THINKING LIVE シンキングライブ

シンキングライブは経済情報サイト
矢野雅雄が運営しています。

0966、ブラジル、エタノール投資再開、国内大手に加え、米穀物大手,BP、日本の商社、倍増へ向う

2011年10月04日 11時00分55秒 | thinklive

ブンゲ、伊藤忠と合弁で,12-16年に25億$を投資、サトウキビ農場と精製の複合事業を8ケ所展開

投資はサトウキビの増産と精製能力の拡大、現在の2倍の3000万t

BP,11/9月、7100万$を投資、50%の出資の合弁エタノール工場を全額出資に切り替えた、中部ゴイアス州のサトウキビ処理量を現在に2倍の,500万tに引き上げる、BPはブラジルで別のエタノール会社も買収、1500万t規模の開発を進めている

ETHビオエネエルジア派今年2精製工場稼動させ、サトウキビ処理量は1900万t程度の見込みだが,12年には、3200万tに引き上げる、同社には地場建設大手ノ、オデブレヒト、日本の双日が出資する、

ブラジル最大の国営石油、ペトロブラスha,11~15年に、25億$を投資、エタノール生産量を11年生産の,3.7倍に当たる年間、57億ℓに引き上げる、

ペトロブラスCEO、セルジョ.ガブリエリのブラジルのエタノール市場予測*07/10

*チョット昔だが、ブラジルの現実に適合している、予測では予定と方針

ブラジル国営石油会社・ペトロブラスのセルジオ・ガブリエリ最高経営責任者が、5日に開かれた輸送セミナーで、ブラジルでは、2020年までにはガソリンよりもエタノールの消費量が多くなるという見通しを明らかにした。ガソリン消費は増えるが、他の燃料の消費がそれ以上に増える。サトウキビから作られるブラジルの大部分の地域のエタノールはガソリンより安い。エタノール・ガソリンの混合比率を自由に変えることのできるフレックス車の販売が増え、エタノール販売が急増することになるという。

 Ethanol Sales To Exceed Gasoline In Brazil By 2020 - Petrobras,Cattle Network,10.9

 フレックス車は2003年に導入されたが、販売は急増、今や新車販売の85%を占めるに至った。ペトロブラスは、ブラジルの軽量車に占めるフレックス車の比率は、2006年の12,8%から2020年には71.5%に増えると予想する。ガソリン車は70.8%から13.4%にまで減ると予想される。そして、ブラジル市場におけるエタノールの価格優位が続くとすれば、フレックス車が消費する燃料の57%がエタノールになる。

 ペトロブラスは今、そのコア・ビジネスである石油製品販売を縮小を”予告”している。彼は、「燃料市場は変化する。従って、(石油)代替燃料を探すことになる」と言う。

  同社は最近、エタノール生産に参入する計画を発表した[従来は流通に、ほぼ独占的かかわってきた]。ブラジルの最大40のエタノール工場の株を購入することになるう。ブラジルのエタノール消費量は、2006-07年収穫シーズンの125億リットルから、2020年には296億リットルに、輸出量は同じ期間に34億リットルから165億リットルに増えると予想する。

  このようなエタノール消費の増加にもかかわらず、すべてのタイプの車で広く使われているディーゼルの重要性は変わらない。2006年には自動車用燃料の52.5%を占めるが、2020年にも50.5%を占める。政府は、ディーゼルに、2008年からは2%、2013年からは5%のバイオディーゼルの混合を義務づけている。大豆、ヒマ、ヒマワリなどから作られるバイオディーゼルは、2020年には自動車用燃料の2.6%を占めると予想されるという。

なお、ブラジルでは最近、穀物メジャー・ADM、ブラジルの中心的エタノール企業・Cosan SAなどの大企業によるマト・グロッソ州、アクレ州などアマゾン地域での大規模バイオディーゼル工場建設計画が相次いで発表されている。ただ、原料は高価な大豆で、通常のでディーゼルと対抗できない。小規模農民も栽培できるヒマやヤトロファを原料とするバイオディーゼルの開発が追求されているが、生産コストが高すぎる、農民はこのような非食料作物を栽培するノウ・ハウを持たないなどの問題があり、前途は多難の様相を呈している


最新の画像もっと見る

コメントを投稿