佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

トラブル続くよどこまでも

2006年01月30日 23時44分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

 朝。

 

 家を出て車へ向かう。

よくご挨拶する、となりのB棟の人が。

会釈をして車に乗り込むと、その人が窓を叩く。

 

 

「車、パンクしてますよ」

 

 

「ぇっ?」

 

 

 左後輪を見る。

たしかにパンクしてました。

 

 

 そっかー、そうだったのか。。。

 

 

 最近、左後輪のあたりから異音がするな、と思っていました。

実は前にもあって、走っているうちに直ったから、

今回もそんなところかなと思っていました。

実際、スピードが出ると気にならなかったりしていて。

昨日高速バス乗り場への往復の行程でも、おかしいなと思い、

アパートに帰り夜遅くタイヤを確認したのですが、

暗くてよく見えず。

 

 

「そっかー、パンクしてたのか。。。」

 

 

 っって、、、、

 

 

 

「パンクしたまま何十キロ走ってんねん!」(関西の方ごめんなさい)

 

 

 

 

 我ながら気づくの遅えーなおいっ、、、って。

実はパンクは2度目。

前もおかしいなと思いながら、10キロくらい走りました(笑)。

 

 

 にしても、5年間で2回目って、多くないですか?(みんな教えて)

 

 

 さて、本当は、すぐ換えないといけないんだけど、

僕、自分でタイヤ換えたことありません。

どうせもう何十キロ走っているので、

そのまま、近くのガソリンスタンドへ。

 

 スタンドのおっさんが見てくれている最中、室内で待つ。

ああ、もう間に合わんな、、、とりあえず定時を諦める。

 

 20分強くらいでしょうか。終了。

無事手当てをしてくれたらしい。

 

 

「ラッキーーーーッ」(心の声)

 

 

 実は前のときは、直せないといわれて

タイヤ買わされたんですね。

今回はパンクしたまま前の数倍走っていたので、

間違いなくタイヤ交換だな、、、と思っていたので。

 しめて3,000円弱。

これが高いか安いか分からず、黙って払う。

交換よりましか。

 

 近くのコンビニから職場へ電話(私携帯持ってません)。

幸い用事で早めに出てたので、

それほど遅れず到着。

あーあ、また車がらみのトラブル。

新年早々、今年もトラブルが止みません。

 

 付記  プチトラブル。

・昼飯で口の中を噛んで流血

・レッスン録音したはずのMDが録れていなかった

(ある意味パンクよりショックでした)

 

 (近日公開は明日以降。ごめんなさい。)

 

  


久々の個人レッスン~しばらくぶりの感覚~

2006年01月29日 00時32分02秒 | クラシック

(昨日のつづきは追って書きます)

 

 土曜日。

 

 先輩の高校合唱部の見学後、移動。

久しぶりに、声楽の個人レッスンを受けた。

 

 12月に見学させていただいて、受けてみようと決めたのだが、

 

 

 いやー、久しぶりにへこみました(苦笑)。

 

 

 実は、ちゃんと個人レッスンを受けるのは6年ぶり。

いつかと思いつつ、少し落ち着いた昨年後半、先生を探し、

紹介していただきました。

今までは合唱を中心に、ソロも随所で歌ってましたが、

練習場所の工面が難しく、ソロの実力向上が望めませんでした。

これではいかんと、レッスンを受けるに際し、

良い練習場所をと、カラオケボックス以外を昨年末からリサーチし、

今年に入って、ほぼ無料で、ある程度自由に使える場所を

見つけました。

ピアノはオンボロですが、ラッキーです。

そこで合唱団以外に週2,3日練習し、今日に挑んだわけです。

 

 凹みました (しつこい)。

 

 先生が悪いのではないのです。むしろ良かったのです。

良かったということは、非常に的確なことを言われたということ。

それで、ちょっとへこんだわけです。

 

 でも、この感じ、久しぶりでした。

しばらく、甘い環境で音楽してたなと思いました。反省。

 

 最近、合唱団員や先輩先生に対しては、

指揮者に教わるばかりでなく、

自分の歌を歌え、歌う人を育てろと声を大にして言ってましたが、

ちょっといい気になってましたね(反省×2)。

 

 その意見は変わりませんが、

やっぱり、圧倒的に実力の優れた方(先生)から、

教わるという行為を、忘れてはいかんなと思いました。

自分の師匠を持つということですね。

 どんな優れたプロでも、その師匠がいて、

その師匠にはそのまた師匠がいて。。。の繰り返し。

下手なアマチュアが学ばなくてどうする!(反省×3)

今日は痛切に思いました。

 

 まず声を診てもらいました。

寝不足のせいか、なかなか声にエンジンがかからず、

いくつか発声をこなすうちにほぐれてきました。

しかし、、、

 

 支えのメカニズムについて、教えていただきました。

これは、前に習っていた先生のと共通点があり、

呑み込めましたが、それを言われたという事は、

それが出来ていないのだな、と悟り。。。

 

 発声で高音の方、出ませんでした。

これは自分で練習していた時も、前より出ないなと思っていて、

練習で出ないのに今日出るはずもなく。

 それより、先生に指摘されたのは、

高音にいった時の声の裏返りかた。

それが、テノールの裏返り方とは明らかに違う、と。

 

 そう、テノールの先生です。

バリトンではなく、テノールの先生にしたのは、

高音を伸ばしたかったことがあったからです。

それは、でも、バリトン、テノールというよりは、

ただ単に高い声が出るようになりたかったから。

 

 持っていったトスティの曲を1曲。が、

2番の歌詞など、勉強不足。

それ以前に、声を出そう出そうとして、全部出す。

結果、表現に全く移行できておらず、

細かく指導を受ける。

正直、発声を診てもらう延長でと考えていたので、

表現を置いてけぼりにしていた。

勉強不足の自分に反省×4。

 

 レッスン後、印象を話して頂いたのだが、、、

 

 簡単に言うと、声に輝きが足りない、と。

「ブリランテが足りない」と先生がおっしゃっていたが、

高音の伸び、テノールが本来持つ伸びのようなものは、

今日聞いた限りでは、「ない」、と。

 

 これが一番へこんだのですが、

自分で分かっていたわけですね。

それをプロに改めて言われて、ちょっと落ち込んだわけです。

高音を伸ばしたいと思っていたわけですが、

それ自体を否定された気になってしまったわけです。

 

 イタリアものに、自分の声が合わないのは分かっていたことで、

そういう声自体の輝きがないこと、

昔から自分でコンプレックスだったので、

イタリアものを早々避けてドイツリートばかり歌っていたわけで、

それを改めようと、イタリアものに挑戦したが、

やはり人に聴かせるには厳しいということ。

 

 目指すところが大事だという話も。

 僕が、ドイツリートに傾倒していたのは、

声を聴いてみて分かる気がする、と。

でも、バリトンでも、歌いやすいモーツアルトオペラで言うと、

フィガロの伯爵や、ドンジョヴァンニは、

やはり声の艶やかさが必要だ、と。

 

 結局、話を聞きながら、僕の中でちょっと煮詰まったのですが、

今後は発声を中心に診てもらい、簡単な歌曲を1曲くらいもっていくことに。

バリトンでも、声の艶、輝きを作れるように、

そこを課題にして、レッスンしていくことになりました。

 

 先生は非常に優しかったのですが、

僕は、相手の発言の裏にあるニュアンスを読む人で、、、

そのニュアンスから、僕の「声自体」に対する評価を

僕が勝手に読み取ったというか。。。ということです。

 

 そう、あくまで、自分の声の可能性を探るために

レッスンを受けるので、どう思われようと、

とりあえず自分の声ととことん向き合っていこう、

そう決心しました。

 

 2月は行けず、3月は休み。なので次は4月。

せっかく練習できるところを見つけたので、

合唱団以外で週3回以上をノルマに練習していきたい。

へこたれずがんばります。

 

 繰り返しますが、先生はきついことは何一つ言っていないので(笑)。

 


ベスト盤の功罪(その1)~SPITZ「RECYCLE Greatest Hits of SPITZ」に見る~

2006年01月28日 03時06分23秒 | ポピュラー

 

 予告通り。ですが、、、

 

 完全に更新地獄ですね(苦笑)。

作った自分が思ったのですが、この「一言ブログ」って、

我ながらあざといですね(笑)。そうまでして見て欲しいか(爆)。

テレビで言うと、CMまたぐやつですね。

 

「フ○イトクラブは、この後、一体、どうなってしまうのか!」 みたいな。(古っっ)

 

 

 本題へ。

 

 ベスト盤が流行っている。

 

 昨年の多くのベストアルバムから、今年にかけても、

リリースが相次いでいる。

 

 ここから書くことは、様々な情報を元に、

あくまで一音楽リスナーが推測を含め書くことですので、ご了解を。

 

 これだけベスト盤が売れる反面、

たいていの歌手というのは、まあ、ベスト盤を好まないだろう。

やはり、歌手は、オリジナルアルバムで勝負したいだろうし、

オリジナルアルバムを評価されてこそ一流という見方はあるだろう。

本当のファンは、ちゃんとオリジナルも買うし、

そっちで勝負したいと思うのが歌手の本音だろう。

 

 しかし、現実はそうではない。

だからこそ、歌手は、ベスト盤にネガティブイメージを持つ。

 

 あくまで私見だが、ベスト盤のリリースされる時期、

タイミングは、幾つかパターンがあると思う。

下記に書いてみたい。

 

1、活動の集大成的ベスト盤

 

 長年の活動、リリースを経て、やっと出すベスト盤。

最近で言えば、デビュー10周年の平井堅「歌バカ」、

ゆずの「Home」「Going」の2枚のベスト、など。

初めてではないけど、B'z「B'z The Best "Pleasure Ⅱ"」も入るかな。

 

2、上り調子の歌手が出すベスト盤

 

 シングルなどがヒットし、そのファンを確実に掴むために

リリースされるベスト盤。

幸田來未「Best~first things~」が良い例だと思う。

あとはEXILE「PERFECT BEST」など。

 

3、解散、活動休止に伴うベスト盤

 

 これは多いですね。

最近で言うとday after tomorrow、Do As Infinity、

THE HIGH-LOWSなどですかね。

 

4、セールスが下降した時に出すベスト盤

 

 これも結構多いけど、書けません(笑)。

 

5、セールスとセールスの穴埋めに出すベスト盤

 

 1枚と1枚の間、セールス間隔の長い歌手に

ありますね。これもあまり書けませんが。

 

6、その歌手の死後、又は解散後出されるベスト盤

 

 これは、尾崎豊とか多いですね。

解散後というのは、3とは違って、解散後かなり時間が経った後も

出されるベスト盤。

本当は一番多いのは6です。懐メロ系含むと。

 

 1~6で、複数またいでいるケースもありますね。

中島美嘉「BEST」やBoA「BEST OF SOUL-PERFECT EDITION」などは

1と2両方当てはまる気もするし。RIP SLYME「グッジョブ!」もどうだろうか。

 

 3~6を読むとお分かりの様に、

解散やリリースの停滞、下降など、

マイナスイメージの際にリリースされるベスト盤が多いのが

お分かり頂けるのでは。

 

 これは、簡単に言うと、レコード会社の思惑がからんでくるわけです。

とにかく、昨今、CDが売れない。

レコード会社は何とか売ろうとする

(例えば、初回盤にDVDをつけるのも、お得感を出しつつ、

1枚当たりの単価を上げるためです)。

よって、狭く深いファンより、広く浅いファンを対象にしたベスト盤が

頻発されるわけです。

セールスの落ちた歌手でも、販売目標を何とか達成するために、

安易なベスト盤が乱発されるわけです。

 

 つまり、平井堅やB’zのようによっぽど売れてる人は

ベスト盤もプラスにしていけるわけですが、

そうでない歌手は、ベスト盤を、

セールスというレコード会社との折り合いをつけつつ、

自分の活動において、何とか意味づけをしないといけない。

そうして歌手イメージを維持しないといけない。

これを失敗すると、ベスト盤のリリースが、

その歌手のイメージの低下、

ひいては寿命を早める結果になりかねないわけです。

 

 だから、ベスト盤でも、いろいろあるわけです。

発表シングルからセレクトしたもの、

デビューからのシングルを網羅するもの、

未発表曲を加えるもの、

歌手本人やファンのベストセレクション、など。

 

 上記の様に、その歌手のこだわり感をみせることも、

ただのベスト盤ではないよ、という意思表示、

ただのベスト盤は出さない方が良いという

意識の表れだと思います。

 

 疲れた。。。SPITZの本題に入ってない。。。(つづく)