草山に誘導している下側には、まだ全伐した当時の女竹の残渣が残っている。量はたいしたことはないものの刈り払い時期の作業にはうっとおしい存在だった。つる草や竹のひこばえが切除しきれなく、この一角だけ刈り残し状態だったのである。
仕事始めの作業に軽作業が望ましいから、思い切って片づけることにした。午前中で終了した作業量で、仕事始めの身体慣らしには丁度良い。ただ残渣は抱えられるほどしっかりしておらず、造林鎌でかき寄せ、峰打ちしながら砕き、通路の低い部分に敷き詰めて終了。
これで草刈り作業が気持ちよく行える。見た目もすっきりし、散策の障害物も消えた。
若水も絞り水なり山ノ神
山神へ神酒と穀とで初詣
田の神も猪舞い赦す棚田なり
初旅は山のかしこの巡視旅