ごきげんようでござる!
今宵は2003年のトランスフォーマー・マイクロン伝説より、宇宙戦艦より変形するデストロン提督、ショックウェーブ(MD-06、ショックウェーブ、3980円)の紹介でござる!
ショックウェーブの初登場はTVアニメのOP冒頭の謎のシルエットにて登場したでござるが、そのシルエットを見たとき、思わずタカトクトイズのビッグ・マクロスの転生か?と思ってしまったでござるな。 拙者にとっては衝撃的な登場だったでござるよ。
しかも、不遇な艦船系トランスフォーマーにして大型商品(フォートレスマキシマスには負けるでござるが)で販売され、マイクロンの連動を意識した商品としてはコンセプト的に成功したデザインでござる。 欲を言えば、マイクロンが更に小型だったら巨大感が増していた商品でござる。
単体でのスケール感は、各部に施されたモールドや艦橋構造物や砲塔等が巨大感を演出しているでござるな。 飛行甲板の構造上着艦は如何する等と言う艦船マニアのツッコミは、分離する事により解決しているでござる。 そう! ショックウェーブは宇宙戦艦より分離しデストロン暗黒艦隊となることが可能なのでござる。
艦首部であるフリートトップは航空母艦となり、付属のパートナーマイクロンであるソニックを収納することが可能でござる。
単品でのギミックはソニックを格納する以外は、転がし走行する以外ギミックは無いでござる。
しかし、ソニックを飛行甲板上のマイクロンジョイントに合体させると、途端にスケ-ル感が崩壊してしまうでござるな。
なお、このマイクロン格納ギミックは、パートナーマイクロンである ソニック以外には対応していないでござる。
パートナーマイクロンであるソニックは、ジェット戦闘機に変形するも、特に設定はなくTVアニメでも殆ど登場しない存在でござる。
ロボットモードも格納形態をとる為に小型で可動部が少なく、両足が繋がった形で造形されているのが不満な点でござるな。 無論他のマイクロンに比べ小型である点も特筆べきき特徴でござる。
宇宙戦艦の中央部であるフリートライダーは双頭艦首を持つ戦闘艦となり、艦首にスプリング式のミサイル発射ギミック(×2)を有しているでござる。
通常マイクロン伝説(アルマダ)商品なら、このサイズでは電子ギミックを内蔵しているでござるが、当商品は艦船系であり、子供が水辺で遊ぶ事を考慮し搭載されなかったそうでござる。 それと同じ理由と思われるが、主砲の砲身が短いのも、破損防止と思われるでござる。
フリートライダー艦橋部にあるマイクロンジョイントにマイクロンを合体させ、スライドさせる事により砲塔(キャノンビーム砲)が可動するギミックを有しているでござる。 これが本商品唯一のマイクロン連動ギミックだったりするでござるな。
各艦共に車輪が付いているので転がし走行はは可能でござる。
そして艦尾のフリートクラフトは、ホバークラフト型揚陸艦となるでござる。
フリートクラフトのギミックは、上甲板を展開させるると、内部にマイクロン用の座席が折りたたまれており座らせる事が可能でござる。
別売りのシーマイクロン(MM-18、シーマイクロン・エクスディメションズ、980円)との連動を意識したギミックでござるが、やはり・・・ スケール感が崩壊してしまうでござるな・・・
まあ・・・見ていてホノボノしいギミックでござるが・・・
しかし!
マイクロンを付属させないロボットモードの巨大感は圧巻でござる。
これぞ、艦船系変形ロボの醍醐味でござる!
箱型縦長体型は艦船系変形ロボらしく、胸部の砲塔と、腕の飛行甲板が更に巨大感をだしているでござる。
強い!絶対に強い! 無敵! 剛碗の怪力無双!
正に剛力提督!
TVアニメ、28話(剛腕 AWAKENING)登場のショックウェーブは強かったでござる。
作画も巨大感バッチリでござるよ。
しかも、言葉少なめで、エフェクトが掛かった声、デカイ!強い!硬い!(遅いと言う無かれ)の3拍子は、拙者が最も好きなキャラクターの条件でござる。
ショックウェーブこそ、マイクロン伝説で一番好きなキャラクターでござる。
しかし・・・悲しいかな、無敵の強さを誇ったショックウェーブも負け癖がつき・・・強くて厄介なヤラレ役に降格・・・ショックでござる・・・
しかも、TVアニメの作画も当初はデストロン月面基地・基幹部に入れないくらい大きく描かれていたでござるが、だんだんと小さく成って行ったでござるよ・・・
商品の方も膝が曲がらない欠点が有るものの、ゴツイ顔のデザインが活かし、変形方法も分離形態からロボットモードに合体したり、合体した宇宙戦艦モードより直接ロボットモードに変形出来るなど凝りに凝ったしょうひんでござる。 しかも、別売りの メガトロン様(MD-01、メガトロン、3980円)と合体し、バーニングメガトロンに合体(リンクアップ)するでござるよ。
飛行能力の無いメガトロン様に飛行能力と火力、防御力をパワーアップさせた立役者でござる。
が、メガトロン様との合体により、更にスケール感が完全に崩壊するでござるよ・・・ この場合メガトロン様が巨大化したというよりも、ショックウェーブが縮小したような感じがするでござる。(TVアニメの描写も巨大化していないでござる?)
なお、ショックウェーブの海外版は日本版と異なり緑色でメガトロン様に合わせたカラーリングに成っているでござる。 しかも名前がタイダルウェーブという名前でござるから、別物の別人と考えてみるのも有りなのかもしれないでござるな。
拙者もタイダルウェーブは未入手なので入手した暁にはスーパーリンク版(SD-04、ショックウェーブ、3980円)と共にデストロン暗黒艦隊を再現してみたいでござる。
・・・しかし、バーニングメガトロン様の両腕部と基本シルエッットはマクロス(強行型)に似ているでござる(笑)。