キタテハが飛翔していたが、撮影は難しい。あと一歩とと言うところで飛び立ってしまう。
モリアオガエルも鳴いてきたし、日向の草地はまだ枯れ草だが、歩くとツチイナゴだろうか、バッタが飛び去る。啓蟄とはよく言ったものである。
これで終了させるつもりの泥水地の拡幅がようやく目途がついてきた。あと数日分だ。怪我さえなければ昨年の夏には完了していた部分なのである。
思い立ってショウジョウバカマの群生地まで足を運んでみた。拠点の群落より開花が早い個体が多かった。群生地になっているだけの理由があるのだろう。
花茎はほとんど短めで、まだ盛期の風情は無いものの開花した株がポツポツと見られる。予想していた通り、昨年より群落が荒らされて惨めだ。
随所に踏み分け道が出来て発芽したての小さい株は育っていない。木道か柵が必要なのだろうが、個人や小グループでは荷が思い。年々衰退している群生地を見ると、植生の傷みと共に胸が塞ぐ気分だ。
1株だけ色合いが紫色の濃いのがあった。この株はいつまでここに在るのだろうか…。