肩から腕にかけての痛みは薬を飲んでも治まらず、首へ波及してしまいました。
どういうことかというと、寝る時の姿勢が今まで首をかばって上向きに寝ていたのに対し、
腕をかばう様に左向きの横の姿勢で眠るようになったため、知らず知らずに首に負担が掛
かってしまったようなのです。困ったことに上向きの姿勢だと腕に痛みが出てしまうので、
クッションを挟んでみたり腕を曲げてみたり試行錯誤しているのですが、なかなか上手く
行きません。最終的にうつぶせにクッションの上に乗るという姿勢に落ち着きました。
7月初旬の時点で後頭部の頭痛も起きなくなっていたのですが、この1週間の腕の痛み
は激しく、なかなか寝付けない状態が続きました。その負担が首に来て頭痛がぶり返すと
言う具合で誠に苦しい病状が続いています。今後の進展を冷静に考えると、この夏の間は
腕の痛みは続き、その回復に伴って秋以降は首の回復も進むはずです。
見通しとしては暗くありません。むしろ明るいと言えます。来年、痛みから解放された
あとどうすべきなのか、そろそろ考え始める時期に来ています。
とは言っても、この5年で生活はかなり荒れてしまって同人誌の経験は増えましたが、
仕事方面では良い部分がありません。同人活動によって本来の仕事に結びつく部分を期待
したのですが、まだ成果が出ない状態です。ただ、定期的に何らかの成果をアピールする
ことはできていますが、インパクトとしては弱いと言えます。
人から見て決定的に上手いと思える絵の技量があればまだしもですが、アイディアみた
いな曖昧なものではアピールしにくいのは当然で、盗まれる被害ばかり増えると言う有様
です。そしておそらく盗んで行ったやつらは、善悪の区別が行動に反映していないのです。
さて、それはそれで。今週は市内の図書館で不要図書の配布があると云うので出かけて
行きました。とにかく自転車で走れば運動にもなって気が晴れると言うものです。
図書館のリサイクル図書の配布は度々お世話になっているのですが、今回は映画関係の
本を多く入手できました。その中の一つに気になる文章があったので抜粋してみます。
文章は1964年に書かれたものですが、著作権は作者の死後50年と言う事ですので予告なく
削除する場合があります。◇
私の真実の日記から
1964年3月2日
これは告別の辞である。
〈中略〉
攻撃と行動に私は、疲れてしまった。
もちろん自分の身にひき較べての話だが、自分が人に頼られている重要な人物と思いこ
むのは実にたやすい。
自分が後れを取るかどうかの問題ではない。
『ヴォイス』のコラムをつづけるかどうかの私の葛藤は次のようなものだった。
私は、単に映画作家たちに仕える惨めな奴隷で、自分の役目を果たし、少なくとも友人
に対して役立つことをしなければならないのか?私の自由は人に奉仕することより重要で
はないのか?私は人々を見捨ててヒマラヤにこもり、自分のことだけにかまけるような人
間なのか?私をそそのかしているのは私のエゴイズムだ。自由の問題ではない。
自分のしていることは、人が望んでいることなのだと思い込むのはたやすい!
実は、何も望まれていはしないのだ。
このコラムだって同じことだ。
◇この文章を書いたジョナス・メカスという人はニュー・アメリカン・シネマというムー
ブメントに半生をささげた人物で、当時は何かの壁に当たっていたらしいのですが、翌週
も辞めると言ったコラムを継続して執筆したそうです。
なんと、遥か昔に今の私と似た心境の方がいらしたとは。