オタフクソースが9月上旬から、新商品「1歳からのお好みソース」を発売している。
年齢層を特定して、しかも商品名にして販売する手法はなかなか面白い。
同ソースは、離乳食が終わってからの幼児をターゲットに安心して食べることができるソースとして開発。濃い味や刺激の強いものを控えた方が望ましいといわれていることから、スパイスを減らして甘口の薄味に仕上げているのが特徴。甘みは、緑黄色野菜を中心とした野菜6種類と果実4種類から引き出し、野菜嫌いの子どもも食べやすく仕上げている。
食物アレルギーの子どもでも食べられるようにとアレルギー特定原材料に指定されている卵・小麦・乳製品・そば・大豆など25品目を不使用。
標準小売価格は220円(150g)
新商品を開発した時に重要なのが、ネーミングやキャッチフレーズ、パッケージ。
専門用語や造語など聞いたことがない商品名は、宣伝広告費の潤沢な大手企業以外は使わない方がベター。
説明せずに、狙ったターゲットに響き、そして手に取ってもらって、買ってもらう。
わかりずらいアプローチは少しでも避けた方がいい。
商品力だけでは売れない。
こんなことを言うと叱られるかもしれませんが、新商品なんて中身を試してみないと実際わからない。如何に上手にターゲットに伝えて買ってもらうかが売れる第一歩。本当に良ければ、その後は商品力で売れ続けるはずです。
このソース。実際に食べる1歳の子供は、イヤイヤはしても「味がイマイチやなあ」とか文句を言うことはありません。お分かりでしょうが、ターゲットは小さな子供を持つ母親です。”1歳”というキーワードがまずターゲットを引きつけています。
あなたの商品やパンフレットは、ターゲットが見たら一瞬のうちにひきつけられるようになっているでしょうか?
「売れるモノ売れるしくみ」と売れる人 Topdas