四季折々

~感じるままに~

1回目ジベ処理~安芸クイーン

2024-05-21 05:16:26 | ぶどう・野菜
昨日午前、ぶどう(安芸クイーン)の1回目のジベレリン処理を行いました。
これは種なし化と着粒の安定化のために行うものです。
昨年はフルメット加用の1発(回)処理としましたが、できが悪く、今年は2回処理に戻すこととしました。

満開状態の花穂です。1回目は満開から3日以内に行います。

写真ではわかりにくいですが、こんな状態が満開です。
上方には、この何倍もの支梗と粒が付いていましたが、先般バッサリ取り去りました。
そのとき上方に2個ほど小さくカットした支梗を残しておきました。
1回目の処理を行った房は目印(証)にこの支梗を1個かき取ります。

手作業で溶液に浸します。

ジベレリンは、イネの馬鹿苗病菌の培養液から作られる植物ホルモン剤です。
有害なものは含まれていないそうです。品種により定められている濃さ(25PPm)の水溶液を作りました。
一房ずつをこの水溶液に浸します。

花キャップの除去

浸した後、粒に着いている花キャップ(黒っぽいもの)を指先で取り除きました。
人差し指、中指、親指で軽くつまめば簡単に取れます。↓

キャップが残っていると粒にこびりつくことがあり、裂果の原因になるようです。

処理した証しにかき取った支梗を集めて数えてみると102個ありました。

10個ごとまとめて、集計してみると102個になりました。

実は昨日に先立ち5月17日午前、早く満開となっていた花房39房の1回目処理を行っていたので、
今回合わせて141房を処理しました。あと4房残っており明後日頃別途行います。

これまではあるがまま残していてこんなに大量になりましたが・・・
かなり多くの房のつきすぎなので、2回目ジベ処理前後頃40~50房は除去する必要があると思います。
花穂がちゃんと着果したら、初めて果房と呼ぶのだそうですが、果房になると、
粒は目に見えてどんどん大きくなっていきます。この過程で成長の悪いものを除去予定です。
過去の状況からこの棚は90房前後が適数のようです。

なお、2回目処理は、1回目処理の10~15日後に行います。
2回目は主に顆粒肥大促進のために行うものです。


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