
昨日、趣味で1本だけ育てている、ぶどう(安芸クイーン)の環状剥皮(かんじょうはくひ)を行いました。
安芸クイーンは、見出し画像のような紅色系ですが、暖地では着色しにくいぶどうです。
このような品種の色づきをよくするため、研究確立された技術がこの環状剥皮です。
幹などの樹皮(表皮)を環状に5mm幅で剥ぎ取ります。

薄皮も剥ぎ、削りカスなどをきれいに除去します。
深く傷つけると樹液が流れ出ます。
カッターナイフと5mm幅のドライバーを使って、ていねいに剥ぎ取りました。

安芸クイーンは、見出し画像のような紅色系ですが、暖地では着色しにくいぶどうです。
このような品種の色づきをよくするため、研究確立された技術がこの環状剥皮です。
幹などの樹皮(表皮)を環状に5mm幅で剥ぎ取ります。

薄皮も剥ぎ、削りカスなどをきれいに除去します。
深く傷つけると樹液が流れ出ます。
カッターナイフと5mm幅のドライバーを使って、ていねいに剥ぎ取りました。

専用の器具も開発されているようですが、この2つで難なく行うことができます。
この技術が開発された当初は1㎝幅で行われていたようです。
この技術が開発された当初は1㎝幅で行われていたようです。
しかし、5mm幅が一番効果大との結論に至っているようです。
剥皮後は何ら他の処置等は必要なく、幅広テープを巻いて保護しておきます。

テープは概ね1か月後に除去します。そのころには癒合(ゆごう)がかなり進んでいます。
今回は主幹の地上1.25mの地点で行いました。
今回は主幹の地上1.25mの地点で行いました。

これは実施前の写真です。
過去の痕跡がたくさん残っていますが、一番上の痕跡のすぐ上5㎝のところで行いました。
過去の痕跡がたくさん残っていますが、一番上の痕跡のすぐ上5㎝のところで行いました。
全体に効果を及ぼしたい場合は主幹のどこかで行います。
この環状剥皮は、満開後30~35日(着色が始まる2週間前)に行うものです。
この時期を逃すと効果が劣るそうです。
今回は、満開から31日~33日目に当たり適期内でした。
この時期を逃すと効果が劣るそうです。
今回は、満開から31日~33日目に当たり適期内でした。
この処理を行うことによって、表皮の中を通っている“師管”という養分の通り道を断ちます。
光合成で生産される養分を根などに移行させず、果実に蓄積することができるそうです。
色づきがよくなり、食味もよくなるとのことです。
光合成で生産される養分を根などに移行させず、果実に蓄積することができるそうです。
色づきがよくなり、食味もよくなるとのことです。
なお、昨日現在、袋を外してみると、かなり大きな粒になっていました。


ここまでは順調ですが・・・
あとは当面、穏やかな夏になってくれることを祈るだけです。