トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

艦船系トランスフォーマーの憂鬱

2007-11-20 21:11:18 | トランスフォーマー・2010

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーの基本は、オートボット(自動車系)でござる。 

身近なメカニックがロボットに変形する事による親近感と大きさを知る為の目安と呼ぶべき存在で、ロボットモードを玩具にて比較した場合の大凡の身長差を再現しているでござるが、あくまでもイメージサイズでござる。

そう、自動車系オートボットを基本とした場合、商品展開上、大型のビーグルモードを持つトランスフォーマー(他の変形ロボを含む)は、同一スケールで商品化できず、縮小されざるを得ない事でござる。

その縮小による犠牲を強いられるのは、大型メカニックの代名詞である艦船系変形ロボで、TVアニメ等では巨大に描かれる場合が多いので、商品とのギャップは計り知れないでござるな。

そこで、今宵紹介するのが、1986年に販売されたサイバトロン空・海防衛戦士、ブロードサイド(C-85、ブロードサイド、2200円)でござる。

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本商品は、航空母艦とジェット機に三段変形するトリプルチェンジャー(トリプルボット)でござる。

TVアニメでは2010より登場し、オープニングでも印象深い登場をしている訳でござるが、やはり、航空母艦なので巨大に描かれており、サイバトロンの貴重な海上戦力の要的存在でござる。

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しかし、その存在は散在で、ロボットモードに変形すると、他のトリプルボット(C-83、サンドストーム、1980円や、C-84、スプラング、1980円)と同じ大きさ・・・商品サイズに縮小するでござる。 かと思えば! ロボットモードでも巨大に描かれ、しかも、NG版の頭部で登場したりもしたでござるな(笑)。 いくらトランスフォーマーにスケール感を求めるなと言ってもコレは酷いでござるな・・・ まあ、コレと同じ現象は、ライバル作品であるマシンロボ・クロノスの大逆襲にて、戦艦(ニュージャージー級戦艦?)に変形するバトルシップロボ(MR-54、バトルシップロボ、600円)も巨大に描かれていた事でござるな。

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さてさて、ブロードサイドの航空母艦のデザインは元は特に無いようでござるが、煙突の無い(同化?)島型艦橋や斜め飛行甲板の形状からして米国の原子力空母を参考にしたようでござるな。 なお飛行甲板には、86の艦籍番号のシールが貼られる(写真は貼っていない)でござるが、商品番号がC-85だったので勿体ないでござる。 因みに、亜米利加海軍の原子力空母には86の艦籍番号はなく、護衛空母にシットコ・ベイ(CVE-86)が存在するでござる。 番号を逆さの96と見た場合でも、護衛空母でクエゼリン(CVE-98)が存在したでござるな。 

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まあ、今のところ現在する航空母艦では無いでござるよ。 それに、後ろから見たデザインは宇宙空母のようで、TVアニメでも宇宙空間にて宇宙船(?)として登場しているでござる。(コレはコレで好し!)

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そしてブロードサイドはジェット機に変形するでござるが、イマイチ意味が無いような・・・

無論トリプルチェンジの弊害として、ジェット機モードの元になったモデルは無いようでござる。

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なお、TVアニメでは巨大なジェット機モードは描かれておらず、航空母艦からジェット機に変形する際に縮小したのでござろうな。 う~む、トランスフォーマーとは便利な種族でござる。

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さて、この商品の秘密でござるが、ジェット機の翼は空母の飛行甲板であり、ダイキャスト製でござる。 このパーツの御蔭で他のトリプルチェンジャーより価格が高くなっているでござるよ。 また、ジェット機のキャノピー部分にスプリングが仕込まれており、空母に変形した際は着底時に中に押し込まれるでござる。 しかし、ミサイルや武器パーツ余剰部品となるでござるな。

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そして、ロボットモードは艦船系変形ロボらしく、箱型の直立不動縦長体型でござる。

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そう、可動範囲が怖ろしく狭いうえに脚や首が無可動でござる。

そのうえロボットモードはスケール観が感じられず、付属のシールを貼れば更にスケール感が崩壊する代物でござるよ。

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とりあえず手持ち武器として、プラズマパルスガンと振動アックスを装備できるでござるが、何故か海洋系戦士は斧を武器として装備している気がするでござるが気のせいでござるか?

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う~む・・・拙者がファイヤーエムブレムにハマリすぎたでござるかな?

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なお、ミサイル(?)はロボットモードでは余剰パーツとなるでござるが、一応は取り付け可能だったりするでござるよ。

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可動部分が皆無でござるから、せめて余剰パーツ対策で武装させてみたでござる。 (笑)

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しかしながら艦船系ロボの商品サイズが車と同じなのは納得いかないでござるが、フォートレスマキシマス(C-114、フォートレスマキシマス、12800円)くらいなら納得がいくものの、住宅事情を考えると・・・ まあ、スケール感を演出するミニチュア・フィギュアでも付属するのが一番でござるかな?

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因みに別売りのF-14戦闘機型のマイクロトランスフォーマー・オーバーエアー(C-342、エアポートベース、1200円)でも御覧の有り様でござるよ・・・


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2 コメント

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2010は、全体的に出来が悪いのが多いですね。 (キュウ)
2008-07-18 11:14:19
この方は玩具、アニメの両方でかわいそうです。
ホットロディマスが奇跡的に出来が良いみたいで
ブロードサイドも新作で販売されてほしいでござる... (TF馬鹿一代。)
2008-07-18 23:04:56
ホットロディマスは未だに再販されるのは、人気もさることながら、玩具の完成度も2010のなかでは最高でござるからムリもないでござるな。
マイナーキャラの救済は難しいでござるよ。

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