で言っている様に思えるし、園芸増殖種には無い個性がある。山肌を眺めても花色の濃いのから薄めの色まで本数は観光地とは異なりボチボチだけれどそれがまた春の風情だ。百花繚乱より好ましい。