自然観察用のエリアに植栽したフキノトウやタラの芽が残らず採り去られるので、昨年のシーズン終了後に立て札を立てた。
効果など期待していなかったのだけれど、採集されもせずフキノトウは成長を続けていた。通路脇だし、駐車場至近の場所でもあるから、通ればすぐに目に入るのだが採集は免れていた。トウも立ち上がり開花しているから「良かった!」と思ったのは「善がった」だけだった。
ホッとして3日後の事、作業している時に中年女性3人がフキノトウの近くを通って沢に入っていった。「危ないかなあ」と感じたものの作業を継続していたら駐車場に姿を見た。スーパーの袋に緑の色が見える。この時期はフキノトウ意外に緑は無いから直感的に理解した。昼休みに確認に行ったら「やっぱり」である。奥にはフキノトウを栽培している一画があるが、まずそこを狙ったのだろう。
筍や山芋で「山荒らし」するのは男性が殆どだが「摘み草・摘み芽」となるとおばさんの割合が高くなる。男性はこういう場所には手を染めないのが体験的観察から言え、複数の中年女性には要注意なのである。今年もフキの開花を見せる事は失われてしまった。