ごきげんようでござる!
今宵の「トランスフォーマー・ギャラクシーフォース」ネタ3連発目でクレーン車に変形する、デストロン・破壊兵、デモリッシャー(GD-02、デモリッシャー、3000円)でござる!
本品はトランスフォーマーでは珍しくもないクレーン車でござるが、ヴィークルモードのモチーフは大型特殊車両系のクレーン車でござる。
従って普通に小規模な工事現場で見かけるクレーン車ではないので、台車部分は前後対象なのに対し装備品は左右非対称の独特のデザインでござる。
無論クレーン車でござるからクレーンアームは可動収縮が自在に行なえるでござる。
クレーンアーム(メガクレーン)の収縮はアームー横のチップスロットをスライドさせる事により収縮し、イグニッションギミックにより、メガクレーンブレードが展開して最大38センチになるでござる。
なお、個体差もあるのか、メガクレーンブレードの展開にはフォースチップを差し込まなくとも作動する場合が有る出ござる。 (笑)
メガクレーンは、TVアニメでは印象的な武器として使用していたでござるな。
更に、本品には2つのチップスロットが有り、座席側のチップスロットにイグニッションする事により、地球移住・在住型トランスフォーマーの特長であるミサイルランチャー(シールドランチャー)が展開するギミックを有するでござる。
クレーン車系の場合はクレーンを火器として使用している場合が多いだけに珍しいギミックでござる。
ロボットモードへの変形は武装が左右非対称でありながら、左右対称のロボットモードに成る事が非常に面白いデザインでござる。
武器系統は手持ちでななく、腕に固定装備されているのも、不器用で力任せな破壊兵の役職にピッタリでござる。
しかし、本品・・・ ちゅーか、デモリッシャーのキャラクター設定は、本来はデストロン兵士ではなく、地球に移住してきたセイバートロン星の一般市民なのでござる。
デストロンの考え方には共感できないが、地球での隠遁生活に疑問をもち、デストロンに協力した不器用で生真面目なトランスフォーマーなのでござるな。
故にデストロン商品として販売されながら、デストロンのマークを付ける事がなかったでござる。 商品にもデストロンのマークは貼付されておらず、おそらく腹部の凹みが貼付場所だと推測されるでござる。
まあ、デザイン的にも火器が貧弱(?)である事から軍用ではなく、力任せに暴れて破壊活動に従事する現地雇いの構成員なのでござるな。
故に、一応戦闘のプロであるサンダークラッカー(GD-02、サンダークラッカー、2000円)に負けたり、使い捨てにされたりしたのでござるな。
まあ、ギャラクシーフォースを代表する一般市民として描かれた印象深いキャラクターでござるな。 裏切る、裏切ったのドロドロの後味の悪いドラマよりも、少々くさい人情劇のほうが面白いモノでござる。
商品のメガクレーンブレードは身長の倍に収縮するので、格闘戦のリーチは怖ろしく長いでござる。
クレーンを武器に使うトランスフォーマーでは最も長いのではないでござるかな。
なお、デモリッシャー足は接地面が広く、片足立ちも可能なのでござるが、少々デザイン上長いような気がしないでもないが、コレが正解でござる。 まあ、気になるようだったら、足首が回るので前後入れ替えてみてもいいかもしれないでござるな。
さて、デモリッシャーとガードシェル(GC-09、ガードシェル、2000円)はセイバートロン星での友人という関係でござるが、デモリッシャーの海外名はマッドフラップと呼ばれており、前作との関係は無いキャラクターでござるが、海外名でデモリッシャーと言えばマイクロン伝説版アイアンハイド(MD-03、アイアンハイド、1980円)の事になるので、深読みしてアイアンハイドが転生した姿か(?)と思っていた時期があったでござるが、前作「トランスフォーマー・スーパーリンク」の流を見ていても、2人の関係は薄いようなので、完全な別人と認識したでござる。
う~む・・・ やはり、名前は世界共通にしないとややこしいでござる。