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メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

2006年12月29日 今年を振り返って

2007-11-30 01:35:49 | 日記・エッセイ・コラム

 今年はゲーム業界にとって不況だったそうで、私も本職であるデザインの仕事
はありませんでした。私はメカデザイナーとしては旧世代に属する方ですので、
正直な話フォトショップで作画したり3Dモデリングするスキルが無く、まとも
な求人では相手にされません。しかし、ある打上げで会った古い知り合いの話
では、仕事は有るし紙に鉛筆画でやっていると言います。私の慣れない営業の
仕方に問題があるのか、あるいは悪評でも流れたのか、現状を打破しない限り
未来はないと言う訳です。
 そうした焦りもあって、今年、本ブログを開設しました。多少なりとも
プレゼンテーションの助けとなるツールとして使えればとの願いがあります。
そして、もし良からぬ評判があるのなら、弁解の場としても使うつもりです。
この点については、また日を改めて書きましょう。

 メカデザインの仕事は全体の一部で、その時々によって役割も変わってきます。
指定されたオブジェクトを無難に仕上げていく時もありますし、こちらから何か
新しい提案をすることを期待される場合もあります。前者と後者を混同すると、
仕事の場で多大な迷惑をかけることになるので、その時々の柔軟な対応が不可欠
になります。押したり引いたりするタイミングや場所を計らないと仕事がスムーズ
に流れなくなってしまうのです。それは避けねばなりません。
 一方で、エンターティナーとして新しい提案をする時、メカデザインと言う枠を
越えて大胆な提言をする必要があります。それは、仕事そのものの骨格に対して
影響力を及ぼす重大な行動といえます。
 それには独自の研究と説得力のある雛型の創作をもってプレゼンテーションする事
が最も効果的であり、早道だと言えます。人は、概念的な話を長々と聞かされるより
も、目の前に現物を見せられた方が心を動かされるものです。しかも、それが今まで
見たことも無いものだったり、自分の望むものだったりすると、思わず飛びついて
しまうのです。ですから、私が仕事を得たいと考えたら、そのような「現物」を
持ち込んで見せるのが、一つの方法と言えます。

 全体の一部としてのメカデザイナーと、新しいエンターテインメントをも作る
メカデザイナーと、二つの立場が私の前にあります。この二つは両立してゆく
物なのでしょう。しかし、今年はその二つとも休止状態になってしまいました。
来年は、様々な困難を排して再開しなくてはなりません。
 果たして上手く行くのか、大変な不安があります。しかし、やらなくては!


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