メルカリは言わずと知れたフリマ・アプリ最大手である。個人が不要になったものを出品し、別の個人が購入するという、リユース品の仲介プラットフォームを提供している。同社は起業家の山田進太郎氏が2013年に立ち上げ、スタートからわずか5年で1000万人の利用者を抱える巨大ビジネスに成長させた。
取り扱うリユース品の流通総額は急ピッチで増大しており、2018年6月期には3000億円を突破するのがほぼ確実とみられている。経済産業省がまとめた日本国内のフリマアプリ市場規模は4835億円だったので(2017年)、単純計算では半分以上をメルカリが占めていることになる。
メルカリ<4385>が安い。フリマアプリ最大手の同社は19日に東証マザーズに新規上場し、この日で上場2日目。上場初日は、公開価格(3000円)を67%上回る5000円の初値をつけた。一時、ストップ高の6000円まで買われる場面もあったが、終値は5300円だった。この日は、寄り付きで一時5360円まで買われる場面があったが、買い一巡後は利益確定売りに押される展開。初値の5000円を意識した攻防となるなか、午前10時40分頃から売りが優勢となり4800円台に下落している。「当面は需給先行の展開」(市場関係者)が見込まれるなか、株価は落ち着きどころを探る展開となっている。
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