佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

プレッシャー。

2015年05月29日 17時13分59秒 | スポーツ
 
 アルビレックス新潟、
カップ戦ですが勝ちましたね。
 
 かなりの危機的状況で、
リーグ戦に集中、とか言ってる場合でなく
(選手も足りてないし)、
とにかく勝利という薬が欲しかったので、
勝ったことは本当に良かったです。
 
 まだ半分以上残っているとはいえ、
選手にはすごいプレッシャーがかかっていると思います。
広島戦で怒ったサポーターと大井主将が話をしていましたが、
サポーターが怒りたくなる気持ちは分かります。
それくらい最近の失点の仕方は良くない。
粘り無くあっさり、とサポーターには見えている。
でも、選手は今の時点で当然頑張っているわけで、
じゃあそれがなぜそういうことになるのか、
っていう分析と対策が必要になる。
 
 「気合い」「結束」というマネジメントだけでなく、
メンタルコントロールという意味で、
いかに自分の力を出すことが出来るか、
という部分。
選手はすごいプレッシャーを感じて、
それを良い意味でプレーに活かさないといけないけど、
現状逆効果になっていて。
 
 精神面でなく、プレーの技術面の修正として、
マークにとらわれすぎず、行く時と行かない時の
メリハリを付けたこと、
前と後ろから選手を挟んだりサイドに寄せていって
ボールを奪うとか、
目に見えて変えたことは分かりましたね。湘南戦は。
継続出来るかが鍵になると思います。
 
 選手やスタッフは
大変なプレッシャーと戦っているんだろうし、
それを考えると、自分が感じるプレッシャーなど、
プレッシャーのうちにも入らないんだけど、
プレッシャーは自分の心の中で作り出すものなので、
大小の問題じゃないんですよね。
どんな立場においても、
メンタルコントロールというのは大切なんですよね。
 
 明日の試合も頑張って欲しいですね。
自分もがんばらないといけません。
 

合宿でした。

2015年05月28日 14時36分55秒 | 合唱
 
 先週末は、新潟市内ではありましたが、
新潟混声合唱団の合宿でした。
 
 昨年11月中旬から
練習に伺うようになり、
いよいよ7月、定期演奏会です。
この団での初指揮になります。
宜しければご来場下さい。

新潟混声合唱団第45回定期演奏会
 
2015年7月4日(土) 開場:13時30分 開演;14時
新潟市音楽文化会館ホール
 
Ⅰ. さくらももこの詩による
無伴奏混声合唱曲集「ぜんぶここに」(相澤直人)より
 
Ⅱ. 現代イギリスの響き
 (ラター、ミーラー、チルコット)
 
Ⅲ. 林光の世界
「うた」「死んだ男の残したものは」「ねがい」
 
Ⅳ. 混声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」
                (編:源田俊一郎)
 
指揮:佐藤 匠
ピアノ:梅津幹子
ヴァイオリン:松村牧子
 
前売り1,200円、当日1,500円(中学生以下無料)

プレイガイド:
新潟市音楽文化会館
トップトラベル新潟(DeKKY401)
新潟伊勢丹
ヤマハミュージックリテイリング新潟店
インフォメーションセンターえん(新潟日報メディアシップ1F)
コンチェルト
 

思いのほか

2015年05月25日 13時49分11秒 | 合唱
 
 日が空きましたね。。。
 
 仕事はしております。
 
 新潟大学医学部合唱団の(私の)新年度の練習が
始まりました。
 
 新歓の時期を経て、
16日は歓迎会に出席してきました。
全体としてたくさん入団したみたいで良かったです。
現役生の頑張りに由るところだと思います。
男声不足ではありますが。。。
 
 19日に練習としては初顔合わせで、
6月のジョイントコンサートで演奏する2曲を
練習しました。
初回にしてはまずまずだったと感じています。
現役生も多い訳じゃないですが、
歌に関しても一人一人がしっかり歌おうとして
引っ張っている感じがしますね。
 
 新入団員の皆さんには
ゆっくり慣れていってほしいと思います。
 

正念場。

2015年05月18日 20時31分23秒 | スポーツ
 
 アルビレックス新潟、危機。
 
  
 16日の土曜日の試合を観に行ってました。
 
 スタジアム、お客さんは多くなかったけど、
サポーターの声の様子が、
「この試合を勝たないと」という意気込み、
強い気持ちで後押ししているように感じました。
 
 チームは下位に低迷。
チャンスは作れど点は取れず、
イージーミスを繰り返して失点して負ける、
というパターンが続いていて、
GWの連戦もほとんど良い結果が出ませんでした。
ラファエル・シルバが離脱してからそれは顕著で、
そのうえ、レオ・シルバが検査のため一時帰国、
という状況に陥ってのこの試合でした。
サポーターが後押しする気持ちを強く感じる
試合前でした。
 
 しかし、惨敗。
 
 これでもかというくらい
ひどい敗戦でした。
 
 ここで勝てなくてどこで勝つの?という理由が
たくさんあったんですね。
 ここ何試合も勝利の無い仙台相手、
しかもアルビ自体が仙台にしばらく負けてなくて、
加えて新潟相手に限らず、仙台がアウェー戦で
ずっと勝っていないという状況。
しかもホームで、
これだけの好条件が揃っているのに、
0-3で敗戦したわけですね。
 
 内容もまあ悪かったですね。
ラファエルとレオ・シルバがいない試合というのが
5月6日にもあったんですが、
その試合もまあ内容がひどかった。
中盤が全く構成出来ず、相手の出足に負けて
ギリギリで引き分けに持ち込む試合でした。
 
 この日の試合も同じようにひどい状況でした。
レオシルバの離脱によるところだと思いますが、
今まで構想があり、何回か試したであろう舞行龍のボランチが
全くと言って良いほど機能していませんでした。
何より、信じられない1失点目。
そして仙台に効果的にボールを繋がれ、
守備が後手後手を踏むという状況。
プレスが甘かったとはいえスーパーな2失点目と
だめ押しの3失点目。
もうぐうの音も出ない敗戦でした。
 
 ゴール裏のサポーターは怒っていました。
僕自身、毎試合チェックしている身からすると、
あの試合後に選手に向けて拍手する気にはなりませんでした。
戦う気持ちでも負けている(この言葉はあまり好きじゃないけど、
そう見えてもおかしくない試合でした)状況に、
「正念場」と思って声を出していたサポーターは
裏切られた気持ちになったと思います。
 
 彼らはきっと、僕ももちろん、
こんなことで応援を辞める訳は無いのですが、
ただ久しぶりの正念場だと感じています。
次節の出場停止やケガ人の状況、
更に試合内容の悪さ、
好転するきっかけを見出しづらい雰囲気です。
 
 どうしたら良いんでしょうかね。
 
 僕は、動ける選手ばかりでなく、
ボールを扱える選手をスタメンで使って欲しいと願っています。
これだけセットプレーがあっても味方に合わず、
どうしたものかと。使われるタイプの選手ばかりで。
 
 守備の仕方も再考する必要があると思います。
人に厳しくとやっていますが、
現実試合を見ていると、厳しく行けていない
(後手を踏んでいる)状況があります。
ボールが入ってから一人が寄せる、そこで奪えず
フリーになっている選手にボールが入りまた後から寄せ、
の繰り返しの状況です。
ボールが入ってから一人で寄せに行くので、
案外ボールが取れない。
その後で遅れてサポートに行くと、それでフリーになった選手を使われる、
という感じ。
2013年のように、相手に考える時間を与えないくらい
囲い込んで奪いにいく守備、という状況でなく、
激しく行くと言ってもリアクションの守備になっているように
試合を見ていると感じます。
そして粘りの無い守備での失点。
 
 守田の守備の不安定さやキックの精度の低さ、
大井と舞行龍の精彩の無さ。
サイドバックが上がっていっても、
攻撃の終わり方が悪くてそのスペースを使われて
センターバックの守備の負担が増えているということも
あろうかとは思いますが。。
 
 攻撃面での連携という意味では悪い状況です。
信じられないくらいシュートが枠に行ってないこともあるし、
何と言うか、誰も活きていない、活かされていない攻撃なんですよね。
裏を狙っている時にボールが出ない、
サイドバックが走っているのに使われない、あるいは減速してパスを貰う、
足元足元で狙われやすい守りやすい攻撃になっています。
 
 ラファエルシルバとレオシルバがいれば、
降格に値するチームだとは思えないのですが、
いなくなった瞬間、降格に値する内容の試合になっています。
 
 ちょっとまずいんじゃないかな。
 
 誰がチームの中心なんだろうか。
というか、誰が引っ張るのか。
個人として精彩を欠く選手がこれだけ多い中。
 
 選手を絞っている上で離脱者が増えているこの状況。
何を変える、何を得るのが得策なのか。
 
 変わらず応援するしか無いのだけど。
 
 がんばるということに活路を見出さないで欲しいんですよね。
まだシーズンが結構あるので、
どういう手だてを講じた上でハードワークなのか、
という「変化」を期待したいです。
  

合唱団ユートライ&混声合唱団鈴優会 Joint Concert

2015年05月14日 14時01分29秒 | 合唱
 
 合唱団ユートライと混声合唱団鈴優会の
ジョイントコンサート、
10日、新潟市音楽文化会館にて終演いたしました。
ご来場下さった皆様ありがとうございました。
 
 同じ指揮者で、コンクールにも出ていて
(同じとはいえ鈴優会さんは全国大会にも行かれていますが)、
共演の話が以前からあり、
2年前だったかのJCDA合唱の祭典での初演作品のステージで、
それは一度実現しました。
 
 その後、両団で二群合唱のそれぞれを担当して、
という珍しい企画の話が実現化し、今回に至りました。
僕はトレーナーという立場ですが、
ここまで団内でもいろいろあったこともあり、
運営は勿論ですが、
音楽的には各パートリーダーが中心となって、
少し自立や自覚という意味で変化があったと思います。
あまり僕がしたこともなく(笑)
皆さん頑張って無事終了しました。
 
 合同での練習は、4月下旬の合宿と前日当日、
というスケジュールでしたが、
それぞれの団員が練習に少し行き来したりと、
会えない日々を穴埋めしてこの日を迎えました。
 
 オープニングは各団の団歌。団内指揮者による指揮でした。
鈴優会さんの団歌は演奏が難しい曲ですが、
素敵な演奏でした。
続いて私の指揮でユートライの団歌。
完全版での演奏は初めてでした。
良い曲ですね。入りは失敗しましたが(苦笑)、
らしさは出たと思います。
 
 ブルックナーのモテットは両団合同で。
人数が多い団体に居なかったということもあり、
有名な作品ですがこれまでなかなか演奏出来ませんでした。
貴重な機会となりました。
人数が多いならではの響きは出せたかなと。
 
 バッハのステージでは2群に分かれて。
第一コーラスが鈴優会、第二コーラスがユートライでした。
Ich lasse nicht~は安定した演奏だったと思います。
Komm, Jesu kommは難しい作品でした。
バッハは隙が許されないというか、
どこまでいっても満足出来ないですし、
まだ詰められるところは沢山あったと思います。
新潟でこの曲を演奏する機会を持てたことは
意義あることだったと思います。
 
 第3ステージは両団合同での女声、男声、混声。
演出面でいろいろ課題はありましたが、
合同としては演奏の質を詰められたと思います。
指揮者が同じということの利点ですね。
特に女声の曲は決して簡単な曲ではないので、
皆さん良く歌っていたと思います。
 
 最後のステージはラインベルガーのミサ曲変ホ長調でした。
僕が以前から恋焦がれていた大好きな作品で、
本当は指揮したいですが(笑)
歌えることに大きな喜びを感じていました。
名作ですね。
バッハと違う意味で、2群合唱の味わいを
より感じられる作品だったと思います。
今回の人数や編成他考えると、一番合っていて
良い演奏になったのではと思います。
 
 アンコールは「鴎」でステージが締めくくられましたが、
300人を超える聴衆にご来場頂き、
本当にありがとうございました。
なかなか聴くことの出来ない作品で、知らない曲も
あったと思いますが、
2群のサウンドに触れるだけでも非常に楽しめる
ステージだったのではと感じています。
 
 ユートライとしても、非常に刺激を受けていたと思います。
今度は東京で、という話もあり、
今後も何らかの形で関わり合っていけると良いですね。
皆様おつかれさまでした。