JR大阪駅北側の梅田北ヤードの再開発事業で、11年春に予定していた先行開発区域(6.8ヘクタール)の中核部分が開業する「まち開き」が約1年半遅れる見通しになっていることが分かった。景気の低迷で入居者確保のめどが立たず、12年下半期までずれ込みそう。
先行開発区域は06年、UR都市機構と鉄道・運輸機構が開発事業者を募集し、三菱地所やオリックス不動産など12社が事業者として名を連ねている。高さ約170~180メートルの高層ビル4棟を建設。オフィスや商業施設、高級ホテル、分譲住宅などが入ることになっているが、入居者確保が進んでいないという。
今回の遅れが発覚したことで、そもそもこのプロジェクト、新しい考え方を取り入れていなかったのか?という疑問が湧いてきます。
とにかく大きな新しい箱と何となく新しそうな目玉(ロボットなど)を揃えただけで、これまで数多くの失敗を重ねてきた単なるハコモノ・プロジェクトと変わりないのではないかと思ってしまいます。
理由が景気低迷で入居者が集まらないということですが、景気に頼っていていいのでしょうか?景気が低迷していても、ここだけは大人気という一等地にしなければならなかったはず。
従来のメンバーで進めるとこれが限界なのでしょうか?
モノ作りよりも先にコト創りが大切です。
違う見識やアイデアを持ったメンバーを集めて、対等に議論し合えるプロジェクトであるならば、もっと違う方向性が見えたのかも知れません。いや、2次開発もあるでしょうからまだ遅くありません。
関西を元気にするために、是非、参加型プロジェクトを進めることを願いたい!
コト創りプロデューサー Topdas