県立埋蔵文化財センターは19日、下鶴遺跡(同市大口下殿)で、弥生時代中期(約2200年前)の地層から青銅器「銅戈」の先端部分が出土したと発表した。県内初で、全国最南端の出土例。北部九州で同時期に多く出土しており、北部九州との交流を示すものとしている。
出土した銅戈は長さ8cm、幅3・3cm、厚さ0・6cm、重さ39・7g。本体の長さは20cm前後とみられる。墓跡とみられる穴(長さ130cm、幅80cm)から出土した。中央部に「樋(ひ)」と呼ばれる溝が縦に2本施されている。
銅戈は中国伝来で、木製の柄の先に取り付ける武器。国内では主に祭祀に使われたとみられる。従来、熊本県山鹿市が国内最南端の出土例だった。青銅器としては、県内では志布志市有明町野井倉の銅矛(弥生時代後期)に続き2例目。
28日午前10時と午後2時、現地説明会が開かれる。(雨天決行)
[参考:2009.11.19 南日本新聞、毎日新聞]
出土した銅戈は長さ8cm、幅3・3cm、厚さ0・6cm、重さ39・7g。本体の長さは20cm前後とみられる。墓跡とみられる穴(長さ130cm、幅80cm)から出土した。中央部に「樋(ひ)」と呼ばれる溝が縦に2本施されている。
銅戈は中国伝来で、木製の柄の先に取り付ける武器。国内では主に祭祀に使われたとみられる。従来、熊本県山鹿市が国内最南端の出土例だった。青銅器としては、県内では志布志市有明町野井倉の銅矛(弥生時代後期)に続き2例目。
28日午前10時と午後2時、現地説明会が開かれる。(雨天決行)
[参考:2009.11.19 南日本新聞、毎日新聞]