今年も初詣に行きました。年明けとともに地元の神社に参拝し、明けて浅草寺へ行きました。
去年より寒く月明かりが明るく感じましたが、参拝に際して願いがかなったと言う礼を込めたのが
去年とは違っていました。
秋葉原のレオナルドさんへも行って、資料の本など仕入れてきました。例のドイツ自信によって
計画されたⅣ号戦車の改良案が図によって説明された本です。PANZER TRACTS No.20-1
です。これは英字なので解説が半分くらいしか理解できないのですが、なかなか興味深い内容
が見て取れます。機会があったら紹介しましょう。
今年2010年と言えば、映画の「2010」と同じ年です。すでに現実と「2001年宇宙の旅」に
示された未来像との間にずれが発生して久しいので、その続編である「2010」と現在とを比べても
なんら意味をなさないのですが、私個人にとっては少々意味深い物があります。
映画の公開された当時、私は将来を決める時期にありました。2010年にはどうなっているのか、
自分の事も含めておぼろげながら未来像を予想してみたものでした。しかし、自分の未来の姿など
予想だにつかなかったのです。そうした漠然とした不安と希望に向かって私の未来は開かれていました。
「2010」のプロダクトデザイナーのシド・ミードの画風を模写し、少しでも自分を鍛え、自分で切り拓く
しか不安に答えるすべが無かったのが当時の実情でした。
その後の曲折は私の想像をはるかに越えて(いや、違う方向に曲がって)いました。しかし、
自分なりの意気地で初期の目的のいくつかを果たし、予想外の成果も得てきたのです。
今年が自分にとって区切りの年になる事は確かなようです。
それがどう言う未来につながるのか分かりません。
ただ、私が不安と希望を抱いていたあの子供の頃と少しも変わらぬ気持ちで向かえているのは確かな事です。