佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

最後の告知

2009年01月31日 00時19分11秒 | クラシック
 
 いよいよ明日です。
  
 
新潟シューベルティアーデ
ーシューベルトの歌曲 その世界を味わうー
 
  
2009年2月1日(日)14:00開演
新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)スタジオA
 
前売:1,500円(当日1,800円)
 
出演:北住順子(ソプラノ)
   佐藤 匠(バリトン)
   髙橋宣明(テノール)
   中森千春(メゾソプラノ)
 
   栄長敬子 (ピアノ)
   吉田有希子(ピアノ)
 
曲目:
D118  糸を紡ぐグレートヒェン
D328  魔王
D544  ガニュメート
D550  ます
D828  若い尼層
D839  アヴェ・マリア
D911  菩提樹(「冬の旅」より)
D957-4 セレナーデ
D965A  鳩の便り   
              ほか
 
 
 よろしくお願いします。
当日券も出します。今日中であれば
ここからメール頂けたら対応します。
  




NiVEC(新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテスト)雑感

2009年01月28日 00時00分30秒 | 合唱
 
 NiVEC(新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテスト)について
少し振り返ってみます。
 
 
 当日午前中は連盟の仕事。
舞台進行の裏方でした。
アンコンって、何気に忙しいです。
1団体7分。あっという間に次の団体です。
新潟県も出演団体が増えて59団体。
7分の制限でありながら、
高校の部は6分で動かしていましたので、
時間が押したりとかいろいろありました。
 
 
 12時30分から14時30分までは
Lalariの事前練習でしたが参加出来ず、
13時からのirisの練習へ。
今回のメンバーは11名でしたが、
実は1人が高熱を出し、事前練習には参加出来ず。。。
幸いというか、休日診療でインフルではないことが判明。
本番直前リハーサルから合流するとのこと。
あと、他団体との掛け持ちもいるので、
14時まで10名で練習。その後8名。
14時40分くらいまで練習。
 
 
 今回、全4回の練習でアンコンへ。
で、特に最後の方での練習で意識していたのは、
指揮者なしでのアンサンブルでした。
というのも、2回目の練習くらいで、
Lalariの本番とirisのリハーサルがかぶっていて、
事前リハで指揮者がいないことに気がつきました(苦笑)。
ということで、指揮者に頼らないアンサンブルをしようと、
この日の昼の練習でも、指揮者は外れて
団員だけでアンサンブルしてもらったりしていました。
特にビクトリアの方のアンサンブルでは、
指揮者の指示を極力なくしたり、指揮者なしで、
自発的な音楽づくりを意識しました。
 
 
 会場の音文へ移動。
中学生の一部と、一般1番目の
新潟フィルハーモニーレディースアンサンブルを
客席で聴きました。
新フィルは指揮者なしでしたが、
アンサンブルの精度は高かったですね。
曲の持つ世界観と音楽の不一致は若干気になりましたが。
 
 
 まず先にLalariの直前リハ、本番でした。
Lalariは16名。制限ギリギリでした。
曲はモーリー「April is in my Mistress' face」
「Fire, fire」の2曲。
掛け持ちが多くリハでも全員揃わず、、、
おまけに箕輪先生のアンサンブル・ロゼの本番と
リハの時間がかぶり、最初先生がいなくて
急に仕切ることに。。。
でも自分も午後の練習に出られなかったので、
歌に入って振らずに練習。
間もなく先生がリハに合流。
 
 
 本番の演奏ですが、うーん、課題が多いなと。
勢いはあるのですが、アンサンブルという面では。。。
だから金賞というのも若干信じられず(苦笑)。
最近の男女比の不釣り合い(7:3くらい)は、
それほどバランスの悪さには繋がっていないようですが、
その辺も含めて今後の課題ですね。
 
 
 本番終わって急いでリハ室へ行ったのですが、
やっぱりirisのリハはとっくに終わっていました。
リハの様子を団員に聞くと、
「うーん、客観的に聴いていた人がいないから分からない」
とのこと。まあそうなんだけど、、、(笑)
 
 
 本番。
曲はビクトリア「Domine, non sum dignus」と
沖縄県民謡(編:瑞慶覧尚子)「てぃんさぐぬ花」。
ビクトリアの音が鳴ってから、
「あっ、失敗した!」と思いました。
外側のソプラノとアルトが
お互い聴こえていない感じの音が鳴っていました。
間を詰めて並ぼうという話だったのですが、
「これくらいでいいかな」と思ったのがまだ広かった。
その辺の慣れに時間がかかった感じでした。
審査員の信長貴富先生には講評でその辺を指摘されました。
さすがに鋭い。。。
全体として自発性は出ていたかと思いました。
「てぃんさぐぬ花」は良かったと思います。
のびのびした演奏になったと思います。
 
 
 今回は本当に指揮をあまり振りませんでしたが、
歌い手の自発性が絡み合って音楽が高まっていった、
そういう実感がありました。
当初、練習の1、2回目くらいは
「これはどうなってしまうんだろう。。。」と
かなりの不安がありました。
今回は前回出た時より不安が大きかったので、
良い演奏は出来たと思いましたが、金賞は正直予想外でした。
金賞は6団体。
 
新潟フィルハーモニーレディースアンサンブル(指揮者なし)
レディースクワイヤJuni(Juneからの団体。指揮者なし)
アンサンブル・ロゼ(指揮:箕輪久夫)
合唱団Lalari(指揮:箕輪久夫)
女声アンサンブルiris(指揮:tek310)
レディースクワイヤGiugno(Juneからの団体。指揮者なし)
 
でした。
で、全部門通じての理事長賞は新潟フィルでした。
福島の全国大会について、新潟県連の規定では、
金賞受賞団体の希望団体での抽選、
ただし理事長賞団体が希望すればその団体が代表、なのですが、
新潟フィルとLalariが辞退(Lalariはスケジュールの都合)。
で、残った上記4団体での抽選でした。
僕は表彰式、連盟の仕事で写真を撮っていて、
表彰式には団員が出てもらったので、
その団員から抽選してもらうつもりだったのですが、
抽選はtek310が出るべきと譲られてしまい、抽選へ。
僕は目の前のトランプのカードをそのまま引いたんですが、
それが?のエース、当たりでした。
ちょっと驚愕の瞬間(笑)。
実は、申し込み時点でtek310は一応希望に○を付けていたんですが、
団員と全国大会について話した時は
「金賞になれるか分からないのにそんな心配する必要はない」
的な雰囲気で、誰も想像していませんでした。
連盟の後片付け後、ユートライの練習へ行った時に、
一部の団員には発表。皆驚いていました。
でも僕が一番驚いたのは、
マエストロN島先生がirisの演奏を聴いていたことでした(笑)。
ちょうど17時からの演奏で、練習を30分遅らせており、
それで聴いて下さったとのこと。。。恐縮です。
アドヴァイスも頂き、、、感謝です。
 
 
 ということで、ユートライの練習が終わって
長い1日が終わりました。
僕個人としては、喜びというより、
ユートライの練習時に、前回のtek310主導の練習の拙さが露呈し
1人で反省していたので、すぐに夢から冷めましたが(苦笑)。
 
 
 irisについてですが、
一昨年のメンバーに声をかけつつも、
基本的にはチラシを作って配布、またブログで募集。
なので、初回の練習まで声を知らない人が半数いました。
アンサンブル重視ではなく、
あくまでやる気先攻での団員募集でしたので、一応。
だから最初の練習の時は
「これはこの先どうなってしまうんだろう」
という不安のみでした。
結構ひどい音が鳴っていたので。。。(苦笑)
女声合唱って、一見ハーモニー作りやすそうですが、
その分、普段から一緒に歌っている
Juneとか新潟フィルとかの既存のグループと
今回のirisのような団体がサウンドを競うのは、
非常に分が悪いんですよね。
実際、金賞6団体中女声合唱が5団体。
irisが女声合唱の中でどの程度の評価を受けていたのかは
結果だけでは分からないんですよね。
金賞の女声合唱の中で最下位だったかもしれないし。
でも、いろいろなところから団員が集うということが、
僕にとってはやっぱり一番の重要な点でした。
バックグラウンドの違う人たちで一つの音楽を創っていくのは、
僕にとって一番刺激のあることなので。
学生さんも参加してくれたし、嬉しかったですね。
 
 
 ということで、長くなってすみません。
全国大会については、、、
実はメルマガで問題点を指摘したりしていたので、
少し微妙な心境があるのは正直なところです。
本来のアンコンの意義とか意味が、
上部に福島の全国という大会がつくことによって、
変化してしまっている現状があるからです。
特に、中高生の出演団体には、
演奏内容や選曲など、そういう様子が表れています。
でも、前回も聴きに行ってこそ感じたこともあるので、
今回は歌う側で参加して、感じたことなど
また書きたいと思います。
 
 
 ということで、皆さんおつかれさまでした。
 


コンビニ考~景観から考える~

2009年01月27日 01時03分34秒 | まち歩き
 
 コンビニについては何度か触れていますが、
最近、とみに思うことがあります。
業界の方いたらゴメンナサイ。 
 
 
 田舎にいると、コンビニがつぶれるのを
非常に良く見ます。
まず、ここがおかしいなと思うんですよね。
出店するにあたって、調査しているはずなんですよね。
歩行者の数とか車の数とか、立地についてなど。
そうして調査して出店しているのに、
どうしてあんなにつぶれるのかということです。
 
 
 たしかに、過当競争というか、
後出しじゃんけんのように、
後から出店する新しい店が生き残って、
ということもあります。
でも、それにしてもつぶれすぎですよね。
田舎の道を走ると、元コンビニというところは
結構多く見ます。
調査しているはずなのになんでこんなにつぶれるのか、
ということです。
見込みが甘いんじゃないか、とか。
 
 
 あと、疑問ですが、
つぶれたコンビニの建物がそのまま残っていることです。
おそらくですが、土地を購入はしないはずです。
借りていると思うんですよね。
で、その上にコンビニの建物を建てる、
でも、つぶれた店の建物がそのまま残っているケースがほとんどです。
「テナント募集」という看板がついたまま。
これ、建てた会社が責任もって
更地にしないといけないんじゃないですかね?
それとも、土地を貸している人が、
建物が建っていた方が別の出店を見込めるからなのか。
確かにそうだとしたら、
更地にしなくても良い会社サイドと両方の思惑が一致する。
でも、商店街のシャッター通りじゃないですが、
空き店舗があちこちにあるって、
景観としてはあまり宜しくないなって思うんですね。
むしろ更地にしてほしいというか。
 
 
 ローカルな話になりますが、
今日新潟へ所用で行ったとき、
駅前の通りを進んで萬代橋渡って
左手にローソンがあります。
で、その直ぐ先の右手にセブンイレブンが出店したんですね。
これ、セブンの方が後だったんです。
でも、多分1年しないくらいであっという間に撤退したんです。
後出しだけど負けたというか。
で、建物だけが残っている状態なんです。
なんか見栄えが悪いなって思ったんですね、より中心街なだけに。
 
 
 最近は色々条例とか出来ていますが、
それでも日本は本当に無頓着な国だと思います。
景観からそんなことを感じたので書いてみましたが。。。