ごきげんようでござる!
今宵は今宵は久々にマシンロボより、2001年にガシャポンとして販売されたカプセルTOY、通称カプセルマシンロボこと、マシンロボGP(全5種、各200円)でござる。
マシンロボ・シリーズは1982年よりバンダイが販売した変形ロボで、トランスフォーマー最大のライバルでござるな。
さて、本商品は新デザインのプラスチック製変形ロボでござる。
過去販売された600シリーズを想起させる変形ギミック、デザインはオマージュと呼ぶべき商品でござるな。
先ずは定番のパトカーに変形するポリスロボ(MR-GP01、ポリスロボ、200円)でござる。 タイヤは可動し、転がし走行可能でござるが、パトカーの車体に書き文字が無いので安っぽいイメージでござる(200円だから当たり前!)。
ロボットモードへの変形は簡易ながら、過去に販売された商品と類似しない変形方法は称賛するでござるが、可動に関してはダメダメでござるよ・・・ せめて腕が前後に可動しないと・・・まあ、動くでござるが、パトカーの外皮が干渉するので動かないも同然でござるよ。
しかし、ロボットモードのデザインは如何にもマシンロボ的で好感がもてるでござるよ。(天才バカボンの本官さん風の顔もOK!)
2番手も定番の消防車に変形するファイヤーロボ(MR-GP02、ファイヤーロボ、200円)でござる。 本商品も600シリーズと同じで、規格サイズに収めるべく、大型車両は縮小されているでござる。 御蔭で他の商品と比べると小さめでござる。 しかも、8輪中4輪はダミーで回転せず、塗装されていないでござる。 しかし、ハシゴ(消火用アーム)は別パーツなので旋回するでござる。
ロボットモードへの変形は、同じく消防車に変形する1993年に販売されたファイヤーシージー(CG-02、ファイヤーシージー、1500円)に似ており、ハシゴを手持ち武器(ハイドロキャノン)とするところは、本シリーズ唯一の武器持ち商品でござるが、腕が横にしか可動せずイマイチ宝の持ち腐れでござるな・・・しかも脚部がチープでござる・・・
3番手も定番の救急車に変形する救急ロボ(MR-GP03、救急ロボ、200円)でござる。 こちらも、可愛らしいデザインながら書き文字等がないのでチープでござるな。
コチラの商品はロボットモードのデザインも変形方法も、1983年に販売された初代救急ロボ(MR-15、救急ロボ、600円)にソックリ・・・否! その物でござる。
マシンロボの代名詞的な商品の一つなので、よほど開発者の思い入れが有り商品に反映されたのでござろうな?
そして4番手は、何故か4WD車に変形する4WDロボ(MR-GP04、4WDロボ、200円)でござる。 600シリーズでは販売されず、シージーロボにてヨンクシージー(CG-05、ヨンクシージー、1500円)が販売されるも、デザインや変形方法は異なるでござる。
ロボットモードのデザインは4WDらしい堅牢なデザインでござるが、胴体部分が未塗装な為に非常にチープに見えてしまう残念な一品でござるな。
最後はマシンロボシリーズ全体で見れば違和感が無いでござるが、本シリーズだけ見ると場違いな列車系マシンロボ、新幹線500系のぞみ、に変形する500系のぞみロボ(MR-GP05、500系新幹線のぞみロボ、200円)でござる。
本商品もファイヤーロボと同じく大型車両なので、小さめに作られており、車輪が無い為に転がし走行もできず、連結器なども無いでござる。 ひょっとするとリニアモーターカーかもしれないでござるな?
ロボットモードのデザインはスマートで列車系変形ロボらしいデザインでござる。
なお、マシンロボでも新幹線に変形する商品は多いでござるが、500系のぞみ、に変形するマシンロボは本品が最初でござる。
なお、ポリスロボ、4WDロボ、500系のぞみロボは変形方法は同じでGPシリーズ用の変形方法なのでござろうな。 無論3体とも外皮が干渉するので腕は前に可動しないでござる。
5体共に脚部は繋がっているのでポーズも取れないでござるよ。
因みに、MR-GPとは、マシンロボーガシャポンの意味でござる。
まあ、しかし、200円の当時のガシャポンとしてはコレはコレで限界だったのでござろう。
小型でガシャポンという事もあり買いやすいが集めにくいというコレクション性の高い商品でも有った訳でござるな。
しかし・・・ 本シリーズは人気がイマイチだったらしくシリーズ第2弾が販売されず、ガシャポンによる関連商品も販売されていないでござるよ。