三密ならぬ三寒目では楽しみは入浴しかない。入浴剤としてのスギやヒノキ、はてまたレモングラスなどはこの小寒以降の寒さには合わない感じがして、やはり厳冬期には柑橘類の入浴剤が良い様に思える。
そこで地拵え中のフイールドに放棄されたユズと夏みかんの果皮から芳香蒸留水を作り入浴剤とする事にしたのだ。ユズは暮れにどこの誰だかが収穫してしまって高所の幾つかを収穫できただけだったから数が無い。その穴埋めに夏みかんを採ってきた。
昨春、橙を頂いて皮を剥く時に指で剥いて爪を剥す事に繋がったから、今回は十字に切れ目を入れてスプーンで皮を剥ぎ取った。それでこたつに入ったまま可能な作業となったのだ。皮を短冊に切り刻むのも炬燵に入って行ったから台所に立って行うより快適。寒さの冬にオロオロするよりヌクヌクが心地よい。豪雪地帯の生まれも育ちも、の小生でもこの歳になると身体から当時の鍛錬は消え果て、すっかり無雪地帯の仕様に成り下がってしまった。耳たぶに霜焼け、なんざその証左であろう。
刻んだ皮は二鍋に分け1ℓの芳香蒸留水を得た。蒸留水を取った後の皮にはまだ香りが残っているからシンクの水きりネットに入れバスタブ何回分になるか楽しむ事にした。加熱してあり軟らかいから傷む恐れがあるゆえに竹の笊に広げ寒風に晒しておいた。ここから一掴み程度使えば一週間は楽しめるはずだ。蒸留水の方は冷蔵庫で保管し1回分100㏄程度にすれば10回は楽しめよう。そうこうしているうちに節分も来ようと言うものである。
蒸留水を加えた浴槽では顔に湯を掛けても香りは少ないが、残渣の皮でも香り高いから鼻に押し当て呼吸をすれば鼻腔に香気が満ちてくる。具体的な効用はともかく、香り成分が血中に巡る雰囲気があって寝床に入っても朝方まで柑橘の香りが仄かだ。
収穫したユズと夏柑
刻んでから蒸留鍋へ
そこで地拵え中のフイールドに放棄されたユズと夏みかんの果皮から芳香蒸留水を作り入浴剤とする事にしたのだ。ユズは暮れにどこの誰だかが収穫してしまって高所の幾つかを収穫できただけだったから数が無い。その穴埋めに夏みかんを採ってきた。
昨春、橙を頂いて皮を剥く時に指で剥いて爪を剥す事に繋がったから、今回は十字に切れ目を入れてスプーンで皮を剥ぎ取った。それでこたつに入ったまま可能な作業となったのだ。皮を短冊に切り刻むのも炬燵に入って行ったから台所に立って行うより快適。寒さの冬にオロオロするよりヌクヌクが心地よい。豪雪地帯の生まれも育ちも、の小生でもこの歳になると身体から当時の鍛錬は消え果て、すっかり無雪地帯の仕様に成り下がってしまった。耳たぶに霜焼け、なんざその証左であろう。
刻んだ皮は二鍋に分け1ℓの芳香蒸留水を得た。蒸留水を取った後の皮にはまだ香りが残っているからシンクの水きりネットに入れバスタブ何回分になるか楽しむ事にした。加熱してあり軟らかいから傷む恐れがあるゆえに竹の笊に広げ寒風に晒しておいた。ここから一掴み程度使えば一週間は楽しめるはずだ。蒸留水の方は冷蔵庫で保管し1回分100㏄程度にすれば10回は楽しめよう。そうこうしているうちに節分も来ようと言うものである。
蒸留水を加えた浴槽では顔に湯を掛けても香りは少ないが、残渣の皮でも香り高いから鼻に押し当て呼吸をすれば鼻腔に香気が満ちてくる。具体的な効用はともかく、香り成分が血中に巡る雰囲気があって寝床に入っても朝方まで柑橘の香りが仄かだ。

