佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

コンクール。

2015年08月30日 01時14分58秒 | 合唱
 
 23日はコンクール県大会でした。
 
 トレーナーを務める合唱団ユートライは
関東支部大会へ駒を進めることとなりました。
茨城県へ行って来ます。
  
 運営もありましたが、
いろいろ一筋縄ではいかないですね。
初の試みもありましたので、
いろいろ前に進めていきたいと思います。
 

笑える自虐

2015年08月28日 17時44分56秒 | 合唱
 
 笑える自虐、が
私の課題ですかね。
 
 相手が困る自虐は良くないですよね。
 
 自分が誰かから言われても
言葉に詰まることがあるし。
 
 笑えない自虐=卑屈
ということなんでしょうね。
 
 自分で書いていて耳が痛い(笑)
 

大事と小事。

2015年08月25日 00時04分41秒 | 合唱
 
 大学生4年生の頃、オペラ研究会で
活動していたことがある。
 
 大学生、しかも地方大学なので、
オペラに必要な大道具小道具が
揃っている訳もなく、
そしてお金がある訳でもなく、
ただ時間のみがあり、
自分たちでひたすら製作していた。
 
 その中心となっていた私の同級生は
道具作成の際、細部に異常なこだわりを持ち、
その命を受けて作るメンバーから
多少のひんしゅくを買っていた。
 
 「遠くからだけでなく、
近くから見ても良いものを」
 
 彼はしきりにそう言っていた。
 
 そうして出来上がった
数々の大道具と小道具。
決して高い材料を用いた訳ではないが、
確かに良い出来上がりになっていた。
「自分たちで作った」という思い出の分を除いても。
 
 とても壊す気にはなれない。
出来上がった品物を見てそう感じた。 
実際、現在でもそれらの多くは保管され、
様々な舞台で使用されている。
 
  
 合唱の演奏を客席で聴いていると、
声が出ていて、一見見栄えの良い演奏に
接することがあるが、
そういう演奏に限って、
細かい部分が疎かになっていることがある。
その演奏だけ聴いていると分からない場合も
あるのかもしれないが、
細部まで行き届いた演奏に接していると、
そうでない演奏の粗というのが自然と見えてくる。
 
 大枠を大事にするか、
細部を大事にするか、
音楽作りの際に話題になることがある。
大枠をなるべく大きくしてその後削っていく、
という作業の方法が大勢なのだが、
結局のところ、細部をどう作るか、という
こだわりが無い人には、削るという作業が出来ない。
どう削って良いか分からないから、
まずとにかく見栄えの良い大きいものを作ろうとするからだ。 
 
 使っている材料が決して高いものでなくても、
良いものを作ることは出来る。
そこに必要なのは、ただただ丁寧で誠実な作業である。
細部を疎かにする者に、本当の意味での大枠を
作ることは出来ない。
 
 一歩一歩、即ち、一音一音。