伊藤忠商事とメッセンジャーソフト「Skype」を提供するSkype Technologies S.A.(Skype)は10月20日、業務提携を発表した。提携の第1弾として、全国展開するコンビニエンスストア「ファミリーマート」でSkypeのプリペイドクーポン「Skypeクレジット」を販売する。
Skypeはインスタントメッセンジャーやビデオチャット、音声チャットなどを無償で提供するソフトウェア。無償サービスのほかにも固定電話や携帯電話へ発信する「SkypeOut」、050で始まるIP電話の番号を取得し、固定電話や携帯電話からの着信をうけられる「SkypeIn」(国内ではフュージョン・コミュニケーションズと提携して提供)のほか、留守番電話機能である「Skypeボイスメール」を有償で提供する。
有償サービスを利用するには「Skypeクレジット」と呼ばれるポイントが必要だが、これまで国内でのポイント購入はクレジットカード決済のみに対応となっていた。
今回の提携により、同日よりファミリーマートに設置するマルチメディア端末「Famiポート」にてプリペイド型クーポンを販売する。クーポンは500円、1000円、2000円、3000円、5000円の5種類を用意。3000円と5000円のクーポンについては5枚セットでも提供する。クーポン購入後は、発行される通知証に記載されたプリペイド番号をSkypeのウェブサイトにて入力し、クーポンを有効化する必要がある。
通信手段としてはほとんどタダ同然。プロジェクトの電子会議や長時間の相談にはSKYPEは持ってこいの手段。
私の知るロスの会社は、現地のネイティブスピーカーをSKYPEを使った遠隔地英会話教室を格安で提供しています。
その他にも、通話無料を活用したサービスが続々と出てくるかと楽しみにしていましたが、日本ではイマイチ伸びていない。
・日本企業では、セキュリティの問題で会社のPCにダウンロードできる企業は少ない。
・PCをいちいち開くのは面倒。
・通話音質は良いが、途切れるなど一部使えるレベルにない場合が発生するので、いつも使う通信手段になりきれない。
など、課題もあるのは確かです。
今回の提携では、購入手段が増えましたが、それは利用者を増やすという課題解決には、あまり期待できないと思います。しかし、Skypeはうまく活用すればビジネスの武器になるので、今後も注目です。
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