トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

スケール感の崩壊・・・

2007-11-21 23:09:47 | トランスフォーマー・Z

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ごきげんようでござる。

前回に続き、今宵も航空母艦ネタでござる。

今回は1990年に販売された、マイクロトランスフォーマーDXのサイバトロン海空指揮官、スカイウェイブ(C-340、スカイウェイブ、800円)でござる。

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空母と言っても、本体のスカイウェイブは、ハリアー風の垂直離着陸機に変形するマイクロトランスフォーマーでござるよ。

本品は、空母(戦闘母艦)とマイクロトランスフォーマーのセット商品でござる。

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前回ブロードサイド(C-85、ブロードサイド、2200円)を紹介した際に「スケール観を演出する為にミニチュアフィギュアの付属が望ましい」と書いたでござるが、本品は逆に搭載機を付けてしまった為にスケール感が崩壊してしまった悪い例でござる(笑)。

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空母にドデカイ搭載機・・・ 

否! 空母が小さいのでござる。 それに輪を掛けて両側面に巨大なキャノン砲が・・・ 航空母艦としては疑問でござるが、戦闘空母として見れば、宇宙戦艦ヤマト世代である拙者には好感の持てるデザインだったりするでござる。

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だから、マイクロトランスフォーマーとはいえ、狭い飛行甲板は使い辛いので、スカイウェイブのヴィークルモードは垂直離着陸機なんでござろうな?

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さて、このスカイウェイブのロボットモードでござるが、小型商品とはいえ、中々に凝った変形をしており、意外とプロポーションも良かったりするでござる。

が! 問題は色でござる・・・ なんとなくデストロン風・・・

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そう! 実は本商品は、海外ではデストロン海上戦闘兵、フラットトップとして販売されていたでござるよ。

トランスフォーマーZはマイクロトランスフォーマーを中核とした基地遊びに主眼を置いた日本独自のシリーズでござる。 その為に海外版のライバルのデストロン商品もサイバトロンに編入し、基地アイテム等を増大させたでござるが、デストロン商品の販売は皆無で、日本でのデストロン暗黒時代の始まりを告げたシリーズと成ってしまったでござるよ・・・

なお、海外版との商品上の違いは全くなく、パッケージが違うのみでござる。

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空母はジェットモードに変形するでござるが、この空母には特別な名称もなく、トランステクターと呼んでいい代物なのか疑問でござるが、空母自体が支援メカなのでトランステクターの1種でござろうな?

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しかし、垂直離着陸機に変形するスカイウェイブに航空支援メカは必要でござるか?

何故か、すごく無駄な気がしないでもないでござるが・・・

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まあ、垂直離着陸機(ハリアー)が空中戦(ドッグファイト)に優れた機体ではないので、空中戦強化の為のパワーアップ合体と思えば良いでござるが、見た目が遊園地の乗物状態・・・ 空力学とか何とかは無視でござるな(笑)。

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ブロードサイドとは同じようなコンセプトでござるが、商品的には空母、ジェットモードの両方に車輪が有る為転がし走行が可能だったり、余剰パーツが無かったりすることは優れているかもしれないでござるが、航空母艦が小さいのは致命的でござるな・・・ もっと大型アイテムだったらマイクロトランスフォーマーとの組み合わせは良いモノとなっていたでござるよ。


艦船系トランスフォーマーの憂鬱

2007-11-20 21:11:18 | トランスフォーマー・2010

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーの基本は、オートボット(自動車系)でござる。 

身近なメカニックがロボットに変形する事による親近感と大きさを知る為の目安と呼ぶべき存在で、ロボットモードを玩具にて比較した場合の大凡の身長差を再現しているでござるが、あくまでもイメージサイズでござる。

そう、自動車系オートボットを基本とした場合、商品展開上、大型のビーグルモードを持つトランスフォーマー(他の変形ロボを含む)は、同一スケールで商品化できず、縮小されざるを得ない事でござる。

その縮小による犠牲を強いられるのは、大型メカニックの代名詞である艦船系変形ロボで、TVアニメ等では巨大に描かれる場合が多いので、商品とのギャップは計り知れないでござるな。

そこで、今宵紹介するのが、1986年に販売されたサイバトロン空・海防衛戦士、ブロードサイド(C-85、ブロードサイド、2200円)でござる。

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本商品は、航空母艦とジェット機に三段変形するトリプルチェンジャー(トリプルボット)でござる。

TVアニメでは2010より登場し、オープニングでも印象深い登場をしている訳でござるが、やはり、航空母艦なので巨大に描かれており、サイバトロンの貴重な海上戦力の要的存在でござる。

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しかし、その存在は散在で、ロボットモードに変形すると、他のトリプルボット(C-83、サンドストーム、1980円や、C-84、スプラング、1980円)と同じ大きさ・・・商品サイズに縮小するでござる。 かと思えば! ロボットモードでも巨大に描かれ、しかも、NG版の頭部で登場したりもしたでござるな(笑)。 いくらトランスフォーマーにスケール感を求めるなと言ってもコレは酷いでござるな・・・ まあ、コレと同じ現象は、ライバル作品であるマシンロボ・クロノスの大逆襲にて、戦艦(ニュージャージー級戦艦?)に変形するバトルシップロボ(MR-54、バトルシップロボ、600円)も巨大に描かれていた事でござるな。

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さてさて、ブロードサイドの航空母艦のデザインは元は特に無いようでござるが、煙突の無い(同化?)島型艦橋や斜め飛行甲板の形状からして米国の原子力空母を参考にしたようでござるな。 なお飛行甲板には、86の艦籍番号のシールが貼られる(写真は貼っていない)でござるが、商品番号がC-85だったので勿体ないでござる。 因みに、亜米利加海軍の原子力空母には86の艦籍番号はなく、護衛空母にシットコ・ベイ(CVE-86)が存在するでござる。 番号を逆さの96と見た場合でも、護衛空母でクエゼリン(CVE-98)が存在したでござるな。 

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まあ、今のところ現在する航空母艦では無いでござるよ。 それに、後ろから見たデザインは宇宙空母のようで、TVアニメでも宇宙空間にて宇宙船(?)として登場しているでござる。(コレはコレで好し!)

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そしてブロードサイドはジェット機に変形するでござるが、イマイチ意味が無いような・・・

無論トリプルチェンジの弊害として、ジェット機モードの元になったモデルは無いようでござる。

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なお、TVアニメでは巨大なジェット機モードは描かれておらず、航空母艦からジェット機に変形する際に縮小したのでござろうな。 う~む、トランスフォーマーとは便利な種族でござる。

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さて、この商品の秘密でござるが、ジェット機の翼は空母の飛行甲板であり、ダイキャスト製でござる。 このパーツの御蔭で他のトリプルチェンジャーより価格が高くなっているでござるよ。 また、ジェット機のキャノピー部分にスプリングが仕込まれており、空母に変形した際は着底時に中に押し込まれるでござる。 しかし、ミサイルや武器パーツ余剰部品となるでござるな。

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そして、ロボットモードは艦船系変形ロボらしく、箱型の直立不動縦長体型でござる。

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そう、可動範囲が怖ろしく狭いうえに脚や首が無可動でござる。

そのうえロボットモードはスケール観が感じられず、付属のシールを貼れば更にスケール感が崩壊する代物でござるよ。

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とりあえず手持ち武器として、プラズマパルスガンと振動アックスを装備できるでござるが、何故か海洋系戦士は斧を武器として装備している気がするでござるが気のせいでござるか?

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う~む・・・拙者がファイヤーエムブレムにハマリすぎたでござるかな?

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なお、ミサイル(?)はロボットモードでは余剰パーツとなるでござるが、一応は取り付け可能だったりするでござるよ。

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可動部分が皆無でござるから、せめて余剰パーツ対策で武装させてみたでござる。 (笑)

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しかしながら艦船系ロボの商品サイズが車と同じなのは納得いかないでござるが、フォートレスマキシマス(C-114、フォートレスマキシマス、12800円)くらいなら納得がいくものの、住宅事情を考えると・・・ まあ、スケール感を演出するミニチュア・フィギュアでも付属するのが一番でござるかな?

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因みに別売りのF-14戦闘機型のマイクロトランスフォーマー・オーバーエアー(C-342、エアポートベース、1200円)でも御覧の有り様でござるよ・・・


カプセルマシンロボ

2007-11-19 15:07:15 | マシンロボ

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ごきげんようでござる!

今宵は今宵は久々にマシンロボより、2001年にガシャポンとして販売されたカプセルTOY、通称カプセルマシンロボこと、マシンロボGP(全5種、各200円)でござる。

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マシンロボ・シリーズは1982年よりバンダイが販売した変形ロボで、トランスフォーマー最大のライバルでござるな。

さて、本商品は新デザインのプラスチック製変形ロボでござる。

過去販売された600シリーズを想起させる変形ギミック、デザインはオマージュと呼ぶべき商品でござるな。

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先ずは定番のパトカーに変形するポリスロボ(MR-GP01、ポリスロボ、200円)でござる。 タイヤは可動し、転がし走行可能でござるが、パトカーの車体に書き文字が無いので安っぽいイメージでござる(200円だから当たり前!)。

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ロボットモードへの変形は簡易ながら、過去に販売された商品と類似しない変形方法は称賛するでござるが、可動に関してはダメダメでござるよ・・・ せめて腕が前後に可動しないと・・・まあ、動くでござるが、パトカーの外皮が干渉するので動かないも同然でござるよ。

しかし、ロボットモードのデザインは如何にもマシンロボ的で好感がもてるでござるよ。(天才バカボンの本官さん風の顔もOK!)

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2番手も定番の消防車に変形するファイヤーロボ(MR-GP02、ファイヤーロボ、200円)でござる。 本商品も600シリーズと同じで、規格サイズに収めるべく、大型車両は縮小されているでござる。 御蔭で他の商品と比べると小さめでござる。 しかも、8輪中4輪はダミーで回転せず、塗装されていないでござる。 しかし、ハシゴ(消火用アーム)は別パーツなので旋回するでござる。

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ロボットモードへの変形は、同じく消防車に変形する1993年に販売されたファイヤーシージー(CG-02、ファイヤーシージー、1500円)に似ており、ハシゴを手持ち武器(ハイドロキャノン)とするところは、本シリーズ唯一の武器持ち商品でござるが、腕が横にしか可動せずイマイチ宝の持ち腐れでござるな・・・しかも脚部がチープでござる・・・

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3番手も定番の救急車に変形する救急ロボ(MR-GP03、救急ロボ、200円)でござる。 こちらも、可愛らしいデザインながら書き文字等がないのでチープでござるな。

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コチラの商品はロボットモードのデザインも変形方法も、1983年に販売された初代救急ロボ(MR-15、救急ロボ、600円)にソックリ・・・否! その物でござる。

マシンロボの代名詞的な商品の一つなので、よほど開発者の思い入れが有り商品に反映されたのでござろうな?

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そして4番手は、何故か4WD車に変形する4WDロボ(MR-GP04、4WDロボ、200円)でござる。 600シリーズでは販売されず、シージーロボにてヨンクシージー(CG-05、ヨンクシージー、1500円)が販売されるも、デザインや変形方法は異なるでござる。

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ロボットモードのデザインは4WDらしい堅牢なデザインでござるが、胴体部分が未塗装な為に非常にチープに見えてしまう残念な一品でござるな。

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最後はマシンロボシリーズ全体で見れば違和感が無いでござるが、本シリーズだけ見ると場違いな列車系マシンロボ、新幹線500系のぞみ、に変形する500系のぞみロボ(MR-GP05、500系新幹線のぞみロボ、200円)でござる。

本商品もファイヤーロボと同じく大型車両なので、小さめに作られており、車輪が無い為に転がし走行もできず、連結器なども無いでござる。 ひょっとするとリニアモーターカーかもしれないでござるな?

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ロボットモードのデザインはスマートで列車系変形ロボらしいデザインでござる。

なお、マシンロボでも新幹線に変形する商品は多いでござるが、500系のぞみ、に変形するマシンロボは本品が最初でござる。

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なお、ポリスロボ、4WDロボ、500系のぞみロボは変形方法は同じでGPシリーズ用の変形方法なのでござろうな。 無論3体とも外皮が干渉するので腕は前に可動しないでござる。

5体共に脚部は繋がっているのでポーズも取れないでござるよ。

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因みに、MR-GPとは、マシンロボーガシャポンの意味でござる。

まあ、しかし、200円の当時のガシャポンとしてはコレはコレで限界だったのでござろう。

小型でガシャポンという事もあり買いやすいが集めにくいというコレクション性の高い商品でも有った訳でござるな。

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しかし・・・ 本シリーズは人気がイマイチだったらしくシリーズ第2弾が販売されず、ガシャポンによる関連商品も販売されていないでござるよ。


食玩の実力!

2007-11-17 22:55:22 | トランスフォーマー・カバヤ(食玩)

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ごきげんようでござる!

食玩はチープTOYの代名詞と言われていたのは十数年前の話・・・最近の食玩の完成度は高く、チープTOYと呼ぶよりもミニチュアと呼ぶに相応しい商品でござる。

今宵は、2004年販売のトランスフォーマー・スーパーリンクよりグランドコンボイ(SC-01、グランドコンボイ・スーパーモード、5229円)の食玩版であるKabaya製、DXトランスフォーマー(全3種、各300円)より、グランドコンボイ(①、グランドコンボイ、300円)とグランドフォース(②、グランドフォース、300円)の紹介でござる。

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本商品は、組み立て塗装済みモデル(一部組み立て有り)で、チューインガムが付属して販売された商品でござる。

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グランドコンボイ の完成度は、正にミニチュアと呼べる完成度でござる。

しかし、300円の食玩な為にメッキ部分や塗装は省かれているものの、武器であるコンボイガンが付属し、サイバトロンマーク等はプリント処理なので侮れないでござるよ。

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残念な事に本商品のタイヤは無可動な為に転がし走行は出来ないでござる。

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ロボットモードへの変形は、碗部と後部ユニットは取り外し組み換え式でござるが、正規品SC-01版に負けぬ、どすこ~い!なプロポーションを完全再現しているでござるよ。

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そして、本商品は別売りのグランドフォースと組み合わせる事が可能でござる。

まあ、残念なのはトレーラー部分が無い事でござるな。

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グランドフォースを別売りにする事により商品単価を下げ、商品のクオリティを維持させたKabayaの英断は称賛したいでござるな。 ・・・グランドフォースだけなら悲しいでござるが、多分2個セットで買うであろう抱き合わせ販売でござるな。 ちなみに、3種めは、ガルバトロン(③、ガルバトロン、300円)で、コチラも変形する商品でござる。

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グランドコンボイの手足となるグランドフォースは、SC-01版と同じく変形し、マーキングはプリント処理でござる。

消防車であるファイヤー1はハシゴが可動し、収縮するでござる。

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ヘリコプターであるジャイロ2はローターは可動するものの、回転はせず、折畳みは可能でござる。

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ドリルタンクであるティガー3はドリルが回転しない・・・ 残念!

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潜水艦であるサブマリン4は、アームは可動せず、プリント処理されたナンバーが見えにくいのが欠点でござる。

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スーパーモードへの合体は、ほぼSC-01版と同じ方式で行なわれ、ミサイル発射ギキックとか、電子音ギミックが無くとも十分遊べる商品に仕上がっているでござるよ。

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無論、手足は自在に入れ替える事も可能でござる。

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これで、300円×2の600円は安いでござる!

SC-01版が、5229円のミニチュアとしては言う事なしでござる。

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しかし、残念ながら本商品に対応したウィングセイバーや、オメガスプリームが販売されなかったでござる。 ・・・が、それこそ食玩! チープTOYらしい展開でござるよ。

食玩に多くを望む事なかれ! されど、安価なれど夢を与える商品で有ってほしいでござる。


TVアニメとは仕様が異なります。

2007-11-15 22:05:52 | トランスフォーマー・ヘッドマスター

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ごきげんようでござる。

今宵は1987年に販売された、サイバトロン・ターゲットマスター、陸上攻撃員、ブランカー(C-106、ブランカー、1980円)の紹介でござる。

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ターゲットマスター・・・彼らは、銃器に変形するパートナーとチームを組むトランスフォーマーでござる。 と、説明してしまえば簡単でござるが、実は非常に複雑なトランスフォーマーだったりするでござるよ。

まず、ターゲットマスターって誰?

ヘッドマスターの場合は、日本版・海外版でも頭部となるトランスフォーマー・ネビュロス人・地球人の事を指し、マスター戦士とかマスターフォースとか呼ばれており、専用の合体ギミックを有する商品でござるが、ターゲットマスターは銃器に変形するパートナーを有するトランスフォーマーとパートナーを指すカテゴリーでござる。 しかも、ターゲットマスターは専用の合体ギミックは無く、専用商品だけでなく既存の商品に、パートナー接続用の穴を追加した商品や、スクランブル兵士であるキングポセイドン(D-318、キングポセイドン、6200円)等は6体目が武器となるので海外ではターゲットマスター扱いだったりするでござる。

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本商品のブランカーは、日本版設定では、歴戦のベテラン戦士で、過去のセイバートロン星ではコンボイ(01、コンボイ、3900円)の指揮下で戦っていたという設定があり、TVアニメ(ザ・ヘッドマスター)では、フォートレス(C-114、フォートレスマキシマス、12800円)指揮下のサイバトロン軍に合流し、デストロンとの戦闘中にプラズマ爆弾の爆風に巻き込まれ、居合わせたマスター星の住人が、彼らの銃と融合され「奇跡のトランスフォーマー」が誕生した! というのが、日本版TVアニメ設定でござる。

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パートナーである、ピースマンはソニックブラスターに変形するマスター星の住人としか説明はなく、TVアニメでは、マシン言語(?)で会話し、通常の会話は出来ないが意志の疎通は出来てるように描写され、常にブランカーと行動を共にしていたでござる。

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・・・ここで、一つの疑問が?

たしか、マスター星の住人って、セイバートロンの一般市民が移住したハズだから通常のトランスフォーマーと同じ言語を使うハズでござる。 しかし、何故? ・・・ブランカー達の武器と融合した際の後遺症でござろうか? ドチラにしろ彼らが開放されたという話は無いでござる。

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さて、一方の海外版であるザ・リバースに登場するターゲットマスターは、人間をパートナーにすれば、さらに能力を高める事が出来るという理論により、メカスーツ(エクソスーツ)を着たネビュロン人とトランスフォーマーが合体して誕生した新世代トランスフォーマーでござる。

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商品上の違いは、日本版はシークレットエンブレムが無い以外は同じで、海外版の名前はポイントブランクといい、設定は射撃の名手であると言う事くらいでござる。

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パートナーとなるのはネビュロン人の警察官であるピースメーカーでござる。

因みに拙者は、ザ・リバースは未見でござる。

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さてさて、商品のブランカーは細身のプロポーションながら、下半身が不細工!

腕の可動範囲はコレでOKだが、首が可動せず、両足が繋がっている為に、ポーズが付けられない難点があり、商品的完成度は低いとしか言えず、人気キャラながら再販が無い原因と言えるでござるな。

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しかも、TVアニメ(ザ・ヘッドマスター)ではピースマンブランカーの右腕と融合する、アニメーターの作画に優しい演出がされており、商品を購入して「騙された!」と嘆いた御仁も多くいると聞いたでござる。 拙者的にはコレでも良いでござるが、左腕に持つエンジンパーツ(?)が何なのか不明な事でござる。 コレは武器でござるかな? それとも盾? 盾だったら、エンジン(?)を盾に使用するでござるかな? ・・・まあ、拙者が推測するにビーム系射出武器兼シールド発生器ではないかと思うでござる。

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まあ、日本版TVアニメでのターゲットマスター6人は、「奇跡のトランスフォーマー」でも良いでござるが、日本限定販売のアートファイヤー(C-108、アートファイヤー、1980円)達は如何なターゲットマスターでござろうか? 「奇跡のトランスフォーマー」を真似たマスター星の住人とトランスフォーマーのチームと見るべきでござるかな?

そう考えると、e-HOBBY限定販売のオライオンパックス(67、オライオンパックス&ダイオン、3990円)は商品上ターゲットマスターなんでござろうか? オライオンパックスに合体するパートナーは、自立型ドロイドはローラーだったりする訳でござるが武器に変形する訳じゃないでござる・・・ うむむ・・・謎でござる。

ターゲットマスターがリニューアルされる際は、パートナーがちゃんと肩に座れるようにしてほしいでござるな。