佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

[検証]新潟ユース合唱団2007(その3)

2007年11月30日 23時35分40秒 | 合唱

 

 これで最後。

 

 

 細かいことはたくさん有りますが、

今回一番、終わった後でまずいと思ったことがあります。

それは今回のユースが、tek310のこだわりで占められたことです。

 

 

 

 そうするつもりではなかったのですが、

結果として、今回のユース演奏会が、

tek310色に染まってしまったこと、

tek310が全面に出てしまったこと、

これは大きな反省です。

ユースを私物化するつもりは毛頭ないのですが、

今回については、結果的にそう言われても仕方ない、

そんな気がしています。

 

 

 これは、難しいところです。

というのも、2つあって、

まず、「コンセプト」の問題です。

 

 

 どういう演奏会にするか、というのは、

ある程度ビジョンを描けないと指し示せない部分があります。

そういう意味では、

合唱について、人より深く関わっている自分だからこそ

できる部分もあると思います。

やっている人間の特権とも言えますが。

でも、個人的には、今考えると、非常に問題がある気がします。

というか、こういう風にしたくないという思いが強いですね。

ユースはtek310色に染めちゃいかんと言うか、

こだわりで固まっていて窮屈ですね。

 

 

  

 演奏会を実施して参加のハードルを上げてみたこと、

演奏会に客演で雨森文也氏などをお呼びしたこと、

Juneやユートライを巻き込んだこと、

演奏会当日で言えば、

出演者を敢えて客席へ入れたこと、インタビューを設けたこと、など、

全てに意味を持ってやったことです。

でも、窮屈だったなとも思います。もっと自由にとも。

 

 

 もう一つ、「運営上の問題」があります。

今回、実行委員会を作って進めましたが、

結果的に、途中から集まれなくなり、

MLを通じて、tek310が叩き台を出して、

それに対して意見、修正をもらう、という形になってしまいました。

良くなかったのは、仕事が出てきて、

僕がその都度実行委員に仕事を振ったことです。

最初に役割を割り振って、割り当てられた役割の中で、

委員がそれぞれ考えて進めるべきなのですが、

出てくる仕事を僕がその都度振ったことで、

委員にはかえって負担感が多かったのではと思います。

 

 

 総括すると、

tek310が中心になりすぎたこと、

これは、実害が大きかったと思います。

結果的に、前述その1、その2を含めて、

僕にとっては、非常に高い授業料になりそうかなと(苦笑)。

自分が悪いので仕方ありませんが。

 

 

 さて、今後のユースの展開ですが、

単年ごとのプロジェクトなので、どうするかはまだ未定です。

2006、2007が終わり、次は2008年。

いくつか腹案はあるのですが、

まあ、無理のない範囲でと思っています(苦笑)。

金銭的にも精神的にも、そうしないといけないと思います。

というか、少しゆっくり歩きたいです。

そうしないと、自分のためにもならない。

 

 

 自由にやりたいことを挙げてもらうのも良いですね。

夢は語っている時が一番楽しいですから(笑)。

意見求ム!

 


今日オススメの商品。

2007年11月29日 21時47分15秒 | 合唱

 

「ジャ○ネッ○tekがお送りする番組、

今日オススメの商品はこちらです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演奏会ダイエット

 

 

 

【商品の内容】

 

 みなさん、お忙しい日々を送られていることと思います。

そんな中でも、ダイエット、したくありませんか?

でも、忙しくて、つい怠けてしまい、、、

そんな人多いのではと思います。

 

 

 そこで!

 

 

 忙しくてダイエットする時間も無い人に、

打ってつけの商品が有ります。

それがこの「演奏会ダイエット」です。

 

 

 

【効能】

 

 貴方が開きたい演奏会の準備をしながら、

気づいたときには体重減!

特に何もしなくても、

演奏会が終わって気づいたときには、

長年の悩みの種だった体重が減っている!

しかも演奏会の開催という自己実現もできる!

 

 

【使用方法】

 

 演奏会を開きたい1年前くらいから活動開始。

会場を取って、人を集めて、演奏会までやわやわと活動。

すぐに効き目は出ないが、そこで焦ってはダメ。

演奏会3,4ヶ月前くらいから、急に忙しくなります。

その時に、わき目も振らず演奏会事務に邁進、

体重計に乗る時間も無いくらい忙しくして下さい。

演奏会が迫り来ると、様々な”プレッシャー”がやってきますが、

でもそれは、ダイエットのためのいわゆる”サプリメント”。

余すところなく摂取しましょう。

そして、演奏会当日。

貴方の自己実現の集大成の日です。 

 

 

 

 演奏会が終わり、気力も失って、放心状態の貴方。

でも、

しばらくして、

あなたは、ふと、気づくはずです。

 

 

 

「あれっ?なんかベルトが緩いな。。。」

 

 

 

 もしかしてと思った人、

そこで体重計に乗って下さい。

 

 

 なんとっ!演奏会を企画する1年前と比べて、

○kgも減っているではありませんか!

 

 

「おーっ、すげーっ!」

 

 

 こんな歓喜の雄たけびが、

貴方の隣の家からも聞こえてきませんか?

 

 

【値段】

 

 演奏会の規模によって、様々な価格です。

音文練習室で開催する小規模コンサートから、

りゅーとぴあで開催する大規模コンサートまで。

規模の大きさによって、効能が変わってきますよ。

もちろん、大きいほど、効能は大きいです。

でも、小さいといって侮るなかれ。

きっと、貴方の身体に、素敵な変化が訪れます。

 

 

【注意点】

 

 最初のうちは、効き目がはっきり分からないかもしれません。

でも、焦っちゃダメ。

演奏会が近づくにつれて、忙しくなります。

気づいたときには、体重のことなんて忘れています。

わき目も振らず一心不乱に事務を行って下さい。

貴方がもう一度体重のことを思い出す時、

その時が、あなたに訪れる、最大の幸せの瞬間です。

 

 

 尚、このダイエットは、

使用する人によって、効き目の表れ方が異なります。

人によっては、逆の効果を及ぼすことも有りますのでご注意を。

 


[検証]新潟ユース合唱団2007(その2)

2007年11月28日 22時59分02秒 | 合唱

 

 さて、公開できる範囲で書きたいと思います(笑)。

 

 

 いつもの様に、演奏会を迎えるまで反省し、

迎えても反省していました(苦笑)。

なので、書き始めるときりがないのですが、、、

 

 

 今回、一番、誤算というか軽いショックだったのが、

集客です。

これは正直かなり凹みました。

こういう事態を想定しておかないといけないんですよね。

事前に冷静な集客の把握、ですね。

経営者として失格なのはもちろんですが、

一人でも多くの人に聴いてほしいという点では、

今回の集客は残念だったと思います。

アンケートを見る限りでは、聴いて頂いた方に

インパクトは残せたと思いますが。

 

 

 集客と言う意味で言えば、

若い人の集客も物足りないものではありました。

「高校生以下無料」というメッセージが届かなかった部分、

試験期間だという点では止むを得ないのかもしれませんが、

そんなこと言っていたら学生さんはいつでも忙しいですからね。

どうしたらいいものかと思っています。

 

 

 少なくとも、多くの中高には案内が行っているはずなので、

顧問の先生方の目には届いていると思うんですよね。

これは、新潟ユースに限らない問題なので、この辺で。

 

 

 もっと言えば、

僕は、新潟の合唱界において、

これ以上ないコンテンツを提示したつもりでした。

合唱初心者にも、経験者にも楽しんでもらえるステージとして。

しかし、その内容について食いついた人があまりいなかった。

これも、非常に根深い問題で、

僕一人でどうこう出来ないのが現状なのかと。

逆に言えば、正直、これさえ何とかなれば、

どれだけきつくてもやり切れるんですよね。

「合唱の演奏をたくさんの人が聴きに来るという習慣」、

うーん、厳しい現状ですね。。。

「告知しなくても自分で情報を探してくるという段階」、

あまりにも遠い目標ですね。。。

対岸の火事、といったところなんでしょうね。

 

 

 さて、ネガティブな日記になっているので、

この辺で止めておきます。

あと1回、検証ネタを書いて、終わりにしたいと思います。

  

 


[検証]新潟ユース合唱団2007(その1)

2007年11月26日 20時56分03秒 | 合唱

 

 昨日日曜日の閲覧数が240。

久しぶりに200を突破しました。

団員の皆さんでしょうかね。ありがとうございます。

読まれると逆に色々書きづらいですね(笑)。

 

 

 アンケート、まだ読んでいません。

スコアペンを渡すと、回収率がぐっと上がります。

ありがたいですね。

読んで影響される前に、幾つか書きたいと思います。

 

 

 良かった点を挙げてみたいと思います。

 

  

 声や拍手を聴く限り、概ね好評だったという実感は有ります。

団員などの反応を見ても、やって良かったという思いもあります。

参加した人が損したと思うのは最悪なので(苦笑)。

聴き手や歌い手として関わった人については、

少し幸せになってもらえたかと。

 

 

 自分が褒められることは正直どうでもいいんです。

前日に少し書きましたが、

僕が喜びを感じた瞬間というのは、

前日、ユースの練習時に良い音が鳴らなくて、

雨森先生からの幾度も続くダメ出しに、

苦戦しながらも、必死に音楽に向き合って、立ち向かっていた姿。

良い音は鳴ってなかったけど、

その団員の姿に、一人でコソッとウルウルきていました。

団員が愛おしく思えました。

雨森先生が、良い音が鳴るまで妥協しなかったこともありますが、

演奏会がただの記念でなく、イベントでなく、

歌うこと、音楽することに、真剣に向き合った瞬間が、

本当に貴重だったと思います。

 

 

 前日の話で言えば、

ユースの練習後の3団合同での練習。

雨森先生はパートをバラバラにして、

大きな輪にしました。

ユースと、Juneと、ユートライが、

この場で生きたアンサンブルをしていた、

僕は正直、一人で声につまり、何度も泣いていました。

汗と涙が入り混じっていました(笑)。

本番も大事なんですが、

今、この時間が、心から愛しいと思いました。

 

 

 演奏会を企画した当初、

雨森先生と文書を通じて、本音で、

お互いを理解する時間がありました。

当初僕が考えていたように妥協を重ねていたら、

この日の演奏は無かったと思います。

「どういう演奏会をするかではなく、

どういう演奏をするかが大事」

この言葉は、ずっと心に刻んでいきたいと思います。

 

 

 もちろん、多くの人を巻き込むというのは、

難しい部分もありました。書けないけど(苦笑)。

でも、何が大事なのか、何のためなのか、

それに気づけたことは、僕の一生の財産だと思います。

 

 

 今日は良いことだけ書いておきます(笑)。

前日のことばかり書いているのは、

当日は事務をしながら、歌いながら、

どこか反省モードに入っていたからです(苦笑)。

さて、どこまで書きましょうか。。。

どこまで書いて良いんでしょうか。。。

(その2へつづく)

 


新潟ユース合唱団2007&レディースクワイヤJune、合唱団ユートライの饗宴(その1)

2007年11月25日 23時40分55秒 | 合唱

 

 当日。

 

 

 9時に会場入りし、

楽屋等のセッティング。

舞台上のセッティング。

実行委員の人に活躍していただきました。

もっと綿密な打ち合わせをしておくべきだったかなと。

余裕がなくて、、、いけませんね。

 

 

 リハは新潟ユース「かみさまへのてがみ」から。

正直今回は、自分はスタッフ専従にすべきだったなと。

裏の方が気になって表(ステージ)になかなか集中できず。

ユース「海の詩」のリハもそうでしたが、

結局両方ともほとんどステージで歌えず。

「海の詩」では、コップに水を入れて、

それをストローで吹く音を拡声する場所が有り、

そのセッティングなどで時間がかかりました。

最終的には舞台監督さんの手も借りてなんとか。

 

 

 事情があり、前日にリハ順をかえ、

June、合同、ユートライの順に。

裏で、受付の方や諸々仕事をしていて、

この時点で反省しながら動いていました(笑)。

知る人たちが知れば、何と稚拙な仕事ぶりだろうと。

もっと細かく事前準備して、分担しておかないといけない。

一人凹みながらなんとか準備をしておりました。

 

 

 受付周りもチラシ挟みなど皆さんから手伝ってもらい、

開場ギリギリまで準備してました。

開場してからも落ち着かず。

とにかく歌うので着替えて準備。

 

 

 舞台袖。

実はここでも反省モード。

やっぱり集客が厳しい。

承知してはいたのですが、、、まあこの辺は後日。

 

 

 開演。

最初は新潟ユース「かみさまへのてがみ」より。

うーん、この曲、もっとできたなーという反省。

もっと身体に入れたかったですね。

 

 

 続いてユートライ。

というか、袖に引っ込んでから、しばらく、

衣装チェンジを忘れる(笑)。

というか、完全にテンパっていました。

慌てて黒黒に着替え、ステージへ。

ユートライは、堀内作品2曲は、

今回ベースが少なくてちょっと大変でした。

萩さんの「今日は死ぬのにもってこいの日だ」は

結構上手くいった実感が。良い曲です。

 

 

 続いてJune。

演奏は袖で聴いていました。

というか落ち着かなくて聴けてはいませんでしたが(苦笑)。

 

 

 休憩後ですが、

これが実はずっと気になっていました。

また後日書きますが、

せっかくなので、3人の指揮者の方に話を伺う場を

作りたいと思っていたんですね。

で、結局自分が司会をして、

箕輪先生、名島先生、雨森先生の順にインタビュー。

後で言われたのですが、

ステージに出て行って自分が何者かを名乗り忘れました(苦笑)。

「お前誰だ?」と。

インタビューは、、、まあ何とか終えましたが、

先生方に感謝です。僕がブレ過ぎて、

おそらくイメージが沸きづらかったと思うので。。。

 

 

 インタビュー後は新潟ユース「海の詩」。

非常に熱い演奏になったと思います。

新潟ブラボー協会(略称NBA)から

「ブラボー」の声が(笑)。

 

 

 その後合同「水のいのち」より。

これは前日の練習から音が変わり始めていて、

集中した演奏になりました。 

 

 

 アンコールはなし。

お客さんの拍手が最初から最後まで温かかったですね。

 

 

 レセプションは駅南のお店にて。

tek310はコンサート会場の手続きを終えて合流。

うーん、花束もらってしまいました。。。すみません。

なんか色々言われていたみたいですが(笑)。

くしゃみは出なかったのでまあいいかと。

髙橋先生を駅までお送りし、

戻って終了後2次会へ。

2次会終了後雨森先生をお送りし、

その後、別の飲み会に合流。

1年分話しましたね(笑)。いやはや。

帰宅は午前3時でした。 

 

 雨森先生、髙橋先生、箕輪先生、斎藤先生、

名島先生、鈴木先生、June、ユートライの両団員の皆様、

ユース実行委員及び団員の皆さん、練習ピアニストさん、

お手伝いいただいた全ての方にお礼申し上げます。 

ありがとうございました。

 

 

 今日は出来事をなぞっただけでしたが、

後日、もう少し具体的に、分けて書いてみたいと思います。