トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

パラボラ兵器は男の浪漫

2009-12-30 04:26:20 | 劇場版・TF

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ごきげんようでござる!

一昔前まで、年末年始のTV放送では特撮怪獣映画が多く放送されていたのでござるが、最近はサッパリ放送されないでござる。

ビデオ・DVDの普及やレンタル店の影響が大きいのでござろうな。

さて、特撮怪獣映画といえば、何と言ってもパラボラ兵器を忘れてはいけないでござるよな!

そう、パラボラ兵器はドリルと並ぶ男の浪漫でござる!

怪獣・宇宙人を相手に、数々の作戦で敵を誘導し必殺の一撃を放つ人類の英知を掛けた決戦兵器に燃えぬ男はいないでござるよな。

ちゅー事で、今宵は2007年に海外で販売された劇場版「TRANS FORMERS」仕様のセクターセブン所属(?)のオートボット・戦士、シグナルフレア(ターゲット限定、シグナルフレア、日本未販売)の紹介でござる!

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本品は米国のディスカウントストア限定商品として販売された商品で、劇場版「TRANS FORMERS」の設定を用いているでござるが、商品自体は2004年に販売された「トランスフォーマー スーパーリンク」オムニコン商品、シグナルフレア(SC-12、シグナルフレア、980円)の成型色変更品でござる。

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無論、本品(スーパーリンク商品)は劇中登場のトランスフォーマーとはデザインラインが異なり、違和感がありすぎるので劇中には登場しないでござる。 (笑)

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ヴィークルモードはスーパーリンク版では探査車として紹介されていたでござるが、本品では特に記載が無くレーダー車とかセクターセブン特殊車両と呼ばれているでござるな。

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まあ、スーパーリンクの設定であれば通常ヴィークルモードとクリアカラーで成型されたエネルゴンウェポンを装備したアタックモードに組み替えられるのでござるが、本品のエネルゴンウェポン(アルティメットエネルゴンウェポン)非クリアのグレーの成型色なのでアタックモードが通常ヴィークルモードになるのでござろうか?

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商品設定でもエネルゴンウェポンを武器として使用可能なようで、アルティメットエネルゴンウェポンと表記されているでござるが、エネルゴンを精製して武器に作り変えたエネルゴンウェポンとは異なると云うか・・・ 表記されていないので別物でござろうな?

まあ、エネルゴンを圧縮しすぎて非クリアに成ったのかもしれないでござるが。 (笑)

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なお、エネルゴンウエポンは組み替え可能で、左右のレーダーパネルの開閉を再現できるでござる。

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更に、レーダーデッシュ自体も手動回転するでござるが、アームを上下左右に動かす事でレーダーディシュが基部ごと回転するギミックを有しているでござる。

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まあ、本品をレダー車と見立てるのは普通の感性でござるが、日本人であれば、伊福部マーチを脳内再生し東宝自衛隊が出撃する場面を思い浮かべるものでござる。

そう! 最初に本品を見て思った事が、メーサー殺獣光線など搭載のパラボラ兵器なのでござるよな。

しかも、御丁寧にセクターセブンのマーキングまで入っているでござる。 (笑)

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セクターセブンが人類の希望となる最後の砦であったら、視聴者側も燃える要素もあるのでござるが・・・ ただ話をヤヤこしくした秘密組織だったのでござるよな。

まあ、秘密組織とか好きな御仁には不可欠な組織だったのでござるかな?

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ロボットモードは左右非対称の腕部が目立つ、没個性的なデザインでござるが、以外やスーパ^-リンク版のカラーリングよりもミリタリー風のカラーリングが似合うのでござるよな。

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まあ、難を言えば・・・ 左腕のセクターセブンのマーキングが邪魔でござるよな。

そもそも、秘密組織が目立つような自軍の識別マークをデカデカと表示する必要が有るのかと疑問に思うのでござるよな?

劇中登場のトランスフォーマーは映画側の要請もあり極力識別マークを出さないようにしているのに、玩具販売側は無駄以上にマーキングを施すでござる。

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さてさて、シグナルフレアの設定はセクターセブンにより捕獲されたのか、人工的に作り出されたトランスフォーマーなのか明記は無いでござるが、前線に立つ事よりも、目立たない仕事を好むオートボットだそうでござる。

ふむ・・・ 劇中に登場しないキャラを正当化させる設定でござるよな。

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何故にセクターセブンの車両(?)に擬態しているのか分からないでござるが、設定では密かに地球のヴィークルに混じって働いているそうで、強力なレーダーディシュによって、潜伏中の仲間への連絡役をこなしているそうでござる。

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なお、元々オムニコン商品でござるから、知力・技能の能力値は9だったりするので、戦闘要員ではなく技術者か研究家なのかもしれないでござる。

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まあ、彼等日本未販売の限定商品はオフスクリーン・シリーズと呼ばれており、劇中外で活躍するトランスフォーマーなのでござるが、やはりセクターセブンのマーキングを入れてしまった為に時間枠とかの設定などに疑問を抱くでござろな?

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うむ、本来なら関係ないショップ限定販売商品を、劇場版に絡めて販売してしまった便乗商品を設定で強引に押し込んだ商品でござるから、無理はあるにもかかわらず、セクターセブン仕様にしてしまった事で更にヤヤコシクなっているのでござるよな?

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推測としては「オールスパーク争奪戦」直後にセクターセブンは解散したのではなく、N.E.A.T成立までは活動しており、その間に両軍のトランスフォーマーがセクターセブンに潜り込んだとみるべきでござろうな?

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ロボットモードでのギミックは首が回らないのが残念でござるが、右腕を上下左右に動かす事によりレーダーディシュを回転させるギミックを搭載しているでござる。

また、エネルゴンスター(エネルゴンチップ)の使い方は説明されていないでござるが、エネルゴンウェポンは組み替えてエネルゴン・カッターとして使用可能でござる。

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なお、シグナルフレアは設定上、火力の設定値は5でござるが、拙者的には怪獣映画に欠かせない、普段は研究室に篭る科学者が、誘導された怪獣に新発明でトドメの一撃を与える姿となんとなく被るのでござるよな。 (笑)

単体のドリルによる突撃も、男らしい攻撃でござるが、パラボラ兵器は連携と協力を象徴する連帯感を味わう攻撃なのでござるよ!

まあ、米国人には回りくどいパラボラ兵器の魅力は判らないでござろうな。