四季折々

~感じるままに~

あれから10年

2024-08-20 05:12:53 | 災害(台風・大雨・地震等)
丁度10年前の8月20日朝(未明)、広島市で大土砂災害が発生しました。
関連死を含め、77人もの方が犠牲になられました。
10年が経ち、砂防ダムなどは整備されていますが、今なおくっきりと爪痕が残っていました。

次の写真は10年前のその朝(7:00頃)土砂災害発生地の一部分を写していたものです。







太田川高瀬堰の左岸から写した阿武山(586m)とそのふもと(安佐南区八木4丁目)付近です。
犠牲者77人のうちの大多数が阿武山一帯のふもと(主に3・4丁目)での被災のようでした。

以下は咋朝(6:10頃)ほぼ同じ位置から写したものです。







当時残していた撮像範囲に合わせてトリミングしてみましたが・・・
昨朝は久し振りに曇天で薄暗い感じでしたので、爪痕ははっきりは写りませんでした。
しかし、肉眼では土色のままの土石流の痕跡が何筋もはっきり見えました。

この写真に写っている地域は阿武山のふもとのほんの一部です。
この範囲でも巨大な砂防ダムがいくつも造られています。
このときの土砂災害は安佐南区と安佐北区が中心でしたが、
2つの区内で砂防ダムは100箇所余り造られたそうです。


この災害の後も、ほとんど毎年、全国各地で予想もできなかったような大災害が起きています。
「天災は忘れた頃にやってくる」といわれていたのは遠い昔のことのようで、
忘れないうちに次々と発生しているのが実態です。
人ごとではなく「自分の命は自分で守る」備えが本当に必要なようです。

以下は10年前の朝に見た光景と翌日のブログです。のぞいてみてください。
2014(H26).8.20→ https://blog.goo.ne.jp/tomi153713102014goo/d/20140820

追記(8月20日09:45)
今朝06:00過ぎ頃、はすが丘団地(安佐北区口田二丁目)から眺めてみました。

阿武山の全容


本記事前半の八木4丁目付近


一番被災者が多かった八木3丁目付近(八木3丁目だけで42人の犠牲者が出たそうです)
コメント
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