四季折々

~感じるままに~

マルバルコウとヘクソカズラ

2024-09-04 05:28:10 | 写真・花
昨日の早朝ウォーク中、つる性の花2種が絡み合って咲いている光景に出会いました。
マルバルコウ(丸葉縷紅)とヘクソカズラ(屁糞葛)です。
同じ金網に巻きついていましたが・・・ 巻き方が!?

同じ所で絡み合って咲いていました。


マルバルコウは・・・


こんな大きさで・・・


ハート形の葉でした。

マルバルコウ(丸葉縷紅)は、熱帯アメリカが原産地で、ヒルガオ科サツマイモ属のつる性の一年草だそうです。
サツマイモ属とは?
葉が丸っこくてルコウソウ(縷紅草)に似ているのが名の由来だそうです。
マルバルコウソウとも呼ばれるとか。

ヘクソカズラ(屁糞葛)は・・・


これくらいの大きさで・・・


こんな葉でした。

よく見ると小さくて可愛い花です。なのに、変な名前がつけられています。
葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことからこの名がつけられたとか。
ヘクソカズラ(屁糞葛)は、アカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年生植物とか。
日本の在来種で、ほぼ日本の全土に分布しているそうです。

こんな金網に絡んでいました。


巻きついているつるを見てみると・・・



何と、巻き方が全く逆の右巻きと左巻きでした。
茶色ぽいつるがマルバルコウですが、右巻きに巻きついていました。
そして、緑色のつるがヘクソカズラでしたが、逆の左巻きでした。
つる性植物は、その個体がその場その場で勝手に好きな方向に巻きついているのではないそうです。
マルバルコウやアサガオはどの場所でも右巻きに、ヘクソカズラは全て左巻きだそうです。
みんな同じようなつる性植物なのに、種によって巻きつき方が違うとは不思議ですね。

なお、これらツルの巻き方表現の右巻き、左巻きについては、長らく混乱があったようですが、
日本植物学会が1956年に発行した「学術用語集植物学編」によると、
(1) 支持木に巻きついている「つる」を外から見て、右方に向いていれば「右巻き」
(2) 「つる」の伸張方向を出発点(下)から見て、時計回りならば「右巻き」
となっているそうです。


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