こちらではお久しぶりのデスモです。
よく思い出しても、今年に入ってから乗った記憶がありません。週に一度はエンジンをかけ、固着しないように、レバー類はすべて動かし、バッテリーチャージャーにも接続しているけど、跨がり車庫からは一度も。
こんなに暖かくなり、時間を持てあましているのだし、オイル交換のためにはエンジンを暖めないとと結構決心（なんで？）して、ヘルメットを棚から取り出します。久しぶりのバイクでの風はとても心地ちよく「エンジン、こんなに調子よかったかな」と錯覚するような快適さ。そのあたりを一回りと思っていたのに、さらに遠回りしました。
帰宅後、すぐに オイル交換 をします。真っ黒なオイルがドボドボと。
「天かす」ではありません。「（油）かす」とは、大阪の河内地方のソウルフードだそうです。新鮮な牛の小腸を高温の油で揚げ余分な脂肪を取り除いたもので、独特の風味とうま味があるそうです。河内以外の大阪でもなかなかお店が見つかりません。でも、神戸・玉津にあるこちらのお持ち帰り専門店で食べられる事が分かりました。
ずいぶん前から訪ねたかったのですが、今日は丹波篠山からの帰りに、時間に余裕があったので、うろ覚えの地図を思い出しながらやっとたどり着きます。突然、ミゼットの出迎えを受けたのにはビックリ。隣にはお父様が経営するうどん店があるのですが、そちらのメニューに「かすうどん」はないそうです。
お持ち帰り用の「うどん」は帰ってすぐ食べられるようにすべてセットになっていて、鍋ひとつでほんの数分で出来上がります。
麺自体は関西風のうどんで、でも大阪のうどんより、かなり細めのものでした。製麺所で作られ、その前で売られているわけですから、美味しくないわけがありません。お持ち帰りのメニューも豊富にあり、「かすうどん」はそのひとつ。きつねや天麩羅はもちろん、神戸ですからさすがに「牛すじうどん」が得意な感じがしました。
出汁はやや濃い目、私好みのものです。「油かす」は初経験でしたが、本当にまったく脂っ気はなく、コラーゲンをパリパリの油揚げで包んでいるような感じ。確かにこの独特の「こく」が癖になるのかもしれません。
