県立橿原考古学研究所(橿考研)が8日、奈良県御所市條(じょう)の中西遺跡で、弥生時代前期(約2400年前)の水田跡約9千㎡が出土したと発表した。
今回の調査で、東西に走る畦(あぜ)を基準に、南北3m、東西4mを標準サイズに整然と区画された水田跡約850枚が見つかった。 橿考研の平成21、22年の調査で同遺跡からは水田跡約7400㎡が出土。北側に隣接する秋津遺跡からも同時期の水田跡約4千㎡を確認しており、今回の水田跡を含めると計約2万400㎡となる。弥生時代前期の水田跡としては最大級とされる服部遺跡(守山市)の約1万8700㎡と、池島・福万寺遺跡(東大阪市、八尾両市)の約1万8千㎡を超え、同時期の水田跡としては国内最大規模となる。
橿考研によると、中西遺跡周辺は、弥生時代前期の大洪水で0.5~1.5mの土砂に埋まり、当時の水田がそのまま保存されたと考えられるという。
現地説明会は12日午前10時から15時まで開かれる。
[参考:時事通信、産経新聞、毎日新聞、朝日新聞、日経新聞]
過去の関連ニュース・情報
2009.12.8中西遺跡 奈良県最古級の水田跡
中西遺跡
今回の調査で、東西に走る畦(あぜ)を基準に、南北3m、東西4mを標準サイズに整然と区画された水田跡約850枚が見つかった。 橿考研の平成21、22年の調査で同遺跡からは水田跡約7400㎡が出土。北側に隣接する秋津遺跡からも同時期の水田跡約4千㎡を確認しており、今回の水田跡を含めると計約2万400㎡となる。弥生時代前期の水田跡としては最大級とされる服部遺跡(守山市)の約1万8700㎡と、池島・福万寺遺跡(東大阪市、八尾両市)の約1万8千㎡を超え、同時期の水田跡としては国内最大規模となる。
橿考研によると、中西遺跡周辺は、弥生時代前期の大洪水で0.5~1.5mの土砂に埋まり、当時の水田がそのまま保存されたと考えられるという。
現地説明会は12日午前10時から15時まで開かれる。
[参考:時事通信、産経新聞、毎日新聞、朝日新聞、日経新聞]
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