*住化、中期計画、4000億円投資、増収22%、デ売り上2.4兆円、純利益900億円、の予想も危なっかしい、サウジ産の安い原料で圧倒的な利益は出せなかった、リーマン以降の米欧の恐慌的不況に続き、中国も成長鈍化、
*3年間で投資4000億円以内を計画、サウジとのラービグでの大型石化PJに1兆円を投資、13/3期は500億円の赤字、リーマン以降の米欧市場の不況で打たれる、主力の中国も成長の踊り場で、低迷、
*アメリカのシェールガス革命で世界の石油化学は構造転換に入った、サウジの安い原料で、大もうけするはずが、13/3期は、500億円の赤字見込み、膨れ上がった負債の縮小が大きな問題、
*住化、サウジのペトロラービグを拡大、千葉コンビナートのエチレン生産,15/9、停止する、3年計画の、
*化学部門の黒字転換。サウジ産出の易い原油を使用して10%台の利益が出るはずだった、結果が、500億円の赤字では、1兆円強の投資がムダになりかねない状況、
*情報電子部門もサムスン、アップルを除いては、世界市場が全体として不調、大幅増益ば見込めそうもない、アップルにも陰り?
株価推移 264 前日比-5(-1.86%)
昨年6月には、中東石油化学最大手のサウジ基礎産業公社(サビック)が中国石油化工と戦略提携。
*健康、農業部門は米、モンサントの提携拡大を詰めている、ブラジル、アルゼンチンに本悪的に進出、
16/3期 /13.3
売り上 24000億円 +22%
最終損益 900 -500億円
住友化学、サウジに対中輸出拠点 拡大市場への足場に
2009年11月10日0時49分
住友化学とサウジアラビアの国営石油会社サウジ・アラムコの合弁会社であるペトロ・ラービグは8日、世界最大級の石油化学コンビナートの完工式を開いた。12月にフル稼働の態勢に入る。中東では大型コンビナートが相次いで立ち上がり、需要拡大が続く中国に石油化学製品の輸出攻勢をかける構え。対中輸出に依存する他の日本勢は警戒感を強めており、対抗策を急いでいる。
■エチレン原料に格安ガス
サウジアラビア西部の玄関口、ジッダから北へ車で1時間半。ラービグの砂漠地帯に突然、炎や煙が立ち上る工場群が現れた。敷地面積2千ヘクタール。東京ドーム420個分以上の広さを誇る、ペトロ・ラービグの石油化学コンビナートだ。
100万バレル貯蔵の巨大な原油タンク4基が配置され、中心部にはサウジ・アラムコが80年代から運営する製油施設がある。精製能力は日量40万バレル。この原油からつくる重油をもとに、自動車部品などの原料になるプロピレンなどが生産されている。
高さ50メートルに達する巨大なエチレン生産設備は、4月から稼働。年間生産能力は、日本最大の京葉エチレン(千葉県)の倍近い130万トンだ。日本のコンビナートはナフサ(粗製ガソリン)を分解してエチレンを生産するが、ラービグは原油採掘時に出る天然ガスのエタンを使用。価格はナフサの10分の1以下とされ、巨大設備のフル稼働でエチレンの生産コストを一気に下げる計画だ。
一方、サウジ側は国家戦略の中核を担うプロジェクトと位置づける。石化製品まで手がけることで石油輸出への依存から脱却し、産業のすそ野を広げたい考えだ。ナイミ石油鉱物資源相は「雇用拡大で地元の若者たちに新たな機会を与え、外国企業の投資を呼び込みたい」と表明した。
■三菱・三井は中国進出
昨年前半までの原油高騰でオイルマネーが流入した中東では、ペトロ・ラービグ以外でも今年末までに大型エチレン生産設備が5基稼働する。13年の中東のエチレン生産能力は07年の2倍の2500万トン超に増える見通しで、中東は石化製品の「世界最大の輸出基地」になるとみられる。
大量生産される石化製品の多くは、中国に輸出する見込み。ペトロ・ラービグも輸出の半分近くは中国向けだ。今後、中国の需要をめぐる競争が一層激化するのは必至で、住友化学のライバルの日本勢は中国への直接進出を加速させている。
例えば三菱化学と三井化学は4月、中国での販売強化をめざし、中国石油化学最大手の中国石油化工(シノペック)と提携を拡大することに合意。来年以降、自動車部品の樹脂原料などの合弁工場を中国に新設する。
ただ、中国との関係強化を狙うのは日本だけではない。中東勢も中国進出に動き始めている。昨年6月には、中東石油化学最大手のサウジ基礎産業公社(サビック)が中国石油化工と戦略提携。両社が来年から中国・天津で共同運営を始めるのは、石油化学産業の中枢のコンビナートそのものだ。
中東、中国などで巨大コンビナートが相次いで操業することで、石化製品の供給過剰が世界的に強まる恐れも指摘されている。国内のコンビナートはすでに、エチレン生産設備の統合を検討したり、中東勢と競合する汎用品から撤退したりして、生産効率を高める生き残り策を模索している。新興国の動きに背を押され、さらなる業界再編に突き進む可能性もある。(田井中雅人=ラービグ〈サウジアラビア西部〉、寺西和男)
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ペトロ・ラービグ 住友化学とサウジ・アラムコの合弁会社として05年に設立され、石油精製から化学品生産まで一貫して行っている。総投資額は101億ドル(約1兆円)。当初は折半出資だったが、現在は住友化学、サウジ・アラムコが各37・5%、一般投資家が25%出資している。