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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

春雨じゃあ、産んでまいろう!

2022-02-11 | 小父のお隣さん
 待望のニホンアカガエルの産卵があった。第一第二トンボ池だけで他の東側水域では1卵塊も無かった。今回の産卵位置はトンボ池でも北側水面で日光が一番当たる部分である。今までの心証からでは早春の陽射しと言えど満々と届く場所は避け、どちらかと言えば木漏れ日程度の場所が好みとばかり思っていた。今回の産卵区域はヒキガエルが真っ先に産卵する、いわゆる産卵定位置でニホンアカガエルが最初に産卵する場所としては予想外なのだった。
 因みに現在漏水防止の水域縮小中の二つ池、ここは昨季に今期用に産卵部を整備したのだが、漏水で水位線が後退し何時も産卵している範囲は落ち葉だけとなっている。まだ産卵の可能性があるから漏水は早急に解消したい。

 今回、水見回りする前にその漏水防止作業に入っていたから初卵塊の発見はS先生と訪れていたSさんだった。こうなると小生としては作業どころではなく直ちに中止し早速の水見回りで産卵数を確認に行ったのだが、前述のごとくトンボ池だけの産卵で都合14卵塊を数えた。池の傍で立ち話中にS先生がカエルの鳴き声を聞き留めて、小生らも時折鳴いてくる鳴き声を聞くこともできたし姿も確認できたのだった。オスがメスを呼ぶ鳴き声だとは言え甘く優しい感じの鳴き声だった。あのシュレーゲルアオガエルのようなけたたましい大音量ではなくカジカガエルの高い澄んだ音色でも無く、静かな心地よい音色だった。種の違うましてや雄である小生でも引き付けられる音色なのだった。
 まあ、「雄である」と対面やメンツから表現してみたものの実態はリタイヤの中性に近い二度童なのだ。こんなところにもトホホと鳴く生物がいた。

 毎期、毎期がそうだとは言えないのだが心証としては雨後に産卵する傾向がある。集団で越冬している種ではないだけに寄り集まって産卵を開始する引き金は何だろうと思わずにはいられない。今日、昼間から鳴いていた個体のような「太平の眠りを破る上器音」を出す個体で目覚めるのか血が騒ぐのか・・・まあ、どっちでも良いか。とにもかくにも産めよ増やせよ春じゃものランラン!。

  

今日のエッ!品「甘酒のクラッカー」

2022-02-11 | 何よりの楽しみ
 マイブームとでも言おうか、まあ、世間的にはとんでもない代物に見えるだろう。冷蔵庫に乾燥糀があるが甘酒も月並みだし調味料として使うにもその用途が無い。かくしてお決まりの煮詰めてスイーツ仕立てを試みたのであった。身体が欲しがる成分たんと入っているだろうし寒中の健康スイーツとすべく前夜に甘酒を仕込んで10時間、出来たのを仲良くなったホットプレートで煮詰めて小麦粉と混ぜ合わせクラーッカー生地に仕立てた。余談を言えばホットプレー徒の組相手では中身名前負けで寂しく情けなく泣きたい。

 ところが、と言うより遠い記憶にあるようにも感じたのだけれど粘性が強く水飴状になって作業し難い事この上も無かった。それでも薄力粉を少なくしたい気持ちがあって中途半端、延ばすにもベタベタして苦労した。考えてみれば糖分の多い性質上、これは仕方がない事なのだが、あきらめの悪い小生ゆえに薄力粉の投入を躊躇ったのであった。
 当初の目論見は「チャイ」風味を狙ったのだがスーパーに混合済の「チャイマサラ」が無くて台所にあるシナモン・カルダモン・グローブ・ショウガ・紅茶粉末を混合したものの結果は出ず惨敗だった。

 生地を伸ばしフォークでガス抜き穴を開け通常のクラッカー焼成予熱180℃20分で焼こうとしたものの18分頃に窓越しに焦げ始めているのが分かり緊急停止。少々焦げてしまったのだが甘酒の濃縮物で粘性が高い。表面の水分は抜けても内部は抜けにくい。結果として焦げやすくなったのだろう。
 冷却後の試食、クラッカーのパリッ、カリッ感が無く「ネッチリ」した歯触りで噛みしめると歯先が侵入していく感覚だ。味も甘酒の味そのものの後味で甘酒が好きではない人は喰えないだろう。冷蔵庫にしまったものの時折は口に入れて口寂しさを埋めるスイーツにはなり難いのが正直なところだ。人生、甘い事、則ち意気に感じない事もあったのだった・・・。
 あーあ、甘い言葉や夢でなく、今の今はただほろ苦い。その上、煮詰めた甘酒の塊がまだ半分残っている。何か考えなくてはもったいない。

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*春や春

2022-02-11 | 感じるままの回り道
                 勾配を埋めんばかりの梅の花
          
                 知る人は屈みて愛でるイヌフグリ

                 裸木を見つ下も見つ探す春

                 はや立春霞む気もする裸樹の森

                 落ちし葉は互いにしとね春となり

                 踊り場で霜夜と知れり明ける朝