佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

秘密兵器の復活

2006年10月26日 22時57分23秒 | デジタル・インターネット

 

 修理に出していた秘密兵器が戻ってきました。

 

 

Pa130009 

 

 

 

 

 夜、鏡に向かってシャッター押したので、見難くてすみません。

 

 そう、デジカメでした。

このページの手の写真は私が自分で撮りました。

しかし、撮った矢先故障(苦笑)。ウソみたいな話ですが。

一昨日戻ってきました。保証期間内で良かった。

あ、安物です。写れば良いと思っていたので、

512万画素くらいだったかな。丁度2万円くらいです。

 

 

 

 これから、バンバン撮っていきたいと思います。

撮られるのは苦手ですが、撮るのは普通に好きです。

僕のカメラに僕自身の姿は写らないと思います(笑)。

さて、何を撮ろうかな。。。

 


スーパーマーケット考~最近のスーパー事情~

2006年10月26日 00時10分27秒 | 食・レシピ

 

 僕は今のアパートに住み始めてから、

3年目になります。

 

 

 私が普段利用するスーパーは2つ。

職場からの帰りに寄るのが常ですが、

どちらも結構大きいスーパーです。

 

 

 そんなスーパーマーケットですが、

僕が引っ越してから、出来たものがあります。

 

 

フードコートです。

 

 

 もともとあったスーパーには、

僕が引っ越した後で改装して出来ました。

もう一つのスーパーは、

スーパー自体が僕が来てから出来たもので、

そこにもフードコートがあります。

 

 

 フードコートというのは、

いわゆる「大型スーパー」にはあります。

こちらで言うと、ジャスコ、サティ、ダイエーなど。

 

 

 しかし、普通のスーパーも今や大型化し、

日用品も普通に扱い、

それだけでなく、付加価値を付けるようになりました。

その一つがフードコートでしょうか。

 

 

 片方のスーパーのフードコートは、

「○○○○カフェ」と名づけられており、

まさにカフェ程度の品揃えですが、

店内で買ったものを食べられる利点はあります。

 

 もう片方は、

おそらくスーパーと別の会社が入っているようで、

普通に食事が出来るような品揃えです。

 

 

 そして両方に共通すること。

 

 

ソフトクリームです。

 

 

 実は、片方のスーパーは、

土日が100円!

もう片方は木曜日が100円!

今、ソフトクリームは結構高いので、

この値段はいいですね。

 

 あと、スーパーにこういうフードコートが出来て

恐らく子持ちのご家庭ではうれしいのではと。

何故かというと、休みの日とか、

どこかへ連れて行くとお金がかかる。

スーパーなら、夕食の買い物も出来て、

フードコートで食べさせれば安いのでお金がかからない。

「スーパー行きた~い!」と子供に思わせれば、

親としては安上がりでしめたものだと(笑)。

 

 

 斯く言う私は、

休日はあまりスーパーへ行かないので、

安いソフトクリームを食べる心配はないのですが(笑)、

ソフトクリームは魅惑ですね。

このへんはまた。

 


感謝!多謝!ブログ1周年突破!

2006年10月25日 00時07分27秒 | ブログ

 

 実はですが、

昨日10月23日、丁度このブログ開設1周年でした。

とにかく読んで下さる方がいて成り立つこと。

皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございます。

 

 

 昨日までを数字で表すと、

書いた記事は419、

コメント数は560、でした。

日によって幅はあるのですが、

最近は1日の閲覧ページ数が平均150くらいまでいっています。

アクセス解析してから平均で110くらいです。

 

 

 実は、昨日、最初の記事を読みましたが、

大体覚えていました。

実を言うと、書いたことについては、

大体覚えています。

というかですね、この1年が”異常に”早かった。

昨年書いた記事、ついこの間のことのようです。

このペースで生きていくとすると、

くたばるのは結構早く訪れるのかと(笑)。ちょっと憂鬱です。

 

 

 さて、このブログの特徴を考えてみると、

 

①更新がほぼ1日1回

 

②検索で引っかかる人が多い

 

③記事が長い

 

 ところだと思います。

 

 

 ①について。

 当初から毎日更新を掲げていたので、

365日に対して記事の419は、自分なりによくやったと思います。

書きたいことは次から次へと出てくるので、

ネタに困ることはありません。

ただ、物理的に時間が無くなって、

今年に入って「一言ブログ」などをやり始めてから、

急激に閲覧数が減りました(苦笑)。

やっぱり、読み手に、

「明日見ればいいや」

という気にさせてはいけない。

毎日見たいと思われないといけないと改心し、

そのためにはどんな内容でも、魂込めて書くよう心がけました。

 

 

 ②について。

 これはアクセス解析機能を追加してからですが、

うちのブログ、検索で引っかかって読む人がとても多いようです。

音楽をとっても、当初考えていた合唱以外も、

ピアノなどのクラシック音楽、ポピュラー音楽について、

それもジャンルを問わず幅広く扱ってきたため、

キーワードで引っかかりやすいようですね。

演奏会レポやライブレポ、

ボクシングやサッカー、野球などのスポーツ観戦記、

あとは考察シリーズでエッセイ的なことを

書いているためと思われます。

気になることといえば、たまたま引っかかって読んだ人が、

どの程度定着しているかですね。

多分ほとんどは単発で終わるのでしょうが、

もしそうして読み続けてくれている人がいたら、嬉しいですね。

 

 因みに、アクセス解析をしても、

誰が読んでいるかは絶対にわからないので、

お気になさらず読んで頂けたらと思います。

 

 

 ③について。

 これはどうも、最初の記事、

つまり所信表明から長い。

その後のライブレポなどもやたら長い。

正直言うと、最初、僕の記事が長いとは思わず、

人から指摘されて気づきました。

確かに、他の人のブログを見ると、

明らかにこのブログは長いですね。

ただ、書きたくて書いていると長くなるので、

特に苦痛ではないのですが、

読んでいる人が苦痛じゃないと良いなと(笑)。

 

 

 僕が気をつけていることといえば、

なるべく「日常」については書かないようにしています。

その辺が、他の方のブログとちょっと違うかもしれません。

ぼくのことをあまり知らない人が読んでも、

「こいつ、面白いこと考えてるな」

と、楽しんで読んで欲しいと思っているからです。

 

 そういう意味では、他の方と違うのは、

「記録」として書いているわけでも、

「日記」として書いているわけでもないところでしょうか。

 

 僕は、自分自身、「考えすぎる人」なので、

正直言うと、こうやって書く機会が無くても、

僕の頭の中では、大体色々なことを考えていて、

思っていることは書かなくても結構まとまっています。

だから、記録や日記というよりは、

「発信」ツールということをかなり意識して書いています。

自分の考えを人に伝えるためのツールとして。

 

 以前も書きましたが、

ネット上だからといって

無責任な発言をする人を僕は嫌いです(断言)。

発言に責任を持つため、

自分の身元は可能な限り明らかにし、

なるべく顔が見える形でブログを使いたい、

そういうスタンスです。

つまり、自分の発言の背後には、

お世話になっている様々な関係者の方々がいるということを

念頭に置いて発言する、ということです。

僕のネット上での発言に対して、

どの程度真剣に読んでもらえるかを考えた末のことです。

これは、ネットの捉え方によって様々なので、

あくまで僕自身のスタンスということです。

異質かな、とも思いますが。

 

 

 と、やっぱり理屈っぽくなりましたが(笑)、

せっかく1周年なので、

僕自身のブログへの想いとスタンスを、

改めて知っていただくもの良いかと思い、書きました。

ただ、こんな理屈は皆さんにとっては今日で終わりです。

理屈抜きで、読んで面白いと思って頂けるよう、

これからまた同じスタンスで書いていきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 


合唱団ぽこ・あ・ぽこvs合唱団NEWS 交流戦 第1戦 in 上越

2006年10月23日 21時52分20秒 | 合唱

 

 土曜日夜、

上越市の浄興寺というお寺で、

標記交流戦がありました。

 

 

 交流戦といっても、野球じゃありません。

 

 

 高校の同級生で同じ合唱団だったこの合唱団の指揮者二人。

私は二人の1年後輩でした。

当時から二人は、「水と油」として有名でした(笑)。

決して、仲が悪いわけではありません。

ただ、「水と油」なのです。

交わらないのです(笑)。

 

 

 OB等には有名なこの話ですが、

その二人は、早くから自分で合唱団を立ち上げ、

片や上越市、片や新潟市を拠点に、

活動してきました。

 

 

 その二人が、ひょんなことからジョイントをすることに。

しかし、お互い「友好的に」ジョイントするという雰囲気ではない

(嫌い合っているのではなく、水と油なのです(笑))。

そこで、友好ではなく、「競い合う」ジョイントコンサートを企画。

昨年から始まったプロ野球の「交流戦」になぞらえ、

今回の企画となったわけです。

 

 

 今回、交流戦では、「第1部」で真剣勝負、

「第2部」では両団のレパートリーによるジョイントでの共演。

第1部のルールは、

1996年に日本合唱指揮者協会が主催した「Choral Space 96」という

模擬国際合唱コンクールのルールに則って行われました。

 

・持ち時間20分

・無伴奏

・A:ルネサンス・バロック、B:近現代の海外作曲家による作品、

 C:自国(日本)の作品、それぞれから1曲以上選びプログラミング。

 

というルール。

 実は私とNEWSの指揮者であるこっちさんは、

このコンクールを聴きに東京まで足を運んでいました。

お互い学生だったと思いますが、刺激を受けて帰ってきました。

確かこの時だったと思いますが、

東京在住の某合唱指揮者と一緒に聴きに行き、

その帰りに銀座で食事をしたのですね。

その時、その指揮者から、

 

「新潟を背負って立つんだぞ」

 

と言われた時、こっちさんは、

 

「いえ、新潟を背負って潰れます」

 

と名言(迷言?)を残したことが。

  

 しかし、今やこっちさんは数々の団体で指導し、

コンクール等でも実績を残している。

この時の言葉が迷言ではなく、名言の方に向かっているのは、

後輩としても個人的に感無量です(本当か?)。

 

 さて、そんな国際コンクール形式で開催された交流戦。

お寺が舞台。

ここのお寺にはピアノがあって、ジャズなども演奏されるらしい。

 

 実はここのお寺の系列(何て言うのか忘れた。。。)の寺が、

私の実家のお世話になっているお寺。

ここの寺にお墓があるのです。

だからよく来る寺でした、たまたま。

 

 

 お客さんは結構入っていました。

入場の際に、聴き比べた結果を記載する紙が、

プログラムと一緒に配られました。

先日僕がゲットした余りのスコアペン、

有効活用していただきました(笑)。

 

 

 要は、聴衆が審査するということです。

結果は第2部の最後に発表。

 

 

 最初はぽこ・あ・ぽこ。

A、B、Cのそれぞれ2曲ずつ、計6曲。

 

 

 

 さて、ここで断っておくことなのですが、、、

実はここからちょっと辛口が続きます。

 

 

 というのも、

聴き始めて、すぐに気づきました。

自分の耳が、今までにないくらい

「批評家として」、「審査員として」聴いていたことを。

要は、悪いところばっかりが目立って聴こえたのです。

 

 

 断っておきますが、

両方の合唱団について、僕は演奏を聴いたことがありますし、

それまでは、そんな思いで聴いたことはありませんでした。

しかし今回、審査するということを念頭に置いて聴くと、

驚くほど辛口の意見ばかりが頭に浮かんできました。

 

 審査するという経験は、

恐らく、中学校の合唱コンクール以来。

「差異を聴き取ろう」と思った時に、今回、

耳が非常に批評的になりました。

 

 

 それを「少し」オブラートに包みながら書きます(笑)。

両指揮者様、すみません。。。

勿論、この文章だけで判断する人がいることも

踏まえて書きますので。

 

 ぽこのルネバロは2曲ともマドリガル。

ラッソ「やまびこ」はハモリは良いけど、曲の内容の表現に

不足があったと思いました。モンテヴェルディ「Ecco~」は

5声に分かれるにはちょっと厳しいかなと。

 

 近現代。

フィンジ「My spirit~」は、こなれた音が鳴りました。

スタンフォード「青い鳥」は、ハモリの良さの反面、

曲の世界を表現する表現力の不足を感じました。

 

 日本人。

松下耕「五木の子守唄」は、曲が難曲過ぎた、

信長貴冨編「島唄」も、曲の持つ力を伝えるには至らなかった、

という僕の判断でした。

 

 

 続いてNEWS。

ルネバロはビクトリアのミサより2曲。

こちらも手馴れた感じはあったが、

宗教曲に欠かせない男声(バス)の厚みの不足と、

女声とのアンバランス、

また、語弊を恐れずに言えば、

曲に対する指揮者と歌い手の思い入れが出てしまって、

聴きづらい演奏になってしまったかと。

アンケートには、「主観」が強すぎ、

「客観性」が足りないと書きました。

 

 近現代。

シェーファー「17の俳句」より3曲。

サウンドスケープと呼ばれる「音空間」の創造に挑戦。

よく歌っていたが、あの空間において、

それぞれの言葉や手拍子等、諸々の素材の表現の差異に

不足があったと感じました。

聴き手にその空間を届けるには至っていないという判断。

 

 邦人。

民謡を素材にした久住和麿と夏木邑介(同一人物です)の曲2曲。

こっちさんが混声版を初演したので、

曲のことはよく分かって振っていたが、

6声部になるこの作品、正直を言えば、

混声版の持つ厚みが足りない。

あと、6声部になるが故の不安定さが演奏に出たかと。

 

 

 と、聴きながら、このように

辛口コメントばかり浮かんできたのです。

他の人は、様子を見る限り、

こんな風には聴いていなかったと思います。

ただ、僕自身、「審査をする」という責任上、

かなり厳しい耳で聴いた事も事実。

交流戦というステージでは、僕は

「それを求められた」と解釈し、厳しい判断を。

これは、アンケートの方に書きました。

 

 僕が出した結果は、NEWS。

ただ、付け加えたのは、

 

ルネバロがNEWS,

近現代がぽこ、

邦人がNEWS、

 

の2-1だったと書きました。

アンケートの方に、上記のような辛口コメントを書きました。

 

 

 2部の合同演奏。

まずこっちさんが、NEWSの持ち歌、佐藤さおりを振る。

サウンドが打って変わって安定。よくハモる。

NEWSで聴くサウンドとはまた違う響き。

次にぽこの指揮者T先輩が、ぽこの持ち歌

後藤丹作品を振る。

これもまた安定した響き。2曲目は特に良かった。

 

 アンコールではお互い1曲ずつだったか。

第1部の審査結果発表では、NEWSに軍配。

この後罰ゲームで、負けた方が接待したとのこと。

どうだったのでしょうか。

 

 

 さて、今回の交流戦について。

 

 正直言ってしまうと、第1部は楽しめなかった。

これは、コンクールを審査する人の感覚なのだろう。

「悪いところ」を探す聴き方になってしまった。

それを越えて楽しめる演奏の段階までは、

正直、両団とも達していなかったと思う。

そういう意味で、この交流戦は、

お互いの団にとってはプラスだったと思うが、

聴き手である自分にとっては、第1部は正直難しかった。

第2部が、個人的には救いになった。

 

 

 あと、こういうコメントをした一つの理由として、

僕が最近、「合唱団における個人の重要性」を

強く感じているからだと思う。

両団の指揮者は水と油ながら、

両団の合同が奏でた演奏は、

正に両指揮者が求めるサウンドだったと思う。

要は、指揮者同士、サウンドの「嗜好」及び「志向」において、

向いている方向が近いのである。

しかし、厳しいことを言うと、両団とも、

それが、合唱において重要ではあるが、

あくまで一つの要素である、「ハモる」という行為にから、

脱し切れていない演奏だったと僕には聴こえた。

 

 僕が最近思うことで、

合唱団にも一人一人の歌い手があり、

一人一人の「歌う」という行為、

更に言えば「声を発する」という行為、

それらの必然性、

つまり「私が歌う理由」、「何故歌うのか」という

根本的問いかけ。

そこから発された個人の「相和」、否、「相乗」であるサウンド、

合唱がそこに行き着いて欲しいという願いを込めての

辛口コメントだったと理解して欲しいのだ。

お二人や両団員の方には分かってくれるものとして、

敢えてアンケートとブログに書いたわけです。

勿論アンケートは記名して書きました。

結果の方も自主的に記名しました。

審査する「責任」を考えての行動と捉えて下さい。

 

 

 といっても、

こういう斬新な試み、面白いと思う。

新潟に発信しようと意欲は勿論買える。

もっと大きなうねりを作って欲しいという願いもあるが、

一石を投じたと評価して良いと思う。

 

 

 次回は再来年、新潟市で開催予定とか。

皆さん、この交流戦、次回に足を運んでみては。

 

 

 最後に。

 

 これはフォローでも何でもないのだが、

二人の後輩として聴きながら思ったことが。

 

「僕は歌い手としての経験値は10年勝っているが、

指揮者としての経験値は10年負けている」 と。

 

 自分の振る団を持たない

自分に対する焦りを感じて聴いていました。

長年続けてきた上でのサウンドには敬意を表さないといけない。

僕はまだ、指揮者として何もしていない。。。と。