T.N.T.-SHOW

メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

  近況 42

2020-03-22 21:27:28 | 日記・エッセイ・コラム
 

 戦後の日本では、このような事態はほとんど経験がないのですが、新型コロナウィルス
による不便な生活が続いています。日々情報を収集していると世界の主要な地域では感染
の拡大が続いており、悲惨な状況が伝わってきます。中国やイタリアは医療が崩壊してい
るという話もありますが、他国も援助する余裕がなくそれぞれの国の自力で対処するしか
ない状態です。
 国別感染者数の増加グラフを見ると日本の増加数が異常に低い点が目立ちます。これは
検査によって明らかになった感染者数の反映であるため、日本は検査数そのものが低い等
と言われています。医療大国である日本の本当の所は、そういう数の操作ではないと私は
考えています。災害大国でもある日本は日ごろから非常事態への備えが徹底しているので、
主に国民の備えのレベルで持ちこたえているのではないかと思えるのです。
 江戸時代にコレラが流行した時、何の知識もない江戸の庶民は気狂いのようになって祭
を始め、笑ってごまかすしかなかったと言います。しかし21世紀の現代日本ではそんな
ことはなく(皆無というわけではなさそうですが。)人込みを避けて災難が去るのを待つ
生活をしています。既に軍事国家でない日本がこうした強さを持っていたのは私も少し以
外ではありました。



 国内ニュースの中で一段と取りだたされるのは、オリンピック開催の是非に関してです。
過去に戦争状態の関係で中止となった事例はあるものの、疫病の流行での前例はないらし
く現在の所は開催の方向で話は進んでいます。災害に強い日本ではそのように粛々と事が
動いていますが、参加各国からは選手選定の時点で困難が見られ、苦言も出ています。
 また5月のGWに予定されているコミックマーケットは、国内で最も参加人数の多い催し
としてその前哨戦と目されています。今のまま感染者数の増加が推移すると5月初旬には
ピークを迎え、ぎりぎりのタイミングとなります。これは感染増加のピークを先送りして
医療体制のキャパシティーに収める計画が上手く行っている為でもありますが、その結果
コミケの是非についてもう一か月様子を見ないと決断ができないという苦しい状況になっ
たわけです。



 週明けには政府の見解が発表されるようですが、果たしてどのような事になるのか注視
したいと思います。幸い、日本の物流は正常でマスクや消毒用アルコール以外は手に入る
ので生活上の問題はありません。



   ────────────────────────────────

 

 毎年、6月と12月の末ごろリセットがあるとたびたびこのブログで警告していますが、
去年から今年に至る状況を見ると、11月12月1月2月の末ごろにそれぞれリセットがあっ
たようです。それぞれの回は構成するコミュニティーが異なるようで、このような分散し
たリセットは最近7~8年くらいの傾向になっています。
 なぜこのようになったのかは構成人数の増加による階層化のせいではないかと僕は思う
のですが、はっきりしたことは分かっていません。
 実は今日から数えて100日後に6月末となるので、これからの情報の流れに注意する
必要があります。もっとも世間はそれどころではなく、経済的な危機の方が愁眉の問題と
なると思いますが。