tonto's blog

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AGA ( androgenic alopecia )

2015-05-27 | weblog

 男性型脱毛症(AGA)の治療薬であるプロペシア(一般名:フィナステリド)が、発売されてもうすぐ10年を迎えます。いまや薬は後発品(ジェネリック医薬品)の勢いが強いけど、これが発売された頃でもまだ、後発品は「パチもん」とかいわれ、安かろう悪かろうの粗悪品。患者さんにこれを投与する事はなにか裏で悪さをしているような疑いをもたれる気がしていました。

 自分のところのイメージダウンになってしまいそうで、ほとんど使いませんでした。でも国をあげた医療費削減施策で、後発品を使えば患者さんの負担減だけじゃなく、処方医療機関や処方箋薬局も利益を得るような保険診療システムに変えてしまいました。

 それまで後発品製薬会社を「目の敵」にしていた先発品の製薬会社も、「なり振り構わず(私の印象です)」形だけは子会社がというようにして、他社開発の薬の後発品を発売するようになってきています。確かに新薬開発はとんでもない時間と費用がかかるわけで、新薬開発にかかる経済的だけじゃなく、後々の副作用発現に対する責任などのリスクを考えると、新薬開発研究などやりたくないと考えるのは私でも分かります。日本の製薬会社の実力が衰退してしまいそうです。

 前置きが長くなりましたが、このプロペシアは私自身が発売当初から今でも内服継続中です。その頃の事を 当ブログでも 紹介してありました。でも、「感謝の気持ち」を持つまでのプロペシアですけど、やはり安いに越したことはなく(医療保険適応外)、後発品のフィナステリドに変更してしまいました。ただこれだけの事ですけど、よくぞ私の髪の毛を持ちこたえさせてくれた(プロペシアのおかげ)と思っています。

 健康保険適応のない薬で、薬価(薬の定価)はありません。卸からの納入価(税別)はプロペシアで一錠約219円、フィナステリドは約157円となります。医療機関での処方が必要なので実際にはもう少しかかります。これが毎日で全額自己負担となるから余計に後発品の負担減がわかりますね。

 

 

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